【コンサルティング業界に強いおすすめ転職エージェント10選】失敗しない選び方も紹介
「未経験からコンサル業界を目指したい」「違う領域のファームに転職したい」という人には、コンサルティング業界に強い転職エージェントの利用がおすすめです。
コンサル業界は応募者に高い思考力や業務遂行能力が求められることに加え、中途採用者にはそれまでの業務経験や実績、専門性を問われることもあります。
人気のコンサルティングファームは狭き門で、求人を一般に公開していない場合もあります。
コンサル業界への転職を果たすためには、業界に精通したプロの手を借りなくては内定獲得が容易とは言えません。
しかし、コンサルティング業界への転職が初めての人は、どの転職エージェントを使えばいいのか判断できない人も多いのではないでしょうか。
当記事では、コンサルティング業界に強いおすすめ転職エージェントを厳選してピックアップしています。
さらにコンサル転職に転職エージェントを利用するメリット・デメリットや、利用時のよくある質問と回答なども紹介しています。
コンサルティング業界に強いおすすめ転職エージェント10選
それでは早速、コンサルティング業界に強いおすすめ転職エージェントを紹介していきます。
以下、各転職エージェントの特徴や、おすすめポイントなども紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
【ムービン】確実に転職を成功させたい人におすすめ
- コンサルティング業界への転職支援実績NO.1
- コンサルタント経験者がサポート
- 国内大手、有力コンサルティングファームがすべてクライアント
ムービンは、国内で初めてできたコンサル業界専門の転職エージェントです。
コンサル業界への転職を成功させたい人は、ムービンがおすすめ。
コンサルティング業界への転職支援実績がNO.1であり、高い内定率を誇っているからです。
ムービンのスタッフは、業界を熟知しているコンサルタント経験者。
求職者一人ひとりと向き合い、独自のカウンセリングメソッドに基づき最適な仕事を紹介してくれます。
さらに、各コンサルティングファームにあった書類の書き方や面接対策など、選考に受かるための対策もバッチリ。
国内大手、有力コンサルティングファームを含め、中途採用を行っているコンサルティングファームのほぼ全てがクライアントというから頼もしいですよね。
求職者には、コンサルタント候補としての必要なマインドや思考法、ビジネススキルなどコンサルタントになるための準備を徹底指導してくれます。
ムービンが支援した利用者の約8割がコンサル未経験(事業会社)なので、興味はあるけれど一歩が踏み出せない人は、ぜひ登録を検討してくださいね。
対応エリア | 非公開 |
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運営会社 | 株式会社ムービン・ストラテジック・キャリア |
公式サイト | https://www.movin.co.jp/ |
【リネアコンサルティング】採用する企業側の視点からみたアドバイスをしてほしい人におすすめ
- 採用する側の視点を熟知
- 求人には掲載されないリアルな情報を提供
- 非公開求人が豊富
リネアコンサルティングは、コンサルティング業界に特化した転職エージェントです。
採用する企業側の視点からみたアドバイスをしてほしい人は、リネアコンサルティングがおすすめ。
リネアコンサルティングの代表は、外資系大手コンサルティングファームの採用責任者を務めていたからです。
今までに1万人以上の採用に関わってきたため、企業側の視点や必要としている人材を理解しているのが大きな強みの一つ。
採用する側にたった面接対策が可能であり、希望の企業に確実に採用されるためのノウハウを駆使し、採用へと導きます。
またコンサルティング業界の動向や企業動向はもちろんのこと、事業会社の人事などのコネクションも保有しているため、求人には掲載されないリアルな情報の提供も可能です。
非公開求人を豊富に扱っているため、求人検索で希望にあった求人が見つからなかった人は、登録してみてはいかがですか。
対応エリア | 非公開 |
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運営会社 | リネアコンサルティング株式会社 |
公式サイト | https://www.lineaconsulting.co.jp/ |
【アンテロープ】転職後もサポートして欲しい人におすすめ
- コンサルティング業界専門のエージェント
- 「スタートアップ・コーチング」サービスがある
- 高年収の求人を多数扱っている
アンテロープは、コンサルティング業界と金融業界専門の転職エージェントです。
転職後もサポートしてほしい人は、アンテロープがおすすめ。
入社後の立ち上がりを支援する「スタートアップ・コーチング」サービスがあるからです。
働く上で重要なのは、計画性や課題抽出、コミュニケーション能力などのソフトスキルをどれくらい身につけているか。
アンテロープでは、ソフトスキルに自信のない人でも効果的にスキルを身に着けられるようにコーチングしてくれます。
コーチングプログラムは、「ソフトランディング支援」「ビジョンメイキング支援」「ハイパフォーマンス支援」があり、転職後1年以内であれば、すべて無料で利用できますよ。
コーチングは電話で行うので、自宅で受けられるのも便利。
転職後「なんかうまくいかない」と思っている人には心強いサービスです。
扱っているコンサルタントの求人のうち、6割以上が年収1000万円以上の求人なので、登録して損はありませんよ。
対応エリア | 非公開 |
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運営会社 | アンテロープキャリアコンサルティング株式会社 |
公式サイト | https://www.antelope.co.jp/ |
【クライス&カンパニー】年収アップを目指している人におすすめ
- 年収1000万円以上の求人が豊富
- ハイクラスの非公開求人あり
- 一時選考通過率が高い
クライス&カンパニーは、マネージャーや経営幹部クラスなどのハイクラスの求人に特化した転職支援サービスです。
コンサルタントの求人も得意としており、「経営コンサルタント」「人事コンサルタント」などさまざまなコンサルタントの求人を扱っています。
年収アップを目指しているなら、クライス&カンパニーがおすすめ。
扱っているコンサルタントの求人のうち、年収1000万円以上の求人が多数あるからです。
さらに年収800万円以上のハイクラス求人の7割が非公開求人。
求人検索で希望条件にあった仕事が見つからなかった人でも、諦める必要はありませんよ。
コンサルティング業界出身の業界を熟知したプロが転職活動をサポート。
すぐの転職だけでなく、中長期的な転職活動のサポートもしてもらえます。
