保育士向け派遣会社おすすめ比較ランキング10選!選ぶ際に大事な5つのポイント

保育士派遣会社 キャプチャ
  • 派遣保育士に興味があるものの働き方がよくわからない
  • 派遣にはどんなメリットがあるのだろう
  • 時給も高くて融通も利きそうだけれど本当にそんな求人が見つかるのかな

派遣社員という働き方に、疑問や興味を抱いている保育士さんもいるのではないでしょうか。

派遣という雇用形態には不安定なイメージをもつ人も多いかもしれませんが、正職員にないメリットもたくさんあります。

当記事では、

  • 保育士さんにおすすめの派遣会社9選
  • 保育士さんが派遣会社を使うメリット・デメリット
  • 選ぶ際に大事なポイント

など、派遣保育士を検討している人に役立つ情報を詳しく紹介しています。

記事の最後には、派遣保育士が向いている人・向いていない人のチェック項目もご用意しているので、ぜひチェックしてみてください。

目次

保育士向け派遣会社おすすめ比較ランキング10選

この章では、保育士さん向けのおすすめ派遣会社を比較ランキング形式で紹介します。

なおランキングの結果に関しては、以下をもとに編集部が独自に順位付けしています。

ランキング選別理由

各派遣会社の解説だけでなく、強み言えるグッドポイントも紹介しているので、気になる派遣会社があったらぜひ登録してみてください。

保育士ワーカーは求人票には載らない情報も知りたい人におすすめ

■保育士ワーカーのグッドポイント

  • 求人票に載らない情報も教えてもらえる
  • 保育士専門のアドバイザーが徹底サポート
  • 給与前払いサービスあり

保育士ワーカーは、トライトグループが運営している保育士の求人に特化した派遣会社です。

求人票には載らないような情報も知りたい人は、保育士ワーカーがおすすめ。

残業時間や有給消化率、職場の人間関係などの情報も教えてもらえるからです。

今までの紹介実績を活かし、各求人に関するさまざまな情報を把握しているため、求人情報ではわからないようなことも伝えてもらえます。

応募する前に職場の情報がわかるため「思っていた職場と違う」なんてことがありませんよ。

また保育士専門のアドバイザーが、希望する派遣先を見つけるまで徹底サポート。

派遣先の紹介はもちろん、面接対策や派遣後もサポートしてくれるのも心強いですよね。

さらに働いた分の給与の一部を給料日前に受け取れる「給与前払いサービス」があるのもポイントの一つ。

急にお金が必要になったときにも慌てる必要はありませんよ。

出張面談にも対応しているので、近くに登録拠点がない人でも利用しやすい派遣会社です。

派遣先施設形態 保育園、幼稚園、認定こども園、乳児院、学童保育、小規模保育園、院内保育、企業内保育、認可保育園
対応エリア 全国
福利厚生 社会保険、有給休暇、入社時研修、給与前払いサービスCRIA(クリア)など
登録面談方法 Web登録
拠点 大阪本社、東京本部
運営会社 株式会社トライトキャリア
公式サイト https://hoikushi-worker.com/

保育士ワーカーで仕事を探す

ウィルオブ保育は自分に合った職場を紹介してもらいたい人におすすめ

■ウィルオブ保育のグッドポイント

  • 派遣会社大手のウィルオブが運営
  • 関東・関西の保育士求人に強い
  • 「日払いOK」「週払いOK」の求人あり(※1)

ウィルオブ保育は、東証プライム市場上場企業の子会社が運営する派遣会社です。

自分に合った職場を紹介してもらいたい人は、ウィルオブ保育がおすすめ。

面談では丁寧に経歴や希望条件のヒアリングを行っており、マッチ精度の高い求人を紹介してくれるからです。

就業後の親身なサポートもあり、約8割が半年以上仕事を継続しています。(※2)

保育士だけでなく、「主任」「園長」「幼稚園教諭」などの求人紹介も可能です。

派遣先は関東・関西が中心ではあるものの、施設の形態や規模もさまざまで、40代50代のミドル層も活躍中。

さらにうれしいポイントとして、「日払いOK」や「週払いOK」のお仕事があることも挙げられます。(※1)

「職場が合わなくてすぐやめてばかり」という保育士さんは、ウィルオブ保育を利用してみてはいかがでしょうか。

(※1)規定あり
(※2)ウィルオブ調べ 2016年4月入社者のデータから算出

派遣先施設形態 認可保育園、認可外保育園、小規模保育園など
関東・関西エリア中心 全国
福利厚生 社会保険加入、有給休暇、優待サービス、昇給あり、日払いOK、週払いOK、交通費全額支給など
登録面談方法 Web登録、対面またはオンライン面談
拠点 新宿、横浜、大宮、大阪、名古屋、福岡(※保育士のお仕事紹介に対応している拠点)
運営会社 株式会社ウィルオブ・ワーク
公式サイト https://willof.jp/works/jobtype/type_childcare

ウィルオブ保育で仕事を探す

せんとなび保育は専門性の高いコンサルタントにサポートして欲しい人におすすめ

■せんとなび保育のグッドポイント

  • コンサルタントは全員「有資格者」「福祉職経験者」
  • コンサルタントは事業所と求職者両方を担当
  • 職業紹介優良認定事業者に認定されている

せんとなび保育は、セントスタッフ株式会社が運営している保育士の求人に特化した人材紹介サービスです。

保育業界を熟知したコンサルタントにサポートしてほしい人は、せんとなび保育がおすすめ。

コンサルタントは全員「有資格者」「福祉職の経験者」だからです。

保育業界をよく知っているからこそ、希望条件に合った職場の紹介が可能であり、悩みや疑問にも親身に対応してもらえます。

さらに、一人のコンサルタントが事業所と求職者の両方を担当。

分業していないため、登録から就業まで一気通貫制でサポートしてもらえますよ。

また、自分では聞きにくい待遇面や人間関係などもコンサルタントは事業所からヒアリングしているため、応募前に職場の雰囲気などを伝えてもらえます。

2022年4月には厚生労働省が定める基準をクリアした事業所が取得できる「職業紹介優良認定事業者」に認定されました。

WEB面談にも対応しているので、近くに事業所がない人や忙しくまとまった時間が取りにくい人にも利用しやすいサービスです。

派遣先施設形態 認可保育園、小規模認可園、認定こども園、認証保育園、認可外保育園、幼稚園、放課後等デイサービス、企業主導型保育、企業内保育、託児所、学童保育、病院内保育、病児保育、インターナショナルスクール、幼児教室、障がい児施設、その他
対応エリア 埼玉・東京・千葉・神奈川
福利厚生 社会保険、定期健康診断、接遇マナー研修、派遣スタッフ研修など
登録面談方法 Web登録
拠点 東京本社、札幌支店、仙台支店、大宮支店、東京支店、横浜支店、名古屋支店、京都支店、大阪支店、神戸支店、広島支店、福岡支店
運営会社 セントスタッフ株式会社
公式サイト https://st-navi.jp/hoiku/

せんとなび保育で仕事を探す

ほいく畑は未経験・ブランクのある人におすすめ

■ほいく畑のグッドポイント

  • 「未経験・ブランクありOK」の求人が豊富
  • 優良派遣事業者に認定
  • 給与の日払いサービスあり

ほいく畑は、ニッソーネットが運営している保育士専門の人材サービスです。

未経験者やブランクのある保育士さんが仕事を探すなら、ほいく畑がおすすめ

未経験・ブランクありOKの求人が多数あるからです。

扱っている求人の約6割が「無資格・未経験OK」、8割近くが「ブランク復帰歓迎」のお仕事。(2023年9月時点)

専任のコーディネーターが、仕事探しはもちろんのこと就業中もきめ細やかにサポートしてくれるので、悩みやトラブルが起きたときでも心強いですよ。

さらに「週3~4日」「短時間(扶養内)」などの条件の仕事も多数あるため、家事と仕事を両立したい保育士さんにもピッタリです。

慣れてきたら社員になりたいと考えている人には、「紹介予定派遣」の紹介も可能。

職場の雰囲気を知ってから社員になれるので、ミスマッチが少なく自分に合った職場を見つけられやすいでしょう。

また、給与の日払いサービスもあり、手続きはスマホから簡単にできるので、急な出費があったときにも便利です。

厚生労働省が定める「優良派遣事業者」にも認定されているので、派遣会社選びに迷ったときには、ぜひ候補に入れてくださいね。

派遣先施設形態 私立認可保育園、幼稚園、準認可保育園、認定こども園、院内・企業内保育、小規模保育事業、公立保育園、学童保育
対応エリア 全国
福利厚生 社会保険、年次有給休暇制度、産前産後休業・育児休業制度、介護休業制度、給与日払いサービスなど
登録面談方法 Web登録
拠点 大阪
運営会社 株式会社ニッソーネット
公式サイト https://hoikubatake.jp/

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ミラクス保育は多くの求人の中から条件のあった仕事を見つけたい人におすすめ

