弁護士におすすめの転職サイト&転職エージェント

「事務所の人間関係に悩まされている」「違う分野で経験を積んでみたい」などの理由で、転職を考えている弁護士の方も多いのではないでしょうか。

しかし、どのように転職活動を進めたらいいのかわからず、行動に移せない人もいるのでしょう。

そこでおすすめなのが、弁護士転職の情報収集ができる転職サイト&エージェントの利用です。

当記事では、転職を検討している弁護士の方向けに、弁護士におすすめの転職サイト&エージェント10社を厳選してピックアップしました。

さらに弁護士におすすめの転職サイト&エージェントを利用するメリット・デメリットや、利用時のよくある質問と回答なども紹介しています。

選び方や活用方法なども紹介しているので、転職を検討している弁護士の方はぜひ参考にしてください。

弁護士の転職におすすめの転職サイト&エージェント10選

それでは早速、弁護士におすすめの転職サイト&エージェント10社を紹介していきます。

なお、おすすめ10選は以下をもとに編集部が独自に選んでいます。

ランキング選別理由

各転職サイト&転職エージェントの特徴や、おすすめポイントなども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【弁護士転職.jp】法曹業界に精通した転職支援サービスを利用したい人におすすめ

弁護士転職.jpのおすすめポイント
  • 法曹業界に精通した専任エージェントがサポート
  • 質の高い情報を提供してもらえる
  • 直接応募・転職エージェント両方の利用が可能

弁護士転職.jpは、弁護士の求人を専門に扱っている転職支援サービスです。

法曹業界に精通した転職支援サービスを利用したい人は、弁護士転職.jpがおすすめ。

15年以上(※)にわたり弁護士の転職サポーをしてきた、「C&Rリーガル・エージェンシー社」が運営しているからです。

15年の実績から法曹業界の転職に関するノウハウとネットワークがあり、質の高い情報を提供できるのが最大の強み。

非公開求人も扱っており、応募の際には法曹業界事情に精通した専任のエージェントがサポートしてくれますよ。

面接日の設定や給与などの条件交渉はもちろんのこと、内定をもらった後も専任エージェントが生涯にわたってサポートしてくれるというから心強いですよね。

日本の弁護士数43,206名(弁護士白書2021年版より)のなか、弁護士求人.jpの弁護士登録数は約16,000人(※)。

登録者数を見るだけでも多くの弁護士から選ばれているのがわかります。

直接応募もできる求人もあるので、自分主導で転職活動をすすめたい人にも利用しやすいサービスです。

※「弁護士転職.jp」公式サイトより(2023年9月時点)

働き方 正社員
就業先 企業、法律事務所、特許事務所
求人対応エリア 全国、海外
運営会社 株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社
公式サイト https://www.bengoshitenshoku.jp/

弁護士転職.jpで仕事を探す

【MS-Japan】転職支援実績が豊富な転職エージェントを利用したい人におすすめ

MS-Japanのおすすめポイント
  • 30年以上の実績(※)あり
  • 業界に精通したキャリアアドバイザーがサポート
  • ここにしかない非公開求人あり

MS-Japanは、法曹業界専門の転職支援サービスです。

転職支援実績が豊富な転職エージェントを利用したい人は、MS-Japanがおすすめ。

専門特化型のエージェントとして、30年以上の実績があるからです。

30年以上の実績(※)を活かし、扱っている求人は専門ファームから一般事業会社までと幅広く、求職者のニーズに合わせた紹介が可能。

法曹業界で豊富な転職支援実績をもつ専任のキャリアアドバイザーが、最新の市場動向を把握し、求職者に最適なキャリアプランを提案してくれます。

求人数も多く、非公開求人も多数保有しており、なかにはMS-Japanにしかない非公開求人もありますよ。

応募書類の書き方や面接のアドバイスはもちろんのこと、面接日程の調整や条件交渉まで丁寧にサポート。

法曹業界専門の転職エージェントとして高い評価を受けているのもポイントです。

質の高いサービスを提供しているため、どこのエージェントを利用するか悩んでいる人は、ぜひ候補の一つに入れてくださいね。

※「MS-Japan」公式サイトより(2023年9月時点)

働き方 正社員
就業先 企業(法務、特許・知財)、法律事務所、特許事務所、特許技術者
求人対応エリア 全国
運営会社 株式会社MS-Japan
公式サイト https://www.jmsc.co.jp/