紹介してもらえる求人の75.4%は経営者や経営層とのダイレクトルートであることもポイントの一つ。
そのため、一次選考通過率62.2%と高い合格率を誇っていますよ。
年収2000万円以上の求人も多数扱っているので、年収アップも目指しているならぜひ登録を検討してくださいね。
対応エリア | 非公開 |
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運営会社 | 株式会社クライス&カンパニー |
公式サイト | https://www.kandc.com/ |
【JACリクルートメント】自分で求人を見極めたい人におすすめ
- コンサルタントが情報収集をしてくれる
- 非公開求人が豊富
- オリコン満足度調査4年連続NO.1
JACリクルートメントは、ハイクラス・ミドルクラスの転職に特化した転職支援サービスです。
コンサルティング業界の求人も多数扱い、コンサルタントの転職に特化した転職サイト「コンサルタント転職.com」も運営しています。
求人は自分で見極めたいという人は、JACリクルートメントがおすすめ。
転職エージェントサービスのほかに、JACのコンサルタントが情報収集を行ってくれるサービスもあるからです。
コンサルタント業界の専門的な知識を持つコンサルタントが、非公開求人も含めた求人の中から希望にあった仕事を紹介。
企業の文化や雰囲気、事業戦略など、ほかでは得られないような生の情報も教えてもらえますが、応募を強制されることはありません。
「情報収集する時間もない」忙しい人にとっては、便利なサービスであることにくわえ、求人の見極めや転職時期を自分のタイミングで決められるのは嬉しいですよね。
グローバル企業からベンチャー企業まで幅広いコンサルタントの求人を扱い、非公開求人も豊富。
自身での転職活動に行き詰まったときには、転職エージェントサービスが利用もできるのも便利です。
オリコン顧客満足度調査では「ハイクラス・ミドルクラス転職」部門で4年連続1位を獲得していて信頼度も高いので、登録してみてはいかがですか。
対応エリア | 北関東(群馬/栃木/茨城/埼玉)、神奈川、愛知、静岡、大阪、京都、兵庫、中国エリア(広島/岡山)、福岡、海外 |
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運営会社 | 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント |
公式サイト | https://www.jac-recruitment.jp/ |
【エグゼクティブリンク】満足度の高いエージェントを利用したい人におすすめ
- 多数の受賞実績
- コンサルティングファーム内定者年間500名以上
- 土日祝・電話・Skypeでの面談にも対応
エグゼクティブリンクは、コンサル&ポストコンサルに特化した転職支援サービスです。
利用するなら満足度の高い転職エージェントがいいという人は、エグゼクティブリンクがおすすめ。
各種転職サイト、クライアントからの受賞実績が多数あるからです。
ビズリーチ主催の「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2022」では、コンサルティング部門で 2年連続 MVP受賞。
さらに、リクルートダイレクトスカウトの「エージェント・ヘッドハンターランキング 2021」でも、エージェント部門 職種別決定人数部門 専門職で3位 を受賞するなど多くの受賞実績を誇っています。
エグゼクティブリンクの特長の一つは、コンサルティングファーム内定者年間500名以上であること。
コンサルタント経験者であれば、ファーム間転職はほぼ確実といっていいほどの内定実績があります。
戦略系のコンサルティングファームの一般的な選考通過率は、100名に1人未満と言われていることからも、エグゼクティブリンクの内定者は多いことがわかりますよね。
コンサルティング業界出身者が一度に対応する人数を限定してサポートを行っているため、手厚い支援と徹底した選考対策は利用者からも高評価で高い顧客満足度につながっています。
土日祝や電話・Skypeでの面談も可能なので、地方に住んでいる人でも利用しやすいサービスですよ。
対応エリア | 非公開 |
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運営会社 | 株式会社エグゼクティブリンク |
公式サイト | https://www.executive-link.co.jp/ |
【アクシスコンサルティング】多くの人に選ばれているサービスを利用したい人におすすめ
- コンサルタントの転職サービスでは国内最大級
- 77%が非公開求人であり独自案件も保有
- 平均転職支援期間は3年
アクシスコンサルティングは、創業20年を数えるコンサルタントの転職を専門に扱っている転職支援サービスです。
多くの人に選ばれているサービスを利用したい人は、アクシスコンサルティングがおすすめ。
現役コンサルタントの4人に1人が登録しているからです。
アクシスコンサルティングは、コンサルタントの転職サービスの中でも国内最大級。
創業から20年で現役コンサルタントを含め、約75000名の転職志望者を支援しています。
選ばれている理由の一つは、長い目で見たサポートをしてくれること。
平均転職支援期間は3年と他社と比べても支援期間が長く、転職する時期ではないと判断したときには、無理に転職をすすめられることはありません。
実際、利用者からの評価も高く、「本音で会話ができた」などの声もありますよ。
さらに、扱っている求人の約77%が非公開求人であるのもポイント。
アクシスコンサルティングにしかない独自求人も多数扱っています。
大手外資系コンサルティングファームや国内系コンサルティングファームでは、シニアコンサルタント以上の入社実績数がNO.1。
Big4を含めた多くの企業からの信頼度も抜群です。
転職だけでなく独立支援やフリーランスへの支援も行うなど、さまざまなキャリアパスを熟知しているので、コンサルタントの転職を考えたならはじめに登録しておきたいサービスです。
対応エリア | 非公開 |
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運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 |
公式サイト | https://www.axc.ne.jp/ |
【コンコード】再応募したい企業がある人におすすめ
- 再応募で内定を取れる可能性がある
- 独自の限定求人も多数
- 日本ヘッドハンティング大賞で初代MVP獲得
コンコードは、コンサルタント転職やポストコンサル転職に高い実績をもつ転職支援サービスです。
再応募したい企業がある人は、コンコードがおすすめ。
他社経由で不合格となった企業でも、コンコード経由で再応募すると内定を取れるケースがあるからです。