■ミラクス保育のグッドポイント

  • 業界屈指の保育求人を保有
  • 非公開求人も多数
  • 前給制度(週払い)あり

ミラクス保育は、株式会社ミラクスが運営してる保育士専門の派遣会社です。

2021年1月に「スマイルSUPPORT保育」から「ミラクス保育」にサービス名が変更されています。

さまざまな求人を見て条件のあった仕事を見つけたいという人は、ミラクス保育がおすすめ。

業界屈指の保育求人数を扱っているからです。

豊富な求人の中から条件を選んで仕事を探せるので、希望にあった仕事を見つけられる可能性大。

さらに非公開求人も多数扱っているので、ほかでは見つけられなかったような求人に巡り合うチャンスもありますよ。

登録すると、担当のコンサルタントが非公開求人も含め仕事を紹介してくれるのはもちろんのこと、面接などのスケジュール調整や条件交渉もしっかりサポートしてくれます。

また、お給料日の前に給与の一部を受け取れる「前給制度(週払い)」があるのもとても便利。

手続きはスマホやパソコンからでき、早ければ翌日に振り込んでもらえますよ。

紹介予定派遣の保育士求人もあるので、いずれは社員になりたい人も登録を検討してみてはいかがですか。

派遣先施設形態 認可保育園、認証保育園、託児所・ナーサリー、幼稚園、学童保育、認定こども園(保)、認定こども園(幼)、企業主導型保育園、院内保育室、事業所内保育室、訪問保育、その他
対応エリア 全国
福利厚生 社会保険、有給休暇、前給制度(週払い)、保育に関する訓練など
登録面談方法 Web登録
拠点 さいたまオフィス、柏オフィス、東京オフィス、名古屋オフィス、大阪オフィス、神戸オフィス、福岡オフィス
運営会社 株式会社ミラクス
公式サイト https://hoiku.miraxs.co.jp/

ミラクス保育で仕事を探す

ブレイブ保育士は利用満足度の高い派遣会社を利用したい人におすすめ

■ブレイブ保育士のグッドポイント

  • 就業状況に応じて貯まるポイント制度あり
  • 給与の速払いサービスあり
  • 「優良派遣事業者」「職業紹介優良事業者」に認定

ブレイブ保育士は、マイナビグループが運営している保育士の求人を専門に扱っている派遣会社です。

利用するなら満足度の高い派遣会社を利用した人は、ブレイブ保育士がおすすめ。

マイナビグループが運営しているだけあり、全国に求人を持ち求人数も豊富。

さらに大きな特徴は、働いた分の給料の一部を給料日前に受け取れる「給与の速払いサービス」があること。

また、就業状況に応じてポイントがもらえ、そのポイントを集めると好きな商品やサービスと交換できる「B-POINT(ブレイブポイント)」の利用も可能です。

働くだけでポイントが貯まり、約23,000アイテムから交換できるなんて、お得感がありますよね。

ブレイブ専用のメッセンジャーアプリあるので、LINE IDやアドレスを使うことなく問い合わせや担当者との連絡ができるのも便利。

このアプリで、仕事検索や勤怠の報告、速払いサービスの申込みもできます。

「優良派遣事業者」「職業紹介優良事業者」にも認定されていて信頼度も申し分なし。

登録後は電話連絡だけで仕事の紹介をしてもらえ、土日祝も対応しているので、まだ在職中の人にも利用しやすいサービスですよ。

派遣先施設形態 保育園、認可保育園、認定こども園、認証保育園、幼稚園、託児所、学童保育、病院内保育、企業内保育、福祉・介護、その他
対応エリア 全国
福利厚生 速払い・週払いサービス、apアプリ、公式アプリ、B-POINT、社会保険、Web給与明細、健康診断など
登録面談方法 Web登録
拠点 東京本社、札幌オフィス、仙台オフィス、水戸オフィス、宇都宮オフィス、高崎オフィス、埼玉オフィス、千葉オフィス、柏オフィス、新宿オフィス、立川オフィス、町田オフィス、横浜オフィス、新潟オフィス、長野オフィス、静岡オフィス、名古屋オフィス、京都オフィス、大阪オフィス、天王寺オフィス、神戸オフィス、岡山オフィス、広島オフィス、北九州オフィス、福岡オフィス、熊本オフィス、鹿児島オフィス、長崎事務センター
運営会社 株式会社ブレイブ
公式サイト https://www.braves.co.jp/

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わたしの保育は経験やスキルに自信のない人におすすめ

■わたしの保育のグッドポイント

  • 28年の歴史と実績(※)
  • 充実した研修制度あり
  • 読み応えがあって役立つコラムが人気

わたしの保育は、28年の実績(※)を持つ保育業界に特化した派遣会社です。

経験やスキルに自信のない人は、わたしの保育がおすすめ。

充実した保育の研修制度があるからです。

「保育基礎研修」「スキルアップ研修」「年齢別研修」など、経験やレベルに合わせた研修が充実しており、参加費は無料。

受講者の年齢層は20代~60代、保育士としての経験年数も未経験者から10年以上と幅広い人に利用されています。

研修を受けた人にアンケートを行った結果、満足度99%であることからも、とても価値のある研修なのがわかりますよね。

今は仕事を探していない人でも受講は可能であり、興味のある研修はいくつでも、さらに再受講もできます。

また公式ホームページには、保育業界についてのコラムも充実しているので、読むだけでも勉強になりますよ。

扱っている求人は首都圏と関西エリアが中心となりますが、通える範囲にお住まいの人は、登録して損はありませんよ。

※2023年9月時点

派遣先施設形態 私立認可保育園、公立保育園、認定こども園、幼稚園、小規模認可保育園、認可外保育園、病院内・事業所内保育所、学童保育施設・児童館、その他保育施設、高齢者福祉施設、病院、学校、ホテル・飲食店、テンダーの運営施設、その他施設
対応エリア 関東、近畿
福利厚生 社会保険、有給休暇、保育研修、保育カレッジ、イベントなど
登録面談方法 Web登録
拠点 大阪支店
運営会社 株式会社テンダーラビングケアサービス
公式サイト https://www.watashi-hoiku.jp/

わたしの保育で仕事を探す

アスカグループは社員のような待遇の派遣会社を利用したい人におすすめ

■アスカグループのグッドポイント

  • 福利厚生が充実
  • 退職金&賞与&昇給制度あり
  • 保育士のサイトイメージ調査で3冠獲得(※1)

社員のような待遇が受けられる派遣会社を利用したい人は、アスカグループがおすすめ。

福利厚生が充実しているからです。

「同一労働同一賃金」が制定され、社員と派遣との格差は少なくなりましたが、アスカグループは派遣社員にもしっかりと「退職金」「賞与」を支給。

勤務継続3年で退職金制度が摘要、2021年の実績では1人あたり平均15万円が支給されています。

また、派遣社員全員に1時間あたり20円をボーナスとして時給にプラスして支給しているため(※2)、ほかの派遣会社と比べると高い時給で働けます。

さらに、1年ごとに時給が3%アップする「昇給制度」も摘要。(※3)

派遣先が変更になっても昇給制度は摘要されるため、アスカとの契約が継続されていれば昇給し続けられるというわけですね。

扱っている求人は20,000件以上(※4)あり、北海道から沖縄まで保育派遣を行っています。

2020年2月に日本トレンドリサーチが行ったサイトのイメージ調査では、「保育士が友だちに勧めたい保育求人サイト」「理想の仕事に出会える保育求人サイト」「担当者の対応が気持ちよかった保育人材サービス」でNo.1を獲得。

利用者からの支持も高いですよ。

保育に特化したキャリアコンサルタントがサポートしてくれるので、どこの派遣会社に登録するか迷ったときは、ぜひ候補に入れてくださいね。

※1 日本トレンドリサーチ(2020年2月) サイトのイメージ調査
※2~4 2023年9月時点

派遣先施設形態 幼稚園、保育園、託児所、付帯する子供預かり所として、イベント会場、カルチャー教室、説明会、スポーツクラブ、エステ、美容室、ショッピング施設 他
対応エリア 全国
福利厚生 社会保険、有給休暇、教育セミナー、健康診断、退職金制度、昇給制度、賞与(時給に上乗せ)など
登録面談方法 Web登録
拠点 高崎支店、東京支店、横浜支店、相模原支店、八王子支店、大宮支店、宇都宮支店、つくば支店、新潟支店、大阪支店、福岡支店、広島支店、名古屋支店、仙台支店、札幌支店、沖縄支店、岡山支店、京都支店、熊本支店
運営会社 株式会社アスカ
公式サイト https://www.asuka-hu.co.jp/nursery

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ほいくコレクション(ほいコレ派遣)は関西で保育士の仕事を探している人におすすめ

■ほいくコレクション(ほいコレ派遣)のグッドポイント

  • 関西エリアの保育士求人を専門に扱っている
  • 産休育休制度の取得可能
  • 「関西・東海エリア保育が選ぶ信頼できる保育人材会社」1位(※)