MS-Japanで仕事を探す

【弁護士ドットコムキャリア】マッチング精度の高い転職エージェントを利用したい人におすすめ

弁護士ドットコムキャリアのおすすめポイント
  • 1人が弁護士事務所・企業と求職者を担当する一気通貫制
  • 面談中や面談後に具体的な求人の紹介も可能
  • オンライン面談にも対応

弁護士ドットコムは、弁護士・法務人材に特化した転職支援サービスです。

マッチング精度の高い転職エージェントを利用したい人は、弁護士ドットコムがおすすめ。

1人のコンサルタントが事務所・企業と求職者双方を担当する一気通貫型のサービスだからです。

採用する側のニーズをよく理解しているコンサルタントが求職者も担当することで、お互いの希望に沿った紹介が可能に。

間に何も挟まないことで高いマッチングを実現しています。

求職者には、法曹業界を熟知した専任のコンサルタントが60~90分かけてじっくりと面談を実施。

今までのキャリアや強みを活かしつつ希望にあった求人を、面談中や面談後に具体的に紹介してくれますよ。

履歴書や職務経歴書の添削はもちろんのこと、弁護士事務所や企業には独自のレコメンドシートを作成し、面談できるように働きかけてもらえます。

東京・横浜・名古屋・大阪でセミナーやイベント、個別相談会を開催していて、オンライン面談にも対応しているので、まずは相談してみてはいかがですか。

働き方 正社員
就業先 企業(法務、特許・知財)、法律事務所(民事、刑事、企業法務)
求人対応エリア 全国
運営会社 弁護士ドットコム株式会社
公式サイト https://career.bengo4.com/

弁護士ドットコムキャリアで仕事を探す

【NO-LIMIT(ノーリミット)】条件のあう求人が見つからなかった人におすすめ

NO-LIMIT(ノーリミット)のおすすめポイント
  • ほかにはない非公開求人を保有
  • 企業法務・インハウス案件も豊富に保有
  • 書類通過率90%(2021年7月時点)

NO-LIMIT(ノーリミット)は、弁護士・法務の求人に特化した転職エージェントです。

今まで条件のあう求人が見つからなかった人は、NO-LIMIT(ノーリミット)がおすすめ。

ほかにはない非公開求人を扱っているからです。

ひまわり求人や一般転職サイトにはない求人を多数保有。

独占求人といえる、NO-LIMITとのみ取引のある弁護士事務所や企業の求人も扱っています。

また企業法務や各業界のインハウス案件も豊富に保有しており、希望にあった求人の紹介が可能です。

転職のサポートは弁護士業界出身の業界に精通したアドバイザーのみが対応してくれるのもポイント。

書類添削からスキルの棚卸しまでを徹底サポートしてくれるため、書類通過率は90%(2021年7月時点)というからすごいですよね。

法務未経験転職のサポートも可能なので、未経験から法曹業界への転職を目指す人は、ぜひ登録を検討してくださいね。

働き方 正社員
就業先 弁護士、インハウスローヤー、司法修習生、法務、パラリーガル
求人対応エリア 全国、海外
運営会社 株式会社アシロ
公式サイト https://no-limit.careers/

NO-LIMITで仕事を探す

【ひまわり求人求職ナビ】信頼性の高い求人サイトを利用したい人におすすめ

ひまわり求人求職ナビのおすすめポイント
  • 日本弁護士会連合が運営
  • オファー機能あり
  • 匿名で利用可能

ひまわり求人求職ナビは、日本弁護士会連合が運営している求人検索サイトです。

信頼性の高い求人サイトを利用したい人は、ひまわり求人求職ナビがおすすめ。

求職者の情報を閲覧できるのは日弁連から検索・閲覧用のID及びパスワードの交付を受けた法律事務所・企業のみです。

求人側も求職側も、一度は日弁連を通さないといけないため信頼度は抜群ですよね。

また登録しておくと、法律事務所や企業からオファーが届くこともあるので、働きながら転職活動をしている人にも便利です。

匿名で利用できるため、転職活動を知られたくない人にも利用しやすいですよ。

ただしサイトから応募はできないため、自分で直接連絡を取って応募する必要があります。

弁護士として働きたい人は、まずはじめに登録しておきたい求人サイトです。

働き方 正社員
就業先 法律事務所、企業・団体、官公庁・自治体
求人対応エリア 全国
運営会社 日本弁護士連合会事務局
公式サイト https://www.bengoshikai.jp/