コンサルティングファームへの転職では、誰が推薦するかによって選考プロセスが変わることも珍しくありません。
コンコードは、クライアント企業の戦略を熟知した上で採用アドバイスを行えるほど緊密な関係を構築。
コンコードの推薦によって企業に新しいポジションが創設され、採用されることもあるというから、深い関係性であるのがわかりますよね。
さらに「幹部ポジション」や「チーム移籍」、面接回数が少ない「特急選考」など、ここにしかない限定の求人も多数。
難関企業の選考ポイントを熟知したオリジナルの選考対策も行っているため、他社では名前すら出なかったような企業への転職を叶えた人もいますよ。
また、相談者と「長期的な付き合いを」を前提として、キャリア設計の支援をしているため、他社経由の内定でもいい話であれば薦めることもあります。
相談者から信頼を得るには十分な「誠実な支援」といえますよね。
ビズリーチが主催している「日本ヘッドハンター大賞」では、コンサルティング部門で初代MVPを獲得。
第二新卒から50代の経営幹部まで幅広い人が利用しているので、コンサルタント業界への転職を考えたら、ぜひ登録する候補に入れてくださいね。
対応エリア | 非公開 |
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運営会社 | 株式会社コンコードエグゼクティブグループ |
公式サイト | https://www.concord-career.com/ |
【キャリアインキュベーション】業界に精通した経験豊富なエージェントにサポートしてほしい人におすすめ
- 経験豊富なエージェントがサポート
- コンサル業界への転職成功実績は業界トップクラス
- 転職成功者の70%が年収1000万円以上を実現
キャリアインキュベーションは、コンサルティング業界、プライベート・エクイティ業界、事業会社のCxOポジションに強い転職支援サービスです。
コンサルタント業界に精通した経験豊富なエージェントにサポートしてほしい人は、キャリアインキュベーションがおすすめ。
10~20年のキャリアをもつエージェントが中心になって利用者をサポートしてくれるからです。
利用者には、短期に転職を決めて後悔しないように、安易な転職は勧めず最適なキャリアを提案。
長期的にキャリアをフォローする姿勢が出来上がっており、20年前にサポートした人を今でも支援しているケースもあるというからすごいですよね。
さらに利用者から信頼され続けられるために、キャリア開発のエキスパートによる講習や外部MBA科目を受講するなど、日々研鑽に努めています。
経験豊富なエージェントの支援もあり、最難関の戦略ファームへの紹介実績は200件以上。
コンサル業界への転職成功実績は、業界トップクラスを誇っていますよ。
また転職決定者には必ず担当エージェントの評価アンケートを実施。
結果はエージェント全員に開示して常に改善を行っています。
転職成功者の90%以上が満足と回答していることからも、サポート体制が充実しているのもわかりますね。
転職を決めた人の70%が年収1000万円以上を実現しているので、年収アップを目指している人は登録して損はありませんよ。
対応エリア | 非公開 |
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運営会社 | キャリア インキュベーション株式会社 |
公式サイト | https://www.careerinq.com/ |
【コトラ】コンサルタント業界への転職を考えはじめた人におすすめ
- 「価値観診断ツール」や「ケース問題集」が利用できる
- 年収800万円以上の求人多数
- 「職業紹介優良事業者」に認定
コトラは、「コンサル」「金融」「経営層」「IT・WEB」「製造業」の求人を得意としている転職支援サービスです。
コンサルタント業界への転職を考えはじめた人は、コトラがおすすめ。
「価値観診断ツール」や「ケース問題集」が利用できるからです。
コトラには公式スマホアプリがあり、価値観診断ツール「KOTORA25」が無料で利用できます。
「KOTORA25」では簡単に自己診断ができ、価値観の棚卸しや今後のキャリアプランについてのヒントがもらえますよ。
アプリを入れれば新着求人をプッシュ通知で知らせてくれるほか、求人検索やマイページなどの利用も可能。
さらに、最新の業界情報や用語集などのコンテンツも無料で閲覧できます。
ウェブの公式サイト内では、2021年上半期に出題されたケース問題集をプレゼント。
「コンサルティングファームに転職したい!」という人には、ありがたいサービスですよね。
コトラが扱っているのは「戦略コンサルティング」や「ITコンサルティング」など幅広く、年収800万円以上の案件が豊富にあるのもポイント。
転職を機に年収アップを目指している人にもピッタリです。
日経グループが開催している、『NIKKEI Human Resources Agent Awards 2019』では、総合MVPなど4部門でMVPを受賞。
さらに厚生労働省の「職業紹介優良事業者」にも認定されています。
信頼度の高いサービスなので、ぜひ登録する候補に入れてくださいね。
対応エリア | 非公開 |
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運営会社 | 株式会社コトラ |
公式サイト | https://www.kotora.jp/ |

コンサルティング業界に強いおすすめ転職エージェント10社を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
それぞれに魅力があり、候補先を絞りきれずに迷ってしまう人もいるかもしれません。
もし悩んでいて決められないなら、領域や希望条件別におすすめの転職エージェントを厳選ピックアップしてみたので、次の章もあわせて参考にしてみてください。
コンサルティング業界に強いおすすめ転職エージェントを領域別で選ぶ
コンサルティング業界には、多種多様な領域があります。
その中でもとくに転職先として人気の高い、5つの領域ごとにおすすめの転職エージェントを紹介します。
該当する希望領域があれば、ぜひ紹介している転職エージェントをチェックしてみてください。
1.総合コンサルタント向けおすすめ転職エージェント2選
総合コンサルタントを希望する人は、『アクシスコンサルティング』と『アンテロープ』を活用してみてはいかがでしょうか。
上記2社は、Big4をはじめとした総合系コンサルティングファームとの取引があります。
Big4からの信頼も厚いアクシスコンサルティングは、実績数も業界トップクラスなので利用する価値は十分にあるでしょう。
アンテロープは「デロイトトーマツ」「pwcコンサルティング」などと取引しており、総合系コンサルファームの転職を希望している人からも活用されています。
どちらも手厚いサポートがあるので、ぜひ相談してみてください。