ほいくコレクションは、大阪に本社を持つベルサンテスタッフ株式会社が運営している保育士専門の派遣会社です。

関西で保育士派遣の仕事を探している人は、ほいくコレクションがおすすめ。

日本トレンドリサーチが行ったサイトのイメージ調査で「関西・東海エリア保育が選ぶ信頼できる保育人材会社」No.1に選ばれているからです。

求人検索では、「保護者対応は一切ありません」「ピアノが弾けなくても大丈夫です」など、ほかにはないような条件で検索できるのが特徴の一つ。

面と向かっては聞きにくい条件で検索ができるのは、大きなメリットですよね。

さらに、結婚や妊娠を考えている派遣保育士さんには、産休育休制度の利用ができます。

実際に、産休育休をとっている派遣スタッフもいるため、「制度はあるのに取得はできない」なんてこともありません。

はじめて派遣社員として働こうと考えている人には、派遣に対する質疑応答ができる「WEB就活コンシェルジュ」があるので、疑問や不安も応募する前に解消できますよ。

2022年1月の日本トレンドリサーチの調査では、「保育士が選ぶ好感度が高い求人サイト」「保育士求人の口コミ評価の高さ」でも1位を獲得しています。

関西エリアで保育士の仕事を探しているなら、登録する価値が十分にある派遣会社です。

※日本トレンドリサーチ調査(2022年1月)

派遣先施設形態 保育園、認定こども園、私立幼稚園、小規模な保育園、学童保育、その他
対応エリア 大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、愛知県、岐阜県
福利厚生 交通費、有給休暇、各種保険、ほいくカフェ、産休・育休、乳がん・子宮頸がん検診、定期健康診断、インフルエンザ予防接種の費用負担、その他プレゼント企画など
登録面談方法 Web登録
拠点 大阪本社、京都支社、名古屋支社
運営会社 ベルサンテスタッフ株式会社
公式サイト https://hoikucollection.jp/

ほいコレ派遣で仕事を探す

キララサポート保育は勤務開始後も親身にサポートしてほしい人におすすめ

■キララサポート保育のグッドポイント

  • 就業後もしっかりサポート
  • 求人票には載らない生の情報を教えてもらえる
  • 首都圏&福岡の求人に強い

キララサポートは、保育・介護・看護業界に特化した派遣会社です。

派遣就業後も親身にサポートして欲しい人は、キララサポート保育がおすすめ。

「派遣就業開始してからがスタート!」をモットーに勤務開始後もサポートしてくれるからです。

就業している期間こそ繋がりが強くなるように連絡連携を大切にしていているため、「働きはじめたら全く連絡がない」なんてこともありません。

マメに連絡を取っているため、困ったときや悩んだときも相談しやすく、派遣先とスタッフの間に入って調整をしてくれます。

実際に利用している派遣スタッフからは、「迷ったらまず相談という環境が整っている」「就業後も相談に乗ってもらっていて、キララサポートにしてよかった」などの声も届いています。

コンサルタントは直接施設訪問を行い、採用担当者と密に連絡を取っているため、派遣に応募する前に求人票ではわからない生の情報を教えてもらえます。

ただ、扱っている求人は首都圏と福岡県がメインなので、ほかの派遣会社とあわせて登録するのが便利ですよ。

派遣先施設形態 認可保育園、認証保育園、小規模保育施設、認可外保育所、幼稚園、認定こども園、託児所、院内保育所、企業内保育所、障害者施設、その他施設形態(保育)
対応エリア 埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、福岡県
福利厚生 年次有給休暇制度、雇用保険、社会保険、労働者災害補償保険、定期健康診断、インフルエンザ予防接種補助、交通費支給、ベネフィット・ステーション、皆勤祝いプレゼントなど
登録面談方法 Web登録
拠点 東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、北海道、宮城県、愛知県、福岡県
運営会社 株式会社モード・プランニング・ジャパン
公式サイト https://kirara-support.jp/

キララサポート保育で仕事を探す

保育士向け派遣会社9選の公開求人数を調査

「各派遣会社の特徴はわかったけれど、具体的な求人数が知りたい」という人もいるのではないでしょうか。

上記9社の保育士向け派遣会社の公開求人数を調査した結果は以下のとおり。

保育士向け派遣会社 公開求人数(件)
1位 ブレイブ保育士 12,279
2位 アスカグループ 6,517
3位 保育士ワーカー 5,683
4位 せんとなび保育 3,601
5位 わたしの保育 3,017
6位 ほいくコレクション(ほいコレ派遣) 2,584
7位 ほいく畑 2,445
8位 キララサポート保育 2,062
9位 ミラクス保育 1,459

(求人調査日:2023年11月12日)

ブレイブ保育士が、2位のアスカグループの約2倍もの求人数を掲載していました。

求人数の多い派遣会社なら、希望条件に合う求人が見つかる可能性もあるので、お仕事探しがうまくいかない人は、上位派遣会社からチェックしてみるのもいいでしょう。

保育士向けおすすめの派遣会社を希望条件別に選出する

保育士に希望条件別でおすすめの派遣会社

続いて、以下の5つの希望条件別に保育士向けおすすめの派遣会社を紹介していきます。

  1. 時給の高い派遣会社で働きたい
  2. 扶養内・短時間勤務を希望している
  3. 保育士資格なしで働きたい
  4. 未経験だけど保育のお仕事がしたい
  5. 派遣から直接雇用を目指したい
あなたの希望条件にあわせて、おすすめの派遣会社をチェックしてみてください。

1.時給の高い派遣会社で働きたい

高時給を希望する保育士さんは、『アスカグループ』と『ブレイブ保育士』を押さえておくといいでしょう。

なぜなら、どちらも時給1,500円以上の求人を豊富に保有しているからですね。

求人ボックスの給料ナビによると、派遣保育士の平均時給は1,292円。(2022年10月31日時点)

時給1,500円以上となると、高待遇と言えるでしょう。

アスカグループは、ボーナスとして1時間あたり20円を上乗せしてくれているので(※1)、高時給の求人が多いですよ。

また、1年ごとに時給が3%アップする昇給制度を導入。(※2)

働き続けることでさらなる高時給も目指せます。

ブレイブ保育士は、時給1,500円以上の求人数が多いだけでなく、時給1,800円~2,000円とった他社では見つからない高時給求人が出てくることも。

お宝求人に出会う可能性もあるので、登録しておいて損はないでしょう。

※1~2 2023年9月時点

時給の高い派遣会社で働きたい人はチェック!
派遣会社名 おすすめポイント
アスカグループ ボーナス時給上乗せ&昇給制度あり。
ブレイブ保育士 他社では見つからない高時給求人が見つかる。

2.扶養内・短時間勤務を希望している

「扶養内で働きたい」「短時間なら働ける」という人は、『せんとなび保育』『ほいく畑』『わたしの保育』を押さえておくといいでしょう。

いずれの派遣会社も、公式サイト上で「扶養内OK」「短時間」などのこだわり条件で求人検索が可能です。

せんとなび保育は、実際に保育士経験のあるコンサルタントが在籍しているので、扶養内や短時間で働きたい保育士さんの希望や状況などをしっかり理解した上で仕事を紹介してくれます。

ブランクありの保育士求人に強いほいく畑は、結婚・出産を機に家庭に入ったものの、仕事復帰をしたいママさんにおすすめ。

勤務時間の希望がハッキリしている人は、「午前のみ」「午後のみ」「実働5時間以内」などの特徴から仕事を選べる、わたしの保育を活用してみてください。

扶養内・短時間勤務を希望している人はチェック!
派遣会社名 おすすめポイント
せんとなび保育 希望勤務時間に沿った求人を紹介してもらえる。
ほいく畑 短時間勤務から始められるブランク向け求人あり。
わたしの保育 詳細な勤務時間帯から仕事を選べる。

3.保育士資格なしで働きたい

資格なしで保育士の仕事がしたい人は、『ほいく畑』『せんとなび保育』『ブレイブ保育士』をチェックしてみてください。

上記3社は、保育士資格がなくても働ける園・施設の求人をたくさん保有しています。

ほいく畑は、実務経験があれば無資格でもOKだったり、無資格・未経験でも相談に乗ってくれる園の求人を紹介してくれます。

せんとなび保育には「無資格OK」の保育補助の求人があるので、資格も経験も両方ない人はぜひ活用してください。

応募資格を特に設けていない求人が多いのはブレイブ保育士です。

保育業界に詳しい担当者が徹底的にサポートしてくれるので、資格なしで不安な人はぜひ相談してみてください。

保育士資格なしで働きたい人はチェック!
派遣会社名 おすすめポイント
ほいく畑 実務経験があれば無資格OKの求人多数。
せんとなび保育 無資格でもできる保育補助の求人あり。
ブレイブ保育士 担当者のサポートで資格なしでも就業可。

4.未経験だけど保育のお仕事がしたい

「資格はあるけど実務経験がない」という人には、『保育士ワーカー』『せんとなび保育』『ミラクス保育』を活用してみてください。

いずれも資格があれば経験を問わない求人が豊富で、担当者のサポート体制も抜群なため、未経験者にも心強いと言えるでしょう。

派遣先の詳細な情報を把握している保育士ワーカーなら、未経験者でも問題なく働ける園なのかを担当者が判断して求人を紹介してくれます。

せんとなび保育は、ひとりのコンサルタントが事業所と求職者の両方を担当しているので、未経験者でもマッチング度の高い派遣先を紹介してもらえるでしょう。

研修・教育制度の充実した園の求人を多数保有するのはミラクス保育。

さまざまな施設形態の求人もあり、いろんな施設で学びながら働けるので、ぜひチェックしてみてください。

未経験だけど保育のお仕事がしたい人はチェック!
派遣会社名 おすすめポイント
保育士ワーカー 未経験者でも働ける園を紹介してもらえる。
せんとなび保育 マッチング度の高さで未経験でも活躍できる仕事が見つかる。
ミラクス保育 研修・教育制度の充実した園の求人あり。