ひまわり求人就職ナビで仕事を探す

【リーガルジョブボード】効率的に転職活動をすすめたい人におすすめ

リーガルジョブボードのおすすめポイント
  • 直接応募求人とエージェント求人の両方が利用可能
  • スカウト機能あり
  • 登録前に公式LINEで相談できる

リーガルジョブボードは、弁護士・司法書士・測量士など士業専門の転職支援サービスです。

効率的に転職活動をすすめたい人は、リーガルジョブボードがおすすめ。

直接応募求人とエージェント求人の両方が利用できるからです。

直接応募求人は、採用担当者と直接メッセージをやり取りできる求人のこと。

自分主導で転職活動ができることにくわえ、求人先と直接やり取りができるため、採用までスピーディーにすすめられます。

登録すると、あなたに興味をもった企業や弁護士事務所からスカウトが届くこともあるため、自分の市場価値がわかるのもポイント。

掲載されている求人は取材した企業や事務所なので、信頼性も高いですよ。

一方のエージェント求人は、弁護士の転職を熟知したエージェントが転職活動をサポート。

希望条件に合わせて求人を紹介してくれるので、ミスマッチが少なく、求人先の詳しい情報も教えてもらえます。

また面接日程の調整や、給与などの条件交渉もエージェントが行ってくれるので、働きながら転職活動をしている人には便利なサービスです。

登録すると、2営業日以内に希望条件にあった求人を提案。

最短で「当日中」に内定が出た実績もあるというから、できるだけ早く転職したい人にもピッタリです。

登録しなくても公式LINEで転職活動についてエージェントに相談ができるので、転職について不安や疑問のある人はぜひ活用してくださいね。

働き方 正社員
就業先 弁護士・司法修習生、司法書士、弁理士・知財(知的財産)、公認会計士、税理士、社会保険労務士、土地家屋調査士・補助者、測量士・測量士補、不動産鑑定士、パラリーガル、法務、司法書士補助者、特許技術者、特許翻訳、特許事務・商標事務・知財事務、特許調査、知財部
求人対応エリア 全国
運営会社 株式会社WILLCO
公式サイト https://legal-job-board.com/

リーガルジョブボードで仕事を探す

【アガルートキャリア】できるだけライバルは少ない方がいい人におすすめ

アガルートキャリアのおすすめポイント
  • 非公開求人を多数保有
  • 重要ポジションの求人が多い
  • 年収アップも可能

アガルートキャリアは、弁護士・公認会計士・経理・財務など、専門性の高い領域専門の転職エージェントです。

できるだけライバルは少ない方がいい人は、アガルートキャリアがおすすめ。

非公開求人を多数保有しているからです。

大手法律事務所をはじめ人気企業の企業内弁護士、ベンチャーキャピタル、外資系など豊富な非公開求人があり、登録するとこれらの求人紹介が可能に。

一般には公開されていない求人のため、求人検索でヒットする求人よりもライバルは少ないですよ。

また、非公開求人には企業の重要ポジションの求人が多いのも特徴の一つ。

秘匿性の高いポジションの求人も扱っており、経験や希望にあえば紹介も可能です。

「ブティック型法律事務所から4大法律事務所へ」「4大法律事務所から外資系法律事務所へ」の支援実績もあり、年収アップも夢ではありません。

公式サイトには、転職活動に役立つコラムも多数掲載されているので、ぜひチェックしてくださいね。

働き方 正社員
就業先 法律事務所、外資、企業内弁護士、国際法務
求人対応エリア 全国
運営会社 株式会社ファンオブライフ
公式サイト https://agaroot-career.jp/

アガルートキャリアで仕事を探す

【エリートネットワーク】企業内弁護士として働きたい人におすすめ

エリートネットワークのおすすめポイント
  • 正社員求人に特化
  • 「求人開拓」もしている
  • 職業紹介優良事業に認定されている

企業内弁護士として働きたい人は、エリートネットワークがおすすめ。

正社員の求人に特化した転職支援サービスで、弁護士向け求人のほとんどが企業のものです。

国内大手メーカーからグローバルメーカーなど、さまざまな業種の求人があり、どれも正社員として働けます。

扱っている弁護士求人の4割強が年収1,000万円以上の求人であり、なかには1,500万円を超える求人もありますよ。(調査日:2023年5月31日)