Big4から高い信頼を得ている。
【公式】https://www.axc.ne.jp/
Big4求人あり。転職後のサポートも手厚い。
【公式】https://www.antelope.co.jp/
2.戦略コンサルタント向けおすすめ転職エージェント3選
戦略コンサルタントを希望する人は、『ムービン』『アンテロープ』『エグゼクティブリンク』を押さえておくといいでしょう。
上記3社は、戦略系コンサルティングファームの取引社数や支援実績数が多いです。
なかでもムービンは、「ローランドベルガー」や「アクセンチュア」といった外資系の戦略コンサルティングファームに強い特徴があります。
戦略系コンサルタントの求人数で国内最大規模を誇るアンテロープは、外資系はもちろん日系戦略コンサルティングファームとの取引も。
外資系と日系で迷っている人は相談してみるといいでしょう。
各コンサルティングファームの詳細情報をもつエグゼクティブリンクは、ファームtoファームの転職支援に強い特長が。
新たなステージで挑戦したいコンサルタント経験者は、ぜひ活用してみてください。
大手外資系の戦略系ファームに強い。
【公式】https://www.movin.co.jp/
外資系から日系まで求人数が充実。
【公式】https://www.antelope.co.jp/
ファーム間転職の内定実績が高い。
【公式】https://www.executive-link.co.jp/
3.ITコンサルタント向けおすすめ転職エージェント3選
ITコンサルタントを希望する人は、『ムービン』『コトラ』『キャリアインキュベーション』を活用してみてください。
いずれもIT系コンサルティングファームに強いコンサルタントが在籍しており、キャリアプランや転職時期などの提案を的確にアドバイスしてくれます。
ムービンはITコンサルティングファームへの転職支援に強く、SEを中心に異職種からの転職成功事例も豊富です。
幅広い分野のITコンサルティングの求人を扱うのはコトラ。
「ERPコンサルタント」や「CRMコンサルタント」などの求人も保有しているので、興味がある人はぜひ相談してみてください。
「日本アイ・ビー・エム」や「エヌ・ティ・ティ・データ」などと取引のあるキャリアインキュベーションは、経験豊富なIT専門のコンサルタントが在籍。
難関や有名ファームを目指したい人にもおすすめです。
異職種からITコンサルタントを目指せる。
【公式】https://www.movin.co.jp/
IT分野に強いコンサルタントが多数在籍。
【公式】https://www.kotora.jp/
大手や有名IT系ファームを目指せる。
【公式】https://www.careerinq.com/
4.組織・人事コンサルタント向けおすすめ転職エージェント2選
組織・人事コンサルタントを目指したい人は、『ムービン』『リネアコンサルティング』を押さえておくといいでしょう。
どちらも、組織・人事コンサルタントの案件を保有しており、経験・実績豊富なコンサルタントの徹底サポートを受けられます。
ムービンは組織・人事コンサルタントの求人が豊富で、国内大手のファームをクライアントに持っています。
さまざまな企業との繋がりがあるリネアコンサルティングは、80%以上が非公開求人と、他では見つからないような案件を保有。
業界の動向や人脈に絶対の自信をもっているので、情報収集に使うのもおすすめです。
組織・人事系の求人は業界トップクラス。
【公式】https://www.movin.co.jp/
案件力に強みあり。80%以上が非公開求人。
【公式】https://www.lineaconsulting.co.jp/
5.財務・会計系コンサルタント向けおすすめ転職エージェント2選
財務・会計系コンサルタントを希望する人は、『アンテロープ』と『コトラ』を押さえておくといいでしょう。
財務系コンサルファームやFAS、監査法人などと取引があり、知識や経験豊富なコンサルタントが転職を徹底サポートしてくれます。
アンテロープは大手監査法人や国内最大級の税理士法人、外資系など幅広い取引があるので、希望や条件に合う案件が見つかりやすいでしょう。
コンサルティングファームだけでなく、外資系や日系の金融機関の案件も保有しているのはコトラです。
コンサルタント業界への転職が初めての人でも、財務・会計の経験や能力が活かせる転職支援を行ってくれるので、ぜひ相談してみてください。
20年以上の実績あり。財務系ファームに強い。
【公式】https://www.antelope.co.jp/
財務・会計の経験を活かせるコンサル転職が可能。
【公式】https://www.kotora.jp/
コンサルティング業界に強いおすすめ転職エージェントを条件別で選ぶ
次に、条件別におすすめのコンサルティング業界に強い転職エージェントを紹介していきます。
該当する条件があれば、ぜひ紹介している転職エージェントをチェックしてみてください。
1.未経験からコンサルティング業界を目指している
未経験からコンサルティング業界を目指している人は、『アクシスコンサルタント』『ムービン』『コトラ』を活用してみてはいかがでしょうか。
上記3社は、コンサル業界未経験の20代~30代の転職実績も豊富で、未経験向け求人も多数保有しています。
アクシスコンサルタントは未経験者であっても、キャリアコンサルタントが未経験からの転職方法などをしっかりアドバイスしてくれます。
無理な転職をすすめられることはないので、転職のタイミングなどを相談しながら、万全の準備を整えた上で転職活動が進められるでしょう。
利用者の約8割がコンサル未経験のムービンは、20代・30代のポテンシャル採用に強く、第二新卒で転職を成功させている人もいます。
コトラは幅広い年代に利用されている転職エージェントですが、中でも20代・30代の活躍できる未経験者向け求人が豊富です。
サポートの手厚さや利用満足度も高いので、はじめてのコンサル業界転職にも使いやすいでしょう。
時間をかけた転職サポートに強みあり。
【公式】https://www.axc.ne.jp/
コンサル未経験の20代・30代の転職支援に強い。
【公式】https://www.movin.co.jp/
未経験向け求人豊富。利用満足度も高い。
【公式】https://www.kotora.jp/
2.40代・50代でコンサルティング業界の転職を希望している
一般的には転職難易度の上がる年代ですが、コンサル業界ではまだまだ活躍できるのが40代・50代です。
40代・50代でコンサルタント業界への転職を希望している人は、『エグゼクティブリンク』『コンコード』『クライス&カンパニー』を活用するといいでしょう。
いずれも40代・50代の転職支援実績があり、年収アップやキャリアアップ転職を実現している人が多数います。
エグゼクティブリンクは40代・50代の転職支援実績も豊富で、金融やITなど専門的な職種からの転職成功が目立ちます。