5.派遣から直接雇用を目指したい

「派遣社員から正社員を目指したい」という人は、『ほいく畑』『ミラクス保育』『ブレイブ保育士』を押さえておくといいでしょう。

上記3社は、派遣社員から直接雇用を目指せる「紹介予定派遣」の求人を保有しており、実際に紹介予定派遣から正社員や契約社員になった人の実績も十分あります。

ほいく畑は派遣だけでなく、正社員の転職支援も行っているので、直接雇用の求人にも強いです。

非公開求人も多数扱うミラクス保育なら、表には出ない好待遇の紹介予定派遣の求人を紹介してもらえるでしょう。

「紹介予定派遣から正社員を目指したいけど不安が大きい」という人は、サポート力が高いブレイブ保育士に相談してみてください。

就業前はもちろん、就業後や直接雇用に切り替える際も相談にのってくれるので心強いでしょう。

派遣から直接雇用を目指したい人はチェック!
派遣会社名 おすすめポイント
ほいく畑 正社員の転職支援サービスあり。
ミラクス保育 非公開の紹介予定派遣の求人を紹介してもらえる。
ブレイブ保育士 直接雇用の悩みや不安も徹底サポート。

派遣保育士の仕組み・働き方を解説

派遣保育士に興味はあるけれど、正職員やパートとの違いがイマイチわからない人もいるのではないでしょうか。

この章では、派遣保育士の仕組み・働き方について解説します。

以下は、一般的な登録型派遣の仕組みを図にしたものです。

派遣保育士の仕組み

  • 派遣保育士は、派遣会社と雇用契約を結び、保育施設から業務指示を受けて働く。
  • 保育施設は派遣会社と派遣契約を結び、保育士を派遣してもらったら、派遣料金を支払う。
  • 派遣料金から社会保険料や諸経費など派遣会社のマージンを除いた分が、給与として派遣保育士へ支払われる。

派遣保育士の雇用主は派遣会社です。

派遣会社で雇用されると、以下のメリットがあります。

■派遣保育士として働くメリット

  • 職場の保育施設などで困ったことや悩みが生じた際は、雇用主である派遣会社の担当者に伝えれば、交渉なども代行してくれる。
  • 派遣会社の充実した福利厚生が受けられる。
  • 仕事内容や勤務時間は契約で規定されているため、規定外の業務や労働を求められることもなく、仕事とプライベートが両立しやすい。

ただし、派遣社員は「労働者派遣法第40条の2」によって、同じ職場で3年以上働けません。

快適な職場であっても、ずっと働き続けられるわけではないのです。

派遣保育士を依頼する保育園や施設運営会社も、契約期間があることをわかっているので、産休代替や正職員が見つかるまでという理由で派遣会社を利用するケースもよく見られます。

そのため、「持ち帰り業務」「担任」「保護者対応」などを任されない傾向にあり、子どもと関わる保育補助などの業務が中心です。

以下に該当する保育士さんにとっては、希望を叶えやすい働き方だと言えるでしょう。

  • 勤務時間や日数などに制限がある
  • 負担の少ない業務がいい
  • ブランクがあって復帰のため現場に慣れたい

さらに派遣には、一般的な登録型派遣だけでなく、次の2つの働き方もあります。

  • 派遣先の保育施設に直接雇用されることを前提とした働き方の「紹介予定派遣」
  • 派遣会社と無期限で契約して働く「無期雇用派遣」

あわせて、一般的な登録型派遣の「派遣保育士」と、「正職員」「パート保育士」の特徴を比較した以下の表も紹介します。

派遣社員以外の働き方と迷っている保育士さんは参考にしてみてください。

派遣保育士 正社員 パート保育士
雇用主 派遣会社 保育園・施設運営事業者など 保育園・施設運営事業者など
雇用期間 有期雇用 無期雇用 有期雇用
業務の指揮命令 派遣先の職場 職場 職場
給与形態 時給 月給 時給
給与の支払い 派遣会社 保育園・施設運営事業者など 保育園・施設運営事業者など
社会保険 派遣会社の社会保険に加入する 保育園・施設運営事業者などの社会保険に加入 保育園・施設運営事業者などの社会保険に加入
福利厚生 派遣会社の規定 保育園・施設運営事業者などの規定 保育園・施設運営事業者などの規定
さまざまな働き方の選択肢がある派遣保育士。働き方や仕組みを理解した上で、ぜひ派遣会社を利用してくださいね。

保育士向けおすすめの派遣会社を選ぶ際に大事な5つのポイント

保育士向けおすすめ派遣会社の選び方

続いて、保育士におすすめの派遣会社の選ぶ際に大事な5つのポイントについて紹介します。

  • 保育士に特化した派遣会社を選ぶ
  • 希望に合う求人数が多いかをチェックする
  • どのような福利厚生があるか把握する
  • スキルに不安がある人は研修やサポート制度の充実した派遣会社を押さえる
  • 正職員も視野に入れているなら人材紹介にも対応しているかチェックする

順に解説するので、派遣登録先に迷っている保育士さんは参考にしてみてください。

保育士に特化した派遣会社を選ぶ

まずは保育士に特化した派遣会社を選びましょう。

保育士に特化した派遣会社は多くの園・施設と取引があるため、各園の情報を熟知しているからです。

保育園と一口に言っても以下のように施設形態はさまざまで、いろんな施設と取引のある派遣会社なら選択肢の幅も広がります。

■保育士の勤務先

  • 認可保育園
  • 小規模認可園
  • 認定こども園
  • 認証保育園
  • 認可外保育園
  • 託児所
  • 企業内保育
  • 病院内保育など

また、保育士の求人が多いのも特化型派遣会社の大きな特徴の一つ。

派遣会社に登録するときは、求人数が多く経営基盤もしっかりしている「大手派遣会社を一社は入れておく」のは一般常識とも言えますよね。

しかし保育士のような職種の場合は、大手派遣会社より特化型の派遣会社のほうが求人数はけた違いに多いです。

全求人数が6万件以上ある大手派遣会社と、前の章でも紹介した保育士求人が一番多かったブレイブ保育士の保育士求人数を調べてみました。

派遣会社名 全求人数 保育士求人
ブレイブ保育士 8,008 7,956
大手派遣会社 66,805 58

調査日2024年1月14日

全求人数に対する保育士求人の割合は、ブレイブ保育士が99%以上なのに対して大手派遣会社は1%にも満たないです。

保育士特化型派遣会社は、求人数が多いことに加え、求人検索する際にも「認証保育園」「病院内保育」などの保育士特有の条件が選べるため、希望に近い求人が見つかりやすいですよ。

さらに、保育士特化型の派遣会社なら園の雰囲気や状況、主要な仕事ができるかどうかなど、派遣保育士が知りたいことも詳しく教えてもらえます。

保育士経験のある担当者が在籍していれば、保育士ならではの悩みなども理解してもらいやすく、現場経験者ならではの視点でアドバイスをしてもらえることも。

今回紹介している派遣会社は、いずれも保育士特化型なので、ぜひ派遣会社選びの選択肢に加えてみてください。

どの保育士特化型の派遣会社を選べばいいのかわからない人は、全国エリアに対応しており求人数の豊富な『保育士ワーカー』と、『せんとなび保育』を押さえておくといいでしょう。

希望に合う求人数が多いかをチェックする

次に、自分の希望に合った求人数が多いかもチェックしましょう。

希望に合う求人数が多いほど、納得できる派遣先に出会える可能性が高まるからですね。

例えば「病院内保育室」での勤務を希望しているのに、認可保育園の求人を主に扱う派遣会社に登録した場合、希望通りの仕事をスムーズに紹介してもらうのは難しいでしょう。

また、「勤務希望エリアの求人が多いか」のチェックも必要です。

首都圏の求人を中心に扱っていたり、関西エリアに密着していたりと、保育士に特化した派遣会社の中には扱う求人のエリアを限定しているところも。

派遣会社全体の求人数の多さで選ぶのではなく、希望条件にマッチする求人に強いかどうかで判断するといいでしょう。

今回紹介している派遣会社の対応エリアをまとめてみたので、ぜひ参考にしてください。

派遣会社名 対応エリア
保育士ワーカー 全国
せんとなび保育 東京・埼玉・千葉・神奈川
ほいく畑 全国
ミラクス保育 全国
ブレイブ保育士 全国
わたしの保育 関東・近畿
アスカグループ 全国
ほいくコレクション 大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・愛知・岐阜
キララサポート保育 東京・埼玉・千葉・神奈川・福岡
派遣会社は複数登録してOKなので、いくつかの派遣会社に登録して、選択肢を広げておくのもおすすめです。