各企業に足を運び、求職者の希望条件にあう仕事がもらえるように「求人開拓」をしているのもポイントの一つ。

地道な活動の成果もあり、他社では扱っていない求人や重要ポジションの求人もあります。

厚生労働省の「職業紹介優良事業者」にも認定されていて、信頼度も高いので登録して損はありませんよ。

ただし、他の職種も扱っているため弁護士の求人は多いとは言えません。

また派遣や短期の求人は扱っていないので、注意してくださいね。

働き方 正社員
就業先 法律、特許事務所、監査法人
求人対応エリア 全国
運営会社 株式会社エリートネットワーク
公式サイト https://www.elite-network.co.jp/

エリートネットワークで仕事を探す

【ビズリーチ】自分の市場価値を知りたい人におすすめ

ビズリーチのおすすめポイント
  • ハイクラスの転職サイト
  • スカウト機能あり
  • 高収入の求人を多数扱っている

ビズリーチは、さまざまな職種・業種の求人を扱っているハイクラス転職サイトです。

自分の市場価値を知りたい人は、ビズリーチがおすすめ。

スカウト機能があるからです。

スカウトを受け取る方法は、職務経歴書を入力してあとは待つだけ。

あなたのスキルや経歴に興味をもった企業やヘッドハンターからスカウトが届きます。

自分では探せないような求人や、思いがけない仕事のスカウトが届くこともあり、自分にはどれくらいの市場価値があるのかわかりますよ。

スカウトは「スカウト」と「プラチナスカウト」の2種類ありますが、とくに「プラチナスカウト」は面談もしくは面接が確約されている特別なスカウトです。

プラチナスカウトを受け取りやすくするためには、職務経歴書の内容を充実させるといいでしょう。

ビズリーチが扱っている求人の3分の1以上は、年収1,000万円以上の求人(※)。

弁護士の求人には2,500万円以上、なかには5,000万円の仕事もあります。(調査日:2023年5月31日)

在職中で面談・面接の時間が取りにくい人場合は、電話やテレビ電話に対応している企業もあるので相談してください。

※2021年1月現在

働き方 正社員
就業先 企業、法律事務所など
求人対応エリア 全国
運営会社 株式会社ビズリーチ
公式サイト https://www.bizreach.jp/

ビズリーチで仕事を探す

【SACTリーガルキャリアナビ】転職が初めての人におすすめ

SACTリーガルキャリアナビのおすすめポイント
  • 弁護士に特化したコンサルタントがサポート
  • 業界未経験でも応募できる求人あり
  • キャリアアップも目指せる

SACTリーガルキャリアナビは、弁護士の求人を専門に扱っている転職エージェントです。

転職するのが初めての人は、SACTリーガルキャリアナビがおすすめ。

弁護士に特化したコンサルタントが転職活動をサポートしてくれるからです。

求人の紹介だけでなく、弁護士としてのキャリアがしっかりアピールできるレジュメの書き方や面接の日程調整、求人先との条件交渉など幅広くサポート。

将来のキャリアビジョンを見据えつつ、最新の求人動向を見ながら転職活動を手助けしてくれます。

また、法律事務所から事業会社の法務への転職など、業界未経験でも応募できる求人も多数保有。

転職を機にキャリアアップを目指す人のサポートも万全です。

非公開求人も扱っていますが求人数は少なめなので、複数登録する中の候補に入れてみてはいかがですか。

働き方 正社員
就業先 事業会社、法律事務所、その他事務所
求人対応エリア 全国
運営会社 株式会社SACT
公式サイト https://sactjp.com/

SACTリーガルキャリアナビで仕事を探す

ワンポイントアドバイス

弁護士におすすめの転職サイト&エージェント10社を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

それぞれに強みや特徴があり、候補先を絞りきれずに迷ってしまう人もいるかもしれません。

もし、まだどのサービスを利用すべきか迷っているなら、希望条件別におすすめの転職サイト&エージェントを厳選ピックアップしてみたので、次の章もあわせて参考にしてみてください。