さらに、事業会社からの転職を成功させている人もいれば、コンサルtoコンサルの転職など、さまざまなケースの実績があるのも特徴です。
ぜひ年齢を気にせず、キャリア設計について相談してみてはいかがでしょうか。
コンコードも40代・50代の転職支援実績があり、女性の利用者も目立ちます。
さまざまな領域の転職支援実績があるので、方向性に迷いがある人も一度キャリア面談を受けてみるといいでしょう。
ハイクラス転職に強いクライス&カンパニーは、「競合コンサルティングファーム」への転職や、業界外へのハイポジション転職を目指すことも可能です。
セカンドキャリアの相談にものってもらえるので、いざというときのためにも登録しておくことをおすすめします。
ミドル世代の転職実績も豊富。
【公式】https://www.executive-link.co.jp/
独自案件も保有。40代・50代の女性にも利用されている。
【公式】https://www.concord-group.co.jp/
マネージャークラス以上の案件あり。
【公式】https://www.kandc.com/
コンサルティング業界の転職に転職エージェントを利用するメリット・デメリット
コンサルティング業界の転職に転職エージェントを利用するメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット |
・非公開求人を紹介してもらえる ・面接対策ができる ・企業の情報やコンサル業界の内情などを教えてもらえる ・転職活動の手間を減らせる ・高い専門性をもつキャリアコンサルタントに相談できる |
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デメリット |
・マイペースな転職活動が難しくなる ・求人紹介を断られることがある |
それぞれのメリット・デメリットについて確認していきましょう。
コンサルティング業界の転職に転職エージェントを利用するメリット5つ
コンサルティング業界に強い転職エージェントを利用するメリットは以下の5つです。
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 面接対策ができる
- 企業の情報やコンサル業界の内情などを教えてもらえる
- 転職活動の手間を減らせる
- 高い専門性をもつキャリアコンサルタントに相談できる
順番に詳しく解説していきます。
1.非公開求人を紹介してもらえる
転職エージェントを利用すると、非公開求人を紹介してもらえるメリットがあります。
コンサルティング業界に強い転職エージェントは、コンサルティングファームとのパイプがあり、独自の非公開求人を保有しています。
また、求人の大半を非公開にしている転職エージェントが多いため、なかなか見つからなかったポジションや仕事内容の案件を紹介してもらえるメリットも。
非公開求人は以下のような理由から、企業の採用情報ページや一般的な転職サイトには掲載されません。
- 応募者に求めるスキルや能力が明確でミスマッチを避けたい。
- 新規や重要プロジェクトなどを他社に知られたくない。
- 人気コンサルティングファームなど応募が殺到する。
目指すプロジェクトやキャリアが明確な人は、転職エージェントに登録して非公開求人に触れられるようにしておきましょう。
2.面接対策ができる
面接対策ができるのも、転職エージェントを利用するメリットです。
とくにコンサル業界に強い転職エージェントでは、通常面接やケース面接のノウハウが蓄積されており、十分な対策を行った上で面接に臨めます。
コンサルティング業界の採用選考は、他の業種や職種と比べて面接の回数が多く、戦略ファームに至っては、面接が5回前後に及ぶことも。
また、多くの企業で「ケース面接(ケーススタディ)」という業界特有の面接も実施されます。
なおケース面接とは、課題解決能力をチェックするための面接形式で、「論理的思考力」「コミュニケーションスキル」「プレッシャーへの耐性」などが求められます。
ケース面接対策がしっかりできていないと、能力が高く優秀な人でも内定を得るのは容易ではありません。
コンサルティング業界に強い転職エージェントを利用すれば、各コンサルティングファームに応じた通常面接とケース面接、両方の対策や勉強法なども教えてもらえます。
面接通過率を高めるためにも、転職エージェントの利用がおすすめです。
3.企業の情報やコンサル業界の内情などを教えてもらえる
企業の情報やコンサル業界の内情などを教えてもらえるのも、転職エージェントを利用するメリットのひとつです。
コンサル業界に強い転職エージェントは、コンサルティングファームとのパイプがあり、常に新しい情報を入手しています。
さらにコンサル業界出身のキャリアコンサルタントが在籍しているので、企業や業界のリアルな実態などを教えてもらうことも可能です。
コンサルティング業界の動向や応募先企業の内情を事前に教えてもらえれば、最適な転職のタイミングがわかったり、入社後のミスマッチなども予防できます。
転職エージェントを使わず自力で転職活動を行う場合、求人票に掲載がある情報以外は自分で収集しなくてはいけません。
口コミやインターネットを使った情報収集も可能ですが、「新しいか」「嘘か本当か」は確かめにくく、入社してから「こんなはずではなかった」と後悔する可能性もあるので注意が必要です。
4.転職活動の手間を減らせる
転職活動の手間を減らせるのも、転職エージェントを利用するメリットです。
なぜなら、転職活動に関するあらゆることをサポートしてくれるからですね。
前述したように、求人紹介や面接対策、情報収集などはもちろん、面接日程の調整や条件交渉なども行ってくれます。
場合によっては、複数企業の選考結果がほぼ同時に出るよう面接日程を調整してくれるので、選考結果を受けての対応がとりやすくなります。
また、個人ではやりにくい「入社日」「給与」「配属先・担当プロジェクト」といった条件交渉も、転職エージェントを通じて行うとスムーズです。
一方、転職エージェントを利用せず自力で転職活動する場合、すべてのスケジュール管理や交渉ごとは自分で行う必要があります。
「複数の企業に応募している」「在職中で転職活動にあてられる時間が限られている」といった状況の人は、スケジュール調整に大きなストレスを感じるでしょう。
スケジュール調整に時間をとられて、肝心な企業分析や面接対策がおろそかになってしまう可能性もあります。
手間を減らせるだけでなく、効率的に転職活動を進めたい人にも転職エージェントはおすすめです。
5.高い専門性をもつキャリアコンサルタントに相談ができる
高い専門性をもつキャリアコンサルタントに相談ができるのも、転職エージェントを利用するメリットと言えるでしょう。
とくにコンサル業界に強い転職エージェントには、コンサル業界出身者や実績豊富なプロのキャリアコンサルタントが多数在籍しており、目指すキャリアパスに向けた道筋を個別にアドバイスしてもらえます。