どのような福利厚生があるか把握する

派遣会社の福利厚生の充実度や内容を事前に把握しておくのも大切です。

福利厚生制度は「働きやすさ」「プライベートの充実」「スキルアップ」に影響するからですね。

「社会保険」や「有給休暇」など法律で義務付けられた福利厚生はもちろん、「交通費」を支給したり、「レジャー・ライフサービス」のサポートが充実している派遣会社もあります。

例えば「働くなら金額面で充実しているほうがいい」という方なら、「退職金制度」「昇給制度」「ボーナス支給」のあるアスカグループがぴったり。

「やっぱり健康的に働きたい」という方には、「乳がん・子宮がん検診」や「インフルエンザ予防接種」の費用負担があるほいコレ派遣を選ぶという感じですね。

他にも、お金にピンチなときに使える「日払い」「週払い」の制度や、予防接種の費用負担をしてくれる派遣会社も。

登録前に利用したい福利厚生があるかチェックし、制度についても確認しておくことをおすすめします。

福利厚生については、おすすめの派遣会社10選!でピックアップした派遣会社ごとに詳細を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

スキルに不安がある人は研修やサポート制度の充実した派遣会社を押さえる

保育士経験の浅い人や、経験のない施設で働きたいと考えている人は、研修やサポート制度が充実している派遣会社を選ぶといいでしょう。

派遣される前に研修が受けられれば、仕事に対する不安を解消した上で働けます。

次のようなスキルを持っていると保育士として働きやすいでしょう。

  • ピアノや歌などの「音楽能力」
  • 工作などの「制作能力」
  • 絵本や紙芝居を読み聞かせるための「言語表現力」

さらに保育士には、「判断力」「観察力」「体力」「忍耐力」「共感力」「コミュニケーション能力」などの能力が必要となります。

スキルアップ研修や講習などを実施している派遣会社なら、新たな専門的知識を習得できたり、現場で参考になるヒントを得られたりもします。

また、サポートが充実していれば、職場でわからないことやトラブルがあった時も、すみやかに対応してもらえるので派遣保育士が初めての人も心強いでしょう。

派遣会社を運営する企業が、保育事業や研修会などを手掛けている場合、現場のことを熟知していたり、研修を積極的に行っていたりとサポートが手厚い傾向にあります。

ホームページに記載されている会社概要の事業内容をチェックして、保育に関連する事業を運営しているか確認してみるのもおすすめです。

わたしの保育』は「院内保育室」の企画・運営などを、『せんとなび保育』は「小規模認可保育園」の事業を運営会社が行っています。研修・サポートも充実しているので、ぜひチェックしてみてください。

正職員も視野に入れているなら人材紹介にも対応しているかチェックする

まずは派遣からはじめて、将来的に正職員として働きたいと考えている人は、人材紹介にも対応しているかチェックしてみてください。

人材紹介に対応していれば、正職員求人を紹介してもらうことも可能だからですね。

紹介予定派遣を活用する方法もありますが、派遣社員として働くうちに正社員を目指したいと考えるようになる人もいるでしょう。

また、派遣社員か正職員かで迷っている場合も、派遣と正社員両方の仕事を比較できます。

各派遣会社の公式サイトにある求人検索で、「正社員」や「契約社員」の求人を調べてみました。

派遣会社名 正社員・契約社員求人
保育士ワーカー 20,176
せんとなび保育 4,258
ほいく畑 1,169
ミラクス保育 2,393
ブレイブ保育士 3,571
わたしの保育 1,195
アスカグループ 11,117
ほいくコレクション 72
キララサポート保育 4,408

調査日2024年1月15日

正社員や契約社員の募集もあるなら人材紹介にも対応しているので、希望を伝えてみてください。

正社員として働きたいと思ったときは、【保育士に人気のおすすめ転職サイトランキング9選】利用者の口コミも紹介の記事も参考にしてください。

保育士が派遣会社を使うことで得られる6つのメリット

保育士派遣会社 メリット

保育士が派遣会社を利用するメリットは以下の6つです。

  • 派遣保育士はアルバイト・パートよりも待遇がいい
  • プライベートと両立しやすい
  • 職場を変えやすい
  • 就業開始のハードルが低い
  • いろんな園や施設を経験できる
  • 仕事や職場の悩みを派遣会社の担当者に相談できる

順番に詳しく解説していきます。

1. 派遣保育士はアルバイト・パートよりも待遇がいい

派遣保育士には、アルバイト・パートの保育士よりも待遇がいいというメリットがあります。

アルバイト・パートよりも時給が高く、派遣会社の福利厚生を利用できるからですね。

時給が高い理由は以下のとおりです。

  • 勤務先となる保育園が採用・研修コストを負担しない
  • 時給にボーナスが含まれている

実際にはたらこねっとで、派遣保育士とパート・アルバイト保育士の時給を調べてみました。

  • 派遣保育士の平均時給:1,523円
  • パート・アルバイト保育士の平均時給:1,135円

調査日2024年1月15日

同じ保育士でも派遣とパート・アルバイトでは、派遣保育士のほうが400円弱時給は高いことがわかります。

1日8時間働いたとすると、その差額は3,104円、月給にすると62,080円の差となります。(月20日勤務とする)

同じように働いて月に6万円の差はかなり大きいといえるのではないでしょうか。

ツイッターでも、派遣保育士は時給が高いと具体的な数字を挙げてつぶやいている人がいました。

また派遣保育士の雇用主は、保育園ではなく派遣会社となります。

福利厚生制度の充実している派遣会社なら、直接雇用のアルバイト・パートより活用できる福利厚生があるケースも。

もちろん派遣社員でも勤務期間や勤務日数などの条件を満たせば、有給休暇や産休・育休もしっかり取得できます。

「高時給」「充実した福利厚生」を求めるなら、アルバイト・パートよりも派遣保育士がおすすめです。

当編集部が派遣保育士経験者に行った口コミも紹介します。

利用者の声
  • 派遣は高時給なので、正社員だと大変だけどお金がほしい方もオススメです。
〔出典〕独自アンケート調査
利用者の声
  • 時給も普通より高いので働き甲斐があります。
〔出典〕独自アンケート調査

2.プライベートと両立しやすい

プライベートと両立しやすいのも、派遣保育士のメリットです。

派遣保育士には以下のような特徴があるからですね。

  • 勤務日・勤務時間帯を選べる
  • 勤務期間を選べる
  • 勤務地を選べる
  • 残業・持ち帰りが少ない
  • 事務作業が少ない

そもそも保育士は、子供がいる時間はお世話をしています。

そのため、行事の準備や指導計画などの仕事は子供たちが帰った後にやるのが一般的です。

日中に時間が取れないことや業務量が多いため、残業や家に持ち帰る仕事が多い職種なんですね。

保育士の残業や持ち帰り仕事には次のようなものがあります。

  • 指導計画の作成
  • 園児の保育記録の記入
  • 教室内の装飾づくり
  • クラスだよりなど配布する手紙の作成
  • 行事用の衣装や小道具の作成

残業や持ち帰り仕事が多いため、令和2年8月24日に公開された厚生労働省の資料「保育士の現状と主な取組」では、保育士の退職理由の3位に「仕事量が多い」が入っています。

このことからも保育士業務の大変さがわかるのではないでしょうか。

しかし、派遣保育士は「持ち帰りなし」「残業なし」が基本なので、仕事とプライベートをしっかり区別できます。

たとえ残業が発生しても残業手当が支払われますし、「就業条件明示書」に時間外労働について明記されていない場合は断ってもOKです。

正職員のようなフルタイム勤務や残業が当たり前といったこともなければ、系列園への人事異動で勤務地が変わることもありません。

「時短で働きたい」「夕方勤務はNG」「土曜日は出勤したくない」といった希望条件で働くこともできます。

またあらかじめ就業期間が決まっているので、「短期で働いたあとにしばらく仕事を休んで留学」といった働き方も可能です。

「自分の子どもと過ごす時間も大切にしたい」「保育士資格を活かしてフレキシブルに働きたい」という人には、派遣保育士がおすすめです。

当編集部が派遣保育士経験者に行った口コミも紹介します。

利用者の声
  • とにかく残業がないことが嬉しい。正規で働いていた時は朝早く夜遅かったので、自分の時間を確保できることが嬉しいです。
〔出典〕独自アンケート調査
利用者の声
  • 時間通りに仕事が終わり、持ち帰り仕事はない。希望する日だけ働けるのもいい。
〔出典〕独自アンケート調査

3.職場を変えやすい

正職員だと、職員同士の人間関係に悩んだり園の方針が合わなかったりした場合でも、年度途中のタイミングや人手不足だと辞めにくいですよね。

実は、先ほど紹介した厚生労働省の資料「保育士の現状と主な取組」では、保育士の退職理由で一番多いのは「職場の人間関係」です。

もし人間関係に悩んだとしても、派遣保育士なら職場を変えやすいメリットがあります。

派遣保育士は、契約期間を決めて雇用契約を締結するからです。

例えば、「契約期間3ヶ月」で雇用契約を結んだ場合、契約更新をしなければ3ヶ月で仕事を辞められます。

「夏休み期間中だけ」「年度途中~年度末まで」といった期間限定のお仕事もあるので、「ずっと同じ職場にいると飽きる」「いろんな園でさまざまな保育方針に触れながら働きたい」という保育士さんにも、派遣保育士はおすすめです。