弁護士におすすめの転職サイト&エージェントを希望条件から選べる

希望条件別 転職サイト&エージェント

続いて、以下の条件別に弁護士におすすめの転職サイト&エージェントを紹介します。

該当する希望条件別に選びたい人は、ぜひ紹介している転職サイト&エージェントをチェックしてみてください。

1.インハウスローヤーを希望する人におすすめ転職サイト&エージェント3選

インハウスローヤー(企業内弁護士)として働きたい人は、『弁護士転職.jp』『弁護士ドットコム』『MS-Japan』を押さえておくといいでしょう。

上記3社は一般企業とも取引のある転職エージェントで、インハウスローヤーの求人も充実しています。

弁護士転職.jpは、一般企業への転職支援実績もあり、インハウスローヤー向け求人が豊富です。

業種も幅広く、「メーカー」「金融・保険」「IT」といった業界の求人が見つかります。

コンサルタントが企業と求職者どちらも担当している弁護士ドットコムキャリアは、企業の雰囲気や募集の背景などを教えてもらえます。

詳細な情報を得たうえで検討できるため、ミスマッチが生じにくい特徴も。

MS-Japanは、管理部門や士業の転職に特化したサービスを展開するMS-Japanが運営しているため、一般企業との取引実績も十分にあります。

非公開求人も多数保有しているため、希望に合った求人も見つかりやすいでしょう。

インハウスローヤー向けおすすめ転職サイト&エージェント
弁護士転職.jp

幅広い業界のインハウスローヤー求人あり。
【公式】https://www.bengoshitenshoku.jp/

弁護士ドットコムキャリア

企業の詳細な情報を教えてもらえる。
【公式】https://career.bengo4.com/

MS-Japan

企業の法務や知財・特許求人が見つかる。
【公式】https://www.jmsc.co.jp/

2.法律事務所を希望する人におすすめ転職サイト&エージェント3選

法律事務所への転職を希望しているなら、『NO-LIMIT(ノーリミット)』『ひまわり求人求職なび』『アガルートキャリア』をチェックしてみてください。

3社いずれも法律事務所の求人を多数保有しているため、希望に合った転職先が見つかりやすいでしょう。

弁護士業界出身のアドバイザーから、法律事務所の求人を厳選紹介してもらえるのはNO-LIMITです。

法律事務所への転職支援実績も豊富で、キャリアアップ転職に成功している事例も複数あります。

ひまわり求人求職なびには、小規模な法律事務所の求人が充実しています。

自分で直接応募するスタイルなので、マイペースに転職活動を進めたい人や、どのような法律事務所の求人があるのかチェックしたい人におすすめです。

リーガルジョブボードは、さまざまなタイプの法律事務所の転職支援実績があります。

「五大法律事務所」「外資系法律事務所」「ブティック系法律事務所」など、求職者の希望に合わせたサポートを行ってくれるので、ぜひ相談してみてください。

法律事務所向けおすすめ転職サイト&エージェント
NO-LIMIT

厳選した法律事務所の求人を紹介してもらえる。
【公式】https://no-limit.careers/

ひまわり求人求職なび

小規模事務所の求人が見つかる。
【公式】https://www.bengoshikai.jp/kyujin/link.php

リーガルジョブボード

法律事務所の転職支援に強い。
【公式】https://legal-job-board.com/

3.年収アップを希望する弁護士におすすめ転職サイト&エージェント3選

年収アップを希望する弁護士の転職には、『アガルートキャリア』『エリートネットワーク』『弁護士転職.jp』が使えます。

上記3社は大手法律事務所や大手企業とも取引がある転職エージェントで、高年収の求人があるのはもちろん、年収交渉にも対応してくれるからですね。

ハイクラス専門エージェントのアガルートキャリアは、4大法律事務所をはじめ、人気のある有名法律事務所の求人を非公開で保有しています。

年収1000万円超の求人はもちろん、年収2000万円の転職支援実績(※1)もあるので、高年収を目指す人は押さえておくといいでしょう。

エリートネットワークは、企業との取引が中心で、大手や外資系企業のインハウスローヤー転職で年収アップを目指すことも可能です。

企業と転職希望者の担当が同じなので企業情報に詳しく、ミスマッチが生じにくいため、待遇面での満足度も高いでしょう。

法曹業界の情報提供や条件交渉など、専任エージェントの質が高い弁護士転職.jpは、年収1500万円(※2)のハイクラス求人も保有しています。

今より好条件の転職を実現させることも可能なので、ぜひ転職をサポートしてもらってください。

(※1、2)調査日2023年9月10日

年収アップを希望する弁護士向けおすすめ転職サイト&エージェント
アガルートキャリア

大手や人気法律事務所の非公開求人あり。