「経歴やスキル不足だと感じ、目指すキャリアを諦めそうになっている」という人でも、客観的なアドバイスをもらうことで視野も広がるでしょう。
また「今回の転職では年収アップを叶えたい」といった短期的な視点だけではなく、将来のキャリアやワークライフバランスも踏まえた、中長期的な提案をしてくれるキャリアコンサルタントも。
ただ残念なことに、質の低いキャリアコンサルタントも存在します。
他社と比較検討する前に入社を迫られたり、キャリアコンサルタントの知識不足でチャンスを失ってしまったりと、実際にトラブルも起こっています。
コンサル業界の転職には、質の高いキャリアコンサルタントの存在は必要不可欠です。
キャリアコンサルタントと合わない、使えないと感じたら他の転職エージェントの利用も検討してみてください。
コンサルティング業界の転職に転職エージェントを利用するデメリット2つ
コンサルティング業界の転職に転職エージェントを利用するデメリットは次の2つです。
- マイペースな転職活動が難しくなる
- 求人紹介を断られることがある
順番に解説していきます。
1.マイペースな転職活動が難しくなる
転職エージェントを利用するデメリットとして挙げられるのは、マイペースな転職活動が難しくなる点です。
なぜなら、キャリアコンサルタントと二人三脚で転職活動を進めることになるからですね。
求人紹介がなければ応募もできませんし、転職活動のステップごとに相談や調整を行わなくてはならないので、自分の思っているペースで進められないことも。
例えば、「じっくり時間をかけて、内定を受諾するか考えたいな」と思っていても、返事を急かされてしまうなどですね。
さらに転職活動中は、キャリアコンサルタントとの連絡も頻繁に発生します。
もちろん連絡のタイミングについては配慮してもらえます。
多くのキャリアコンサルタントは、就業先に転職活動がバレないように、メールでの連絡や就業時間後の電話をしてきます。
終業後にも連絡のやり取りが発生することに負担を感じる方もいるかもしれません。
一人ではない心強さがある一方で、場合によっては煩わしさを感じることも理解しておきましょう。

マイペースな転職活動がしたい人は、キャリアコンサルタントと事前にコミュニケーションを取っておくことです。
希望する転職時期や活動ペースはもちろんのこと、連絡方法や対応可能時間帯などをあらかじめ伝えておくと、担当キャリアコンサルタントも配慮してくれるでしょう。
例えば、「できるだけ早く転職したいから、ハイペースで転職活動をしたい」「初めての転職だから応募先の選定はじっくり進めたい」など具体的に伝えておくと理解してもらえます。
転職エージェントの利用は、コンサルティング業界の転職にはメリットも大きいです。
ただ、どうしてもペースが乱されたり煩わしさを感じるなら、転職のハードルは上がりますが、一人での転職活動を検討するのもいいのではないでしょうか。
2.求人紹介を断られることがある
コンサルティング業界に強い転職エージェントに登録しても、求人紹介を断られることがあります。
なぜなら、「求人を紹介するかどうか」に一定の基準を設けているからですね。
転職エージェントは、企業へ人材を紹介し、入社したら手数料が発生する「成果報酬型」のビジネスモデルです。
そのため、採用される確率が高い人には積極的に求人を紹介しますが、採用されるのが難しいと判断した人に対しては「紹介できる案件がありません」と転職支援を断ります。
また、採用基準に満たない人材を紹介すると、コンサルティングファームや企業からの信頼を失ってしまうのも断る理由のひとつです。
クライアントのニーズに合った人材を紹介しなければ、取引してもらえなくなることも。
たとえ「コンサルタントになりたい」という熱意があっても、転職エージェントの「フィルター」を通過しないと、求人紹介すらしてもらえないのが実情です。
どうしても応募したいファームがある人は、直接応募するという方法を試してみるのもいいでしょう。

求人紹介を断られたら、他の転職エージェントに登録するのもおすすめです。
転職エージェントによって取引先や保有している案件も異なるので、求人を紹介してもらえる可能性もあります。
複数社に登録しても断られるようなら、キャリア不足が原因かもしれません。
まずは、登録時に詳細な経歴を記載しているかを見直してみてください。
今の仕事で不足しているキャリアを積んだり、実績を出してから再び登録してみるのもいいでしょう。
また、コンサルティング業界に特化した転職エージェントではなく、総合型ハイクラス転職に強い『JACリクルートメント』や、スカウト型転職サイトの『ビズリーチ』などを活用するのも方法のひとつです。
直接応募ももちろんアリですが、コンサルティングファームへの転職は一人ではとても大変なので、転職支援を受けながらの転職活動をおすすめします。
コンサルティング業界におすすめの転職エージェントの選び方&活用方法
コンサルティング業界の転職を希望する人へ、転職エージェント選びのポイントや活用方法を紹介します。
- 希望領域に強いかを確認する
- 転職成功実績が豊富かをチェックする
- 充実した面接対策は必ず活用する
- 複数の転職エージェントに登録して比較する
順に解説するのでぜひ参考にしてください。
希望領域に強いかを確認する
まずは希望領域に強い転職エージェントかを確認しましょう。
コンサルティング業界に強い転職エージェントは複数あり、それぞれに得意としている領域が異なるからですね。
なおコンサル業界の領域は、主に以下のようなものがあります。
領域 | 代表的なコンサルティングファーム |
---|---|
総合系 |
・デロイトトーマツコンサルティング ・PwCコンサルティング |
戦略系 |
・マッキンゼー・アンド・カンパニー ・ボストン・コンサルティング・グループ |
IT系 |
・フューチャーアーキテクト ・ウルシステムズ |
人事系 |
・マーサージャパン ・タワーズワトソン |
シンクタンク系 |
・三菱UFJリサーチ&コンサルティング ・野村総合研究所 |
医療・ヘルスケア系 |
・メディヴァ ・グローバルヘルスコンサルティング |
財務系 |
・PwCアドバイザリー ・KPMGFAS |
監査法人系 |
・監査法人トーマツ ・PwCあらた監査法人 |
企業・事業再生系 |
・アリックスパートナーズ ・経営共創基盤 |
他にも「中小企業向けコンサル」「製造業特化コンサル」「リスクコンサル」などがあります。
また、在籍しているキャリアコンサルタントのバックグラウンドの確認もしておきましょう。
希望領域出身のアドバイザーが在籍していれば、強力なネットワークをもっていたり、経験を交えながら実践的なアドバイスをもらえたりもします。
転職成功実績が豊富かをチェックする
コンサルティング業界への転職支援実績が豊富かも、転職エージェント選びの重要なポイントです。
実績豊富な転職エージェントほど、業界知識や転職ノウハウを保有しているからですね。