ただし、派遣であっても、職場の状況によっては、年度途中で辞めるのが難しいケースも。

保育のお仕事は年単位となるため、人材が動くのは年度が替わるタイミングとなります。

そのため、年度途中だと後任が見つかりにくく「園や子どもたちに迷惑をかけてしまう」という気持ちから、気軽に「契約更新しない」という判断ができない人もいます。

上記のような状況を割り切れる人には、派遣保育士という働き方はおすすめです。

当編集部が派遣保育士経験者に行った口コミも紹介します。

利用者の声
  • 派遣だと基本的に「短期契約」になるので、何かあっても割とコンスタントに職場を変えることができます。
〔出典〕独自アンケート調査
利用者の声
  • 契約期間が決まっているので、もし園の雰囲気が合わないと感じたら辞めやすいと思います。また、間に派遣会社の担当者が入ってくれるので、退職に関する話も進めやすいです。
〔出典〕独自アンケート調査

4.就業開始のハードルが低い

派遣だと就業開始のハードルが低くなるのもメリットです。

なぜなら、派遣会社が間に入ってくれるからですね。

派遣会社を介してお仕事を紹介してもらえるので、自分で仕事探しをする必要もありません。

また、保育園による採用面接はなく、派遣保育士と派遣先、双方の希望やスキルにマッチした場合にのみ紹介が行われます。

そのため、とくに問題がなければ職場見学後に採用が決まり、スムーズに就業開始となるケースが多いです。

さらに派遣保育士の求人には以下の特徴があります。

  • 比較的難易度の低い仕事を任されやすい
  • 「実務未経験OK」「ブランクOK」の仕事もある

中にはクラス担任として働く派遣保育士もいますが、希望を伝えておけばリーダーや1人担任の仕事は紹介されないでしょう。

「自分で仕事を探すのが大変」「負担の少ない業務を希望している」という人には派遣保育士がおすすめです。

当編集部が派遣保育士経験者に行った口コミも紹介します。

利用者の声
  • 保育士未経験で仕事に対する不安があっても、派遣会社の担当者が相談に応じてくれ、自分の希望(働く日数や時間帯)にあう保育所を探して、面接から採用に至るまでサポートしていただけるところが良いです。
〔出典〕独自アンケート調査
利用者の声
  • 正職員として保育士としても働いていた私にとっては、毎日の時間に縛りがなく、担任としての大きな責任がない、ということが一番のメリットでした。
〔出典〕独自アンケート調査

5.いろんな園や施設を経験できる

いろんな園や施設を経験できるのも、派遣保育士のメリットだと言えるでしょう。

なぜなら、派遣社員には契約期間があり、契約満了となればまた新しい園や施設へと派遣されるからですね。

保育士免許があれば、保育園やこども園だけでなく、児童館や企業内保育所、ベビーシッターなどさまざまな施設や職場で働けます。

このように、保育士さんが働ける職場は多数あり、派遣会社の扱っている職場なら働くことが可能です。

また保育園ごとに特色やカリキュラムも異なるため、自分に合う園を見つけられたり、自身の保育観を模索できたりもしますよ。

双方の相性が良ければ直接雇用になるケースもあるので、どんな園が合うのかわからない人は、いろんな園や施設を派遣保育士として経験してみるといいでしょう。

当編集部が派遣保育士経験者に行った口コミも紹介します。

利用者の声
  • いろいろな施設を見比べて自分に合った保育所に勤められることがいい点かと思います。
〔出典〕独自アンケート調査
利用者の声
  • 派遣の保育士はこどもの人数や保育のやり方など、様々なタイプの保育園を契約期間ごとに経験できるのが強みだと思います。
〔出典〕独自アンケート調査

6.仕事や職場の悩みを派遣会社の担当者に相談できる

派遣保育士として働く場合、仕事や職場の悩みを派遣会社の担当者に相談できるメリットがあります。

担当者は派遣スタッフが気持ちよく働けるように、派遣先でのトラブルに対応してくれたり、アドバイスなどもしてくれるからですね。

保育士さんの中には、日々の業務のことではなく、保育士同士の人間関係に悩んでいるというつぶやきをツイッターでしている人も。

また、派遣保育士という立場上、「ここまで業務をして良かったのか」「もっとフォローに入るべきなのか」判断しにくい人もいるのではないでしょうか。

そういった人間関係の悩みや業務の悩みについても、担当者は親身になって話を聞いてくれ、ときには派遣先と交渉を行って解決へと導いてくれます。

保育士に特化した派遣会社だと、担当者の中には保育士経験者もおり、悩みなども理解してもらいやすいです。

なかでも、せんとなび保育のコンサルタントは全員有資格者や福祉職経験者です。

また、キララサポート保育は、派遣就業後も親身にサポートしてくれます。

直接雇用だと自分で解決しないといけないことも、担当者が代わりにサポートしてくれるので、心強い働き方だと言えるでしょう。

当編集部が派遣保育士経験者に行った口コミも紹介します。

利用者の声
  • 保育園との間に派遣会社が入ってくれるので直接言いにくいことなど、間を通してくれたのでなにかと助かった。
    直接聞きにくい園の様子や 働いている先生の平均年齢を聞けたりする。
〔出典〕独自アンケート調査
利用者の声
  • 派遣会社が間に入ってくれることがメリットです。何かあれば派遣会社に相談することで対応してもらえたりします。例えば勤務時間や仕事内容など事前に希望を伝えておく事で、それに合った勤務先を探してすり合わせてくれるので、何園も面接に行く必要がありません。さらに、勤務後も聞いていた内容と違う仕事をさせられたなど、何か問題があれば、派遣会社に相談すれば勤務先に掛け合ってくれます。
〔出典〕独自アンケート調査
続いて、派遣保育士が派遣会社を使うデメリットについても確認しておきましょう。

保育士が派遣会社を使うことで起こり得る5つのデメリット

保育士派遣会社 デメリット

保育士が派遣会社を利用するにあたっては、以下5つのデメリット起こり得ることも知っておきましょう。

  • 同じ職場で長く働けない
  • 正職員との壁を感じやすい
  • キャリアアップしにくい
  • 雇用の安定性がない
  • 短期や単発の求人は少ない

順番に解説していくので、トラブルやリスクを避けたい保育士さんは事前に確認してみてください。

1.同じ職場で長く働けない

派遣保育士のデメリットとしては、同じ職場で長く働けないことが挙げられます。

なぜなら、派遣社員は「労働者派遣法」によって、3年以上は働けない決まりになっているからですね。

人間関係がよく働きやすい派遣先を見つけた場合でも、同じ保育園で勤務できるのは最長3年となります。(※一部例外あり)

そのため、働き始めた時に2歳児だった子どもたちが5歳児になる年は一緒に過ごせず、卒園を見届けることもできません。

さらに勤務年数が3年に満たなくても、保育園の都合で「契約終了」「契約延長不可」になることもあります。

「ひとつの保育園で長く働きたい」「職場を変わる度に人間関係をイチから構築するのが面倒」という保育士さんは、派遣保育士としての働き方にストレスを感じるかもしれません。

派遣社員だけでなくいずれ正社員になることを考えている方は、転職エージェント機能もある保育士ワーカーせんとなび保育への登録も検討してみましょう。

当編集部が派遣保育士経験者に行った口コミも紹介します。

利用者の声
  • 数カ月で他の職場になったこともあり、その園ごとに仕事に違いがあるのでそれを覚えていくのが大変でした。
〔出典〕独自アンケート調査
利用者の声
  • いい保育園に派遣で入れても、1年ごとに継続されるのかとドキドキしなければいけないです。
〔出典〕独自アンケート調査

交渉次第では、派遣先の保育園に「正職員」「契約職員」として雇ってもらえる可能性もあります。

園にとって必要な人材なら、保育園側が手放したくないからですね。

新しい派遣社員を入れてまたイチから仕事を覚えてもらったり、職場に慣れてもらうよりも、園に馴染んで仕事もできる派遣社員を直接雇用したほうが、ミスマッチを防げるなど園側にもメリットがあります。

また、派遣社員から直接雇用に変わることが前提の「紹介予定派遣」という働き方も選択肢の1つです。

同じ保育園で腰を据えて長く働きたい人は、「直接雇用実績の多い保育園があるか」「紹介予定派遣が可能か」などを派遣会社の担当者に相談してみるといいでしょう。

2.正職員との壁を感じやすい

派遣保育士のデメリットには、正職員保育士との壁を感じやすいことも挙げられます。

「正職員と派遣保育士を区別して仕事を分担する」「派遣保育士を職員イベントに招かない」といった保育園もあるからですね。

派遣保育士と正職員保育士の特徴は前の章でも解説しましたが、そのほかにも派遣保育士は

  • 責任のある仕事(担任をもつなど)を任されにくい
  • 補助的な仕事や雑務が多い

など、正職員との違いがあります。

また、正職員から下に見られたり、ライバル視されるなんてこともあるようです。

保育園の雰囲気や人間関係次第になりますが、ちょっとしたことで疎外されているように感じ、働きにくくなってしまう人もいます。

また、自分の仕事はどこまでなのか、派遣保育士という立ち位置に悩む人もいるでしょう。

さらに正職員と同じ仕事内容にも関わらずボーナスが出ないなど、業務内容と待遇のアンバランスに不満を感じる保育士さんもいます。

当編集部が派遣保育士経験者に行った口コミも紹介します。

利用者の声
  • これまでの派遣業務は、基本的に保育補助である場合が多く、雑用を任されることが多い。また、第三者的視点で見えることも多いが、派遣の立場上あまり意見は言えない。
〔出典〕独自アンケート調査
利用者の声
  • あくまで派遣なので、部外者扱い。都合の良い時だけ頼まれて大事な話ははいってこない。
〔出典〕独自アンケート調査

正職員との溝が心配な方は「派遣保育士が複数働いている保育園」や「派遣保育士の働き方に理解がある保育園」を紹介してもらってはいかがでしょうか。

派遣社員の活用実績が高い保育園なら、派遣保育士が働きやすい環境も整っており、正職員との差も感じにくいからですね。

正職員の中に1人だけ派遣社員だと心細いですが、同じ立場の人が複数名いれば疎外感も和らぎますし、溝など感じないように園側も配慮してくれています。

また、割り切って派遣社員として働くことも大切です。

派遣社員には派遣ならではのメリットがあり、「区別があるからやりやすい」「人間関係のしがらみがなくていい」と感じる人もます。

仕事内容と待遇については事前にしっかり確認し、どうしても溝を感じる場合は、派遣会社の担当者に相談してみてください。

3.キャリアアップしにくい

キャリアアップしにくいのも、派遣保育士として働くデメリットのひとつ。

派遣保育士は責任ある仕事を任されないことが多いからですね。

保育士の一般的なキャリアプランは、以下の順番でステップアップしていきます。

  • 保育士
  • 職務分野別リーダー
  • 専門リーダー
  • 副主任保育士
  • 主任保育士
  • 園長

上記のなかでも、「職務分野別リーダー」「専門リーダー」「副主任保育士」は、平成29年4月に厚生労働省によって新設された役職で、それぞれに処遇改善手当が支給されます。

役職名 処遇改善手当
職務分野別リーダー 月額5,000円
専門リーダー 最大で
月額40,000円
副主任保育士

お給料面からみても、できるならキャリアアップしたいところですよね。

しかし、いくら経験や優れた能力があっても、重要なポジションには直接雇用の正職員が就く傾向に。

さらに正職員でも役職に空きがなくキャリアアップできない人もいます。

そのため、派遣保育士ではリーダーや主任といった役職にキャリアアップするのは難しいと言えるでしょう。

また、派遣社員も「保育士等キャリアアップ研修」の対象者となりますが、施設が受講者を決める点や派遣会社との連携が必要な点など、派遣の受講ハードルが高いのも事実です。

当編集部が派遣保育士経験者に行った口コミも紹介します。

利用者の声
  • 派遣だといくら働いてもスキルアップできないし、スキルアップしないから、昇給やボーナスも無いのがデメリットです。
〔出典〕独自アンケート調査
利用者の声
  • 派遣なので、保育士としてのキャリアを磨くことは難しいと思います。
〔出典〕独自アンケート調査
利用者の声
  • ガミガミ注意されにくいぶん、保育士として育ててもらうチャンスは少ないように思います。
〔出典〕独自アンケート調査

派遣保育士の場合、リーダーや主任に就ける可能性は低いですが、クラス担任へのキャリアアップは実現可能なケースがあります。

派遣保育士に任せる具体的な業務範囲については、園によって方針が異なるからですね。

例えば、フルタイム勤務の派遣保育士にはクラス担任を任せている保育園もあります。

「保育補助ではなく担任をもちたい」のであれば、派遣会社に希望を伝えましょう。

また勤務態度や能力が認められて、契約満了時に派遣先保育園の正職員に採用された例もあります。

派遣保育士として働きつつキャリアアップを目指すなら、キャリアプランについて派遣会社の担当者としっかり相談しておくことをおすすめします。

4.雇用の安定性がない

残念ながら派遣保育士には雇用の安定性はありません。

理由は以下のとおり。

  • 最長3年しか働けないルールがある
  • ボーナスが支給されない
  • 月給ではないので休みが多いと収入が減ってしまう

厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」では、保育士の平均賞与額は74.4万円/年です。

一般的に夏と冬の2回賞与が支給されるとすると、1回につき約37万円の賞与が入ることになります。

この金額が入るか入らないかはかなり大きな違いといえますよね。

さらに、ゴールデンウィークや年末年始などの連休があると月給が減ってしまいます。

前の章で紹介したように派遣保育士の平均時給は1,523円です。

1日8時間勤務している方がゴールデンウィークに5日間お休みが入ったとすると、

1,523(円)×8(時間)×5(日間)=60,920円

となり、実に6万円以上も給料が減ってしまいます。

月によって数万円以上の月給の差があるのは、「安定性がある」とは言えませんよね。

また人手不足で派遣社員を入れたが、正職員が見つかったため派遣の契約更新をしないといったケースも見られます。

さらには「次の契約で切られるのではないか」「年度が終わったら契約更新されないのでは」という不安を常に抱えている人も。

雇用の安定性を求める人には、派遣保育士という働き方はおすすめできません。

当編集部が派遣保育士経験者に行った口コミも紹介します。

必要がないとすぐにきられるので、ボーナスなどもないので、安定していないのがデメリットです。

〔出典〕独自アンケート調査
ボーナスがでない、連休があると給料が減ってしまう。

〔出典〕独自アンケート調査

安定性が欲しい人は、派遣社員よりも正職員を目指したほうがいいでしょう。

特別な事情がない限りクビになるケースは少ないですし、月給制でボーナスもあるので収入的にも安定します。

5.短期や単発の求人は少ない

残念ながら派遣保育士向けの「短期」や「単発」の求人は、常時たくさんあるわけではありません。

なぜなら、保育士のお仕事は年度単位でスケジュールが組まれているため、長期派遣の求人が圧倒的に多いからですね。

ただし、急な欠員や一時的な人手不足で派遣を希望する園があったり、イベント会場などで子どもを預かる「イベント保育」のお仕事などは定期的に募集があります。

短期や単発で働く保育士さんの主な勤務先は

  • 公立や私立の保育園
  • コンサート会場
  • 住宅展示場

などです。

また短期や単発の保育士求人には、次のようなメリットがあります。

  • 「夏休みの間だけ」「空いた日だけ」など、希望した日のみ働くことが可能
  • 基本的に補助業務の仕事なので難易度が低め
  • ほかの仕事とのWワークが可能
  • 事務作業や持ち帰りの仕事がほとんどない
  • 人間関係で悩むことが少ない

短期・単発を希望する人は、派遣会社に登録する際に希望を伝えておくといいでしょう。

今回紹介した派遣会社の中でも、ブレイブ保育士わたしの保育は、短期・単発保育士の求人を扱っているので、希望する方は確認してみてくださいね。

短期・単発の派遣保育士を希望する人は、派遣会社への登録にプラスして、『はたらこねっと』や『リクナビ派遣』といった、派遣求人サイトも併用するといいでしょう。

登録している派遣会社以外の求人情報もチェックできるので、お仕事探しの幅もチャンスも広がります。

希望条件を設定しておけば、お知らせメールで新着情報を届けてくれる機能などもあるので、ぜひ活用してみてください。

保育士が派遣会社の登録から勤務開始まで4項目をSTEP別に解説

この章では、保育士が派遣会社の登録から実際に勤務開始するまでに必要な4項目をSTEP別に解説していきます。

※わからない部分のみタップして探すことも可能です。

初めて派遣会社を利用する保育士さんには必見の内容といえるでしょう。

STEP1:保育士派遣を行っている派遣会社に登録する

まずは保育士派遣を行っている派遣会社に登録します。

派遣会社から仕事を紹介してもらうには、登録が必要だからですね。

登録申込は各派遣会社の公式ホームページや電話などで受け付けています。

登録申込後、派遣会社の担当者(コーディネーター)との面談を経て正式に登録が完了します。

担当者との面談内容は以下のとおり。

  • 「保育士派遣の仕組み」「派遣会社のサポート体制」などの説明
  • 経歴の確認
  • スキルのチェック
  • 希望条件のヒアリング

ほとんどの派遣会社がWeb面談に対応しており、保育士ワーカーは、休日・勤務時間外の面談にも対応しています。

面談時には「保育士証」の持参を求められることもあるので、忘れずに用意してください。

この記事で紹介している派遣会社のほとんどは保育士に特化した派遣会社なので、登録に迷ったときはぜひ参考にしてくださいね。

注意!