そのため、応募書類の添削や面接対策はもちろん、コンサルタントに必要なマインドや能力を指導してもらえるなど、内定のための万全な対策が用意されています。
とくにコンサルティング業界に特化した転職エージェントは、実績豊富なので押さえておくことをおすすめします。
転職支援実績については、各転職エージェントの公式サイト上に掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。
充実した面接対策は必ず活用する
転職エージェントの充実した面接対策は必ず活用しましょう。
コンサルティング業界への転職では、「ケース面接」への対応がカギを握っているからです。
ケース面接とは、与えられた課題に対して、制限時間内に解決方法を導き出して提案する面接形式で、コンサル転職の定番でもあります。
ケース面接での質問例は以下のとおり。
- 企業Aの売り上げを大幅に増やす方法を考えてください。
- 〇年後の〇〇業界はどうなっていますか。
また話題となっている政策についての是非を問われることも。
「フェルミ推定」の知識も必要となるため、コンサルティング業界の採用選考に臨むにあたっては、一般の面接対策だけでは到底太刀打ちできません。
コンサル業界特有の選考方法に対する準備を整えてから選考に臨みましょう。
簡単には予想できない数字を論理的に概算すること。
面接対策の充実した転職エージェントを選び、必ず模擬面接やアドバイスを受けるようにしましょう。
複数の転職エージェントに登録して比較する
複数の転職エージェントに登録して比較してみるのもおすすめです。
自分と合うキャリアコンサルタントと巡り合える可能性があるからですね。
希望領域に強く実績豊富な転職エージェントに絞り込んで登録したとしても、担当キャリアコンサルタントのアドバイスがピンと来なかったり、相性が合わなかったりすることもあります。
信頼して任せられるキャリアコンサルタントにお任せしないと、転職を後悔することにもなります。
押さえておきたいのは、将来のキャリアも踏まえた中長期的な視点で転職支援してくれるエージェントを見つけること。
転職エージェントはいくつ登録しても問題ありませんし、相談だけの利用も可能です。
求職者の意向を理解してくれるキャリアコンサルタントなら、無理に転職をすすめてくることもありません。
面談やサポートを受けるなかで、「この人なら」と思えるキャリアコンサルタントをぜひ見つけてください。
コンサルティング業界に強い転職エージェントを利用する際の流れ
この章では、実際に転職エージェントを利用する際の流れについて解説します。
登録から入社までの流れを把握しておくと、転職活動もイメージしやすくなるでしょう。
1.公式サイトから登録・相談の申し込みをする
まずは公式サイト上にある申し込みフォームから登録を行いましょう。
名前やメールアドレス、生年月日などの基本情報にくわえて、経歴の入力も求められます。
コンサルティング業界に特化した転職エージェントの中には、面談前に求職者が登録したスキルや経歴などをチェックしてサポート可能かを判断するところも。
申し込み時に「履歴書」や「職務経歴書」を添付できる転職エージェントもあるので、スムーズに登録を進めるためにも応募書類を事前に用意しておくことをおすすめします。
2.キャリアコンサルタントの面談を受ける
申し込み後、担当キャリアコンサルタントから連絡があるので、希望日時を確認した上で面談を受けましょう。
求職者の希望や経験などをしっかりとヒアリングし、どのように転職活動を進めていくか明確にするための面談です。
キャリアプランの相談や市場動向を教えてもらうこともできるので、有意義な面談となるよう活用してください。
プライバシーを守るために、面談は主に転職エージェントのオフィス内で行われます。
ただし、仕事が忙しかったり、遠方に住んでいるなどの理由で来社面談が難しい人には、電話やオンライン面談も実施しているので相談してみてください。
3.求人を紹介してもらう
面談での情報をもとに、求職者の希望や適性に合った求人紹介が行われます。
併せて、コンサルティングファームや企業の詳細な情報説明もあります。
キャリアの方向性や、企業風土に合うかなど考慮した上での紹介なので、希望とピッタリ合わなくても一度検討してみるといいでしょう。
非公開求人や独占求人なども保有しており、場合によっては新規ポジションの開拓を行ってくれることも。
また、気になる企業があれば、案件の有無などリサーチしてくれるので相談してみるといいでしょう。
4.担当のキャリアコンサルタントを通じて応募をする
応募したいコンサルティングファームや企業が見つかったら、担当のキャリアコンサルタントを通じて応募をしましょう。
選考対策を行った上で、担当者が責任をもって応募先に推薦してくれます。
応募に関しても、コンサルタント業界の転職ノウハウをもとに戦略的に行う必要があるので、担当者にお任せしましょう。
また、コンサルタントとしての適性が伝わる応募書類の作成方法や、筆記試験などの対策についてもアドバイスがもらえます。
5.コンサルティングファームや企業との面接を受ける
選考に通過したらコンサルティングファームや企業との面接です。
コンサルタント業界の転職では、通常面接にくわえてケース面接や適性検査などが行われます。
複数企業に応募する場合、スケジューリングが肝になるので、担当者と相談しながら日程調整を行いましょう。
面接対策はもちろん、面接後の振り返りや結果のフィードバックもしてくれます。
次の面接にも活かせるので、面接後も積極的にアドバイスしてもらうことをおすすめします。
6.内定&入社日の調整
内定が出たら入社日の調整を担当キャリアコンサルタントに代行してもらいましょう。
入社日や給与などの条件交渉は、プロにお任せしたほうが希望も叶いやすくなります。
直接交渉は、やり方次第で印象が悪くなるので注意が必要です。
また複数の内定が出た場合、どのコンサルティングファームや企業に入社するか相談することもできます。
さらに入社に向けて、円満退職や準備しておくことなどもアドバイスしてもらえるので、困ったことやわからないことがあれば担当者に連絡しましょう。
コンサルティング業界に強い転職エージェントに関するQ&A
コンサルティング業界に強い転職エージェントを利用する際のよくある質問について紹介します。
疑問点や気になることがあれば、参考にしてみてください。
転職エージェントは「成果報酬型」のビジネスモデルです。
採用活動を行う企業から、紹介した求職者が採用された際にコンサルティングフィー(報酬)を受け取ります。
求職者は転職活動に役立つ幅広いサポートが無料で受けられるので、ぜひ活用してください。
ただし、コンサルタント業界の求人は首都圏や大都市部に集中しています。
そのため、サービスの提供エリアを制限している転職エージェントも。
地方や海外から首都圏にあるコンサルティングファームへの転職は対応してもらえますが、地方勤務を希望する場合、スムーズに求人を紹介してもらえない可能性もあります。