「保母資格証明書」は保育士証とは違うので注意しましょう。

2003年の法改正により保母資格を持つ人は、保育士として働くために保育士登録の手続きを行い、保育士証を交付してもらわなくてはいけません。

詳しくは「社会福祉法人 日本保育協会 登録事務処理センター」に確認してください。

気になる派遣求人や派遣会社を見つけたら、まずは登録の申し込みを行いましょう。
STEP2:希望の条件に合った求人を紹介してもらう

担当者との面談を経たら、あなたの希望に合った求人を紹介してもらえます。

派遣会社が保有している求人の中から、面談でヒアリングしたあなたの希望に沿った求人を、いくつかピックアップしてくれるでしょう。

面談後すぐに紹介してもらえるケースもあれば、後日担当者から連絡が入ることも。

派遣求人のポータルサイトなどでは公開されていない求人も紹介してもらえるので、選択肢も広がります。

また、気になる保育園や施設があるなら、「〇〇保育園の求人はありませんか」と具体的な施設名をコーディネーターに聞いてみるのもおすすめです。

キララサポート保育は、直接施設訪問を行っているため、紹介の際にはリアルな情報を教えてもらえますよ。

なお紹介された求人が希望に合わないなら、遠慮せず断ってOKです。

紹介された求人を断る際は、次回以降のマッチング制度を高めるためにも、合わない点などを具体的にコーディネーターへ伝えるといいでしょう。
STEP3:派遣先保育園・施設の職場見学を行う

希望に合う求人が見つかれば、派遣先の保育園や施設の職場見学へ行きましょう。

外観や条件面だけではわからない、実際に働いている保育士さんの様子や、通っている子どもたちの雰囲気を確認できるからですね。

また、派遣保育士の場合「採用面接」はありませんが、園長との面談が行われます。

面談は派遣会社の担当者が同席して行われるのが一般的で、面談内容は以下のとおりです。

  • 保育園から業務内容の詳細を説明
  • 派遣保育士の自己紹介
  • 質疑応答(保育園と派遣保育士双方)

「就業時に用意したほうがいいもの」「派遣保育士への給食提供の有無」など、働く際に気になる「細かいこと」も質問しておくといいでしょう。

なお面談で「雰囲気が合わないな」「仕事内容が想定と違うな」と感じたら、断ることも可能です。

どこに違和感を抱いたのか、正直に派遣会社の担当者に伝えてください。

コンサルタントは保育士業界に精通しているので、適切なアドバイスがもらえます。

なかでも、せんとなび保育のコンサルタントは全員「有資格者」「福祉職の経験者」なので、求職者により沿ったアドバイスをしてくれることでしょう。

面談は園の雰囲気をチェックできるよい機会です。子どもへの対応の仕方、職員同士のやり取り、施設の安全性や清潔感などのチェックは忘れないようにしてください。
STEP4:雇用契約を結び勤務開始

派遣先との面談後、派遣会社と条件面の確認・合意ができたら、雇用契約を結び勤務開始となります。

派遣保育士の雇用主は派遣会社なので、派遣会社と雇用契約を結ばないまま勤務開始となることはありません。

また納得しない条件で無理やり雇用契約を結ばされることもありません。

  • 業務内容
  • 派遣期間
  • 出勤日・就業時間・休日
  • 賃金
  • 時間外労働の有無

などの契約内容はしっかり確認しておくようにしましょう。

派遣保育士が担任を持つことはほとんどありませんが、業務内容についてはよくヒアリングしておくのがおすすめです。

勤務開始後、仕事で困ったことがあれば、派遣会社の担当者に相談可能です。

契約内容と違う仕事を任されたり、勤務時間などに相違があれば、すみやかに担当者へ連絡して改善してもらいましょう。

契約期間満了までに「体調不良」「家庭の事情」など、やむを得ない理由で仕事をやめたい場合も担当者に連絡してください。

保育士派遣で働く際によくある疑問と回答を紹介

保育士向け派遣会社を利用する際のよくある疑問

保育士派遣として働く際のよくある質問と回答について紹介します。

保育士さんが派遣で働くことに対しての不安を持っていたり、疑問点などがある方は、以下項目内から知りたい部分をタップしてみてください。

パート保育士と派遣保育士の違いは?
雇用主が違います。

パートは保育園や施設に直接雇用されるのに対し、派遣保育士の雇用主は派遣会社です。

そのためパートは自分で仕事を探して応募を行い、面接も受けなくてはいけません。

しかし、パートも有期雇用で契約更新はあるものの、派遣に比べると引き続き雇用されやすく、勤続10年といったパート保育士さんもいます。

時給は派遣保育士のほうが高い傾向にあり、即戦力が求められることも。

ただ、どちらも「週3日」「1日5時間」などワークライフバランスを重視して働ける共通点があり、仕事内容に大差はありません。

パート保育士と派遣保育士、共通点もあれば、それぞれにメリット・デメリットがあることを理解しておくといいでしょう。

保育士資格がなくても派遣保育士として働けますか?
資格がなくても保育施設への派遣は可能です。

保育士として働くためには、国家資格である「保育士資格」は必須ですが、保育士を補助する「保育補助」なら資格がなくてもできます。

正規で働く保育士さんのサポートをする業務が中心となり、指示されたとおりに業務をこなせばいいので、無資格・未経験でも仕事をこなせます。

ただし、配置基準を満たすために、保育士資格の保有者を必要としている施設も多いです。

無資格だと選択肢の幅が狭くなることを理解しておきましょう。

派遣保育士の仕事内容は?
派遣される施設によって異なるので確認しましょう。

フリー保育士として担任保育士のサポート業務が中心になる場合もあれば、派遣でも担任を任されるケースがあります。

さらに保育士資格の有無によって、できる仕事の範囲も違います。

保育士資格があれば、子どもたちへの保育や教育、保育補助への指示などもできますが、資格がなければ保育補助や雑務が中心に。

また、大きな行事の企画や保護者対応などの仕事は、正規の保育士に比べると派遣保育士が担当するケースは少ない傾向に。

補助的な仕事をしたいのか、担任をもつなど責任ある仕事をしたいのか、希望がある人はミスマッチが生じないよう担当者に伝えておくようにしましょう。

仕事の紹介を受ける際や就業前には、必ず業務内容の説明を受け、契約書の確認も忘れないようにしてください。

派遣保育士でも産休・育休は取れますか?
条件を満たしていれば取得できます。

産休は派遣会社を通して健康保険に加入していれば誰でも取得可能です。

取得できる期間は以下のとおり。

  • 産前休業は本人の希望により、出産予定日の6週間前から取得できる。(多胎妊娠の場合14週間前から)
  • 産後休業は本人の意思に関係なく出産翌日から8週間。本人が希望しに限り、医師が認めた場合に限り6週間に短縮可。

育休も産休同様、健康保険に加入していれば取得可能ですが、条件があります。

  • 同一の事業主に引き続き1年以上雇用されていること
  • 子が1歳6ヶ月に達する日までに、労働契約(更新される場合には、更新後の契約)の期間が、満了することが明らかでないこと

ただし育休については、労使協定の締結の有無によって条件が変わってきます。

育休の取得を希望する人は、事前に取得条件などを派遣会社に確認しておくことをおすすめします。

あわせて前例があるか確認しておくと、育休もスムーズに取得できるでしょう。

派遣保育士でも在職証明書は必要ですか?
認可保育園で働く場合、派遣社員でも在職証明書の提出を求められることもあります。

自治体や行政から補助金が出ている認可保育園には、保育士の実務経験年数やスキルに応じた金額が支給される「処遇改善手当」という仕組みがあるためですね。

提出が必要かは、派遣会社の担当者に確認するといいでしょう。

また、派遣保育士を辞める際には、在職証明書をもらうようにしてください。

原則1日6時間、月20日以上勤務していれば、派遣期間も経験年数として加算されることになるため、次の職場で提出を求められます。

在職証明書の請求先は派遣会社ではなく、派遣されていた保育園です。

依頼方法がわからなかったり、もらえない場合は、派遣会社の担当者に相談するといいでしょう。

上記以外にも知りたいことがある方は、各社の公式サイトのヘルプページをチェックしたり、お問い合わせしたりすることで疑問点を解決していきましょう。

派遣保育士が向いている人・向いていない人の最終チェック!

保育士さんの中には、派遣社員として働くのが向いている人と向いていない人がいます。

フレキシブルな働き方が可能な一方で、キャリアアップの実現や安定性を求めるのは難しいからですね。

最終チェック項目として、「向いている人」「向いていない人」の特徴をピックアップしたので、派遣保育士として働こうか迷っている人はチェックしてみてください。

■派遣保育士が向いている人

  • 家事や育児と仕事を両立させたい人
  • プライベートの時間を確保したい人
  • 時短や扶養内で効率的に稼ぎたい人
  • いろんな園や施設を経験して自分に合った職場を見つけたい人
  • 自分で仕事探しをするのが面倒or時間のない人
  • ブランクがあって現場復帰が不安な人
  • 無資格・未経験だけど保育士の仕事に興味がある人
  • クラス担任を持ちたくない人
  • 職場以外に仕事の相談相手が欲しい人
  • 新しい環境や初対面の人でも柔軟に対応できる人
■派遣保育士が向いていない人

  • 1つの職場で長く働きたい人
  • キャリアを積みたい人
  • クラス担任を持ったり責任ある仕事を任されたい人
  • 新しい環境に馴染むまでに時間がかかる人
向いていると思った保育士さんは、ぜひ今回紹介している保育士向け派遣会社おすすめ比較ランキング10選!を活用して、派遣保育士としてお仕事をスタートさせてください。