東京に次ぐ二番目の大都市「大阪」は、特集を組むなど求人を扱ってる転職エージェントもあるので、各転職エージェントの拠点や対応エリアを問い合わせてみてください。
転職エージェントによって得意な年齢層はあるものの、就労経験がある20代以上であれば面談に対応しているケースが多いようです。
ただし、コンサルティングファームによっては学歴が重視されることもあります。
とくに戦略系ファームは、「旧帝大」「名門私学大学」「海外有名大学」などの大学名を重視する傾向に。
登録時には必要なくても、「採用要件として学歴が求められることもある」と理解しておきましょう。
資格を保有していれば、専門的な知識やスキルがあることをアピールできるなど、転職を有利に進められることはあります。
とくに海外有名大学のMBAを取得すれば、MBAホルダー枠に転職できるなど有利にはたらくでしょう。
ほかにも「中小企業診断士」「公認会計士」「PMP」など、持っていると有利になったり、領域によって活かせたりする資格もあります。
ただし、どの資格もすぐに取得できるものではありません。
また、資格を持っているからといって、内定受託率が上がるものでもありません。
重視されるのはやはり実績、能力、人間性です。印象的に多少の加点はあるとは思いますが、資格は参考程度に見られるものと捉えておく方が良いでしょう。
まずは、今のスキルや経験がコンサルタント業界の転職市場で通用するか、転職エージェントに相談してみるといいでしょう。
就業中には連絡を入れない、自宅への郵便物に転職エージェントの会社名を記載しないなど、希望すれば配慮してくれます。
もちろん登録したことを第三者に漏らすこともありません。
また、応募先企業も守秘義務を負っているため、応募したことが漏れることもないので安心して利用してください。
さまざまな強みをもったキャリアコンサルタントの中から、求職者の経歴や希望領域に合った適任者が選ばれます。
ただし、指名が可能な転職エージェントもあるので、「自分で決めたい」という人は、登録前に確認してみるといいでしょう。
【まとめ】コンサルティング業界の転職には転職エージェントの利用が必須
経験を問わず、コンサルティング業界への転職を検討している人は、転職エージェントを利用しましょう。
コンサルティングファームへの転職は一筋縄ではいきません。
戦略的に転職活動を進める必要があり、コンサルティングファームの情報収集やスケジュール管理、ケース面接対策など、やるべきこともたくさんあるため一人では負担も大きいです。
なかでもケース面接対策は勉強するだけでなく、実践することも大事なポイントです。
転職エージェントならケース面接のノウハウをレクチャーしてくれ、模擬面接も実施してくれます。
さらにコンサルティング業界に強い転職エージェントには、コンサル業界出身のキャリアコンサルタントが在籍しています。
専門知識や情報も豊富なうえ、幅広い人脈も持っており、転職エージェントの推薦で転職を有利にすすめられることも。
最後に当記事の監修者、株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング代表取締役社長の小松 茂樹氏からアドバイスいただいたので紹介します。
コンサルティング業界への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

一言でコンサルティング業界と言っても、総合系、戦略系、IT系、人事系、会計系など領域が広範囲であり、それぞれプロジェクトの性質が大きく異なります。
自分の興味・関心が高い領域、自分のこれまでのキャリアが活かしやすい領域はどこなのかを考えて、方針を決めましょう。
経験者はもちろん、未経験からコンサル業界を志望される方であっても、キャリア採用での選考ではそれまでの実務経験や実績が問われることになります。
あなたの「やりたいこと」と「できること」を掛け合わせ、最もあなたに適した領域がどこなのかを見定めて、どのエージェントに支援を仰ぐかを検討しましょう。
狭き門とされるコンサルティング業界ですが、必ずしも経験者が有利というわけではありません。企業ごとに価値観や業務の進め方、組織風土などが異なるため、かえって同業他社の経験者が敬遠されることもあります。
未経験であっても、それまでの自分の経験や実績がコンサルティング業務に活かせると説得できれば、内定を得られる可能性は十分にあります。
領域広しと言えど、共通してコンサルタントに求めら得る重要なビジネススキルは課題解決能力です。
理想と現実の乖離から生まれる課題を客観的に認識し、課題解決に向けて論理的に対策を導き出して行動に移していく、思考力と実行力が求められます。
転職活動をはじめるにあたっては、自分のキャリアの棚卸しを行い、これまでの経験の中から組織や顧客の課題設定に向けた挑戦や体験を振り返りましょう。
自分の経験や能力について、うまく言語化できない方にこそ、転職エージェントの支援を仰ぐことをお勧めします。
経験豊富なキャリアコンサルタントが、あなたの経歴をヒアリングし、クライアントにとって魅力的な人材に映るように「あなたの魅せ方」を一緒に考えてくれます。
転職活動が長期戦になればなるほど、モチベーションの維持などのセルフマネジメントが困難になってきます。伴走してくれる人が傍にいるだけでも、心理的、実務的にとても頼りになります。
また、転職エージェントを利用する際には、2〜3社に登録することをお勧めします。
異なる求人を取り扱っていることはもちろん、キャリアコンサルタントによって内定獲得に向けたアプローチや「あなたの魅せ方」が異なるため、比較してみることであなたに最も適した企業選び、自己分析ができるようになります。言わば、医療におけるセカンドオピニオンのようなものです。
■監修者プロフィール
小松 茂樹氏
中小企業診断士・キャリアコンサルタント。
東京外国語大学を卒業後、人材派遣会社、健康食品会社を経て、経営コンサルタントへ。業務改善や制度設計、企業研修などを主領域として活動した後に独立。
現在は株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング代表取締役社長として、キャリア形成や能力開発に向けたコンサルティング、研修・セミナーを提供している。
株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング公式サイト
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当記事の編集者
株式会社ビズヒッツ代表取締役 伊藤陽介
株式会社ビズヒッツの代表として、「ビズヒッツの仕事・転職・求人情報サイト」と、ビジネスの問題解決を考えるメディア「Biz Hits」の運営責任者。メディア運営の中で得た知見を元に業務効率化やリモートワークマネジメントのコンサルティングなども行っている。プロフィールの詳細はこちら