【公式】https://agaroot-career.jp/

エリートネットワーク

管理職やリーダー候補の求人が見つかる。
【公式】https://www.elite-network.co.jp/

弁護士転職.jp

1500万円超の非公開求人の紹介可。
【公式】https://www.bengoshitenshoku.jp/

弁護士の転職に転職エージェントを利用するメリット・デメリット

この章では、弁護士の転職に転職エージェントを利用する際のメリット・デメリットについて紹介します。

メリット ・非公開求人を紹介してもらえる
・弁護士業界に精通したプロの転職サポートで書類選考通過率や内定率がアップする
・弁護士ならではの転職活動時の悩みを相談できる
・事務所や企業の詳細な情報を教えてもらえる
・条件交渉を代行してもらえる
デメリット ・カウンセリングや担当者とのやり取りが面倒に感じる
・担当者によっては転職活動がうまく進められないこともある
・必ず転職サポートしてもらえるわけではない

それぞれのメリット・デメリットについて確認していきましょう。

弁護士の転職に転職エージェントを利用するメリット5つ

転職エージェント5つのメリット

弁護士の転職に転職エージェントを利用するメリットは以下の5つです。

  1. 非公開求人を紹介してもらえる
  2. 弁護士業界に精通したプロのサポートで書類選考通過率や内定率がアップする
  3. 弁護士ならではの転職活動時の悩みを相談できる
  4. 事務所や企業の詳細な情報を教えてもらえる
  5. 条件交渉を代行してもらえる

順番に解説していくので参考にしてみてください。

1.非公開求人を紹介してもらえる

弁護士に強い転職エージェントを利用すれば、非公開求人を紹介してもらえるメリットがあります。

非公開求人は、転職エージェントを通じてでしか紹介してもらえない求人で、「転職サイト」「弁護士会」「企業のホームページ」などでは募集していません。

とくに非公開求人としているのが、近年増加傾向にあるインハウスローヤーの募集です。

非公開で弁護士の採用活動を行うのには、以下のような企業側の理由があります。

  • 求人を公開することで競合他社に事業戦略を知られる恐れがある。
  • 企業の機密情報に触れるポジションのため慎重に選考を行いたい。
  • 専門性の高い即戦力を効率的に採用したい。

コンプライアンスが重視されるようになったことや、グローバル化が進んだことで企業法務の重要性が高まり、インハウスローヤーの需要が高まっています。

インハウスローヤーを希望する人は、ぜひ転職エージェントに登録して非公開求人を紹介してもらってください。

インハウスローヤーだけでなく、法律事務所の非公開求人もあります。選択肢や可能性を広げるためにも、非公開求人が豊富な転職エージェントを活用するのがおすすめです。

2.弁護士業界に精通したプロのサポートで書類選考通過率や内定率がアップする

プロによる転職サポートで書類選考通過率や内定率がアップするのも、弁護士に強い転職エージェントを利用するメリットと言えるでしょう。

弁護士の転職支援実績が豊富なプロによる手厚いサポートによって、スムーズに転職を実現できるからですね。

主なサポート内容は次のとおりです。

  • マッチング精度の高い求人紹介
  • 「履歴書」「職務経歴書」の添削や作成アドバイス
  • 面接対策
  • 転職エージェントによる推薦状の添付

自分一人で転職活動を行うと、希望重視になってしまいがちで、なかなか採用されないという悩みをもつ人もいるでしょう。

転職エージェントは事務所や企業のニーズを踏まえたうえで、求職者の希望や適性に合った求人を紹介してくれます。

また、「法律事務所」なのか「企業」かによって志望動機の書き方も変わってきますし、ブティック系法律事務所なら希望する分野のアピールも必要です。

応募書類の書き方アドバイスや添削、面接対策として採用担当者が重視しているポイントなどを教えてもらえれば、他の求職者との差をつけることも可能になるでしょう。

第三者から見た求職者の強みや人柄などが記載されている「推薦状」の添付は、選考通過率アップが期待できます。添付してもらえるか事前に確認することをおすすめします。

3.弁護士ならではの転職活動時の悩みを相談できる

弁護士ならではの転職活動時の悩みを相談できるのもメリットのひとつです。

なかでも弁護士に特化した転職エージェントには、弁護士業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、悩みや不安なども理解してもらいやすいです。

また、弁護士の仕事や法曹業界についても熟知しているため、的確なアドバイスがもらえたり、具体的なキャリアプランの提案などもしてもらえるでしょう。

公式サイト上に、キャリアアドバイザーのプロフィールページを設けている転職エージェントも多いので、在籍しているアドバイザーをチェックしてみてください。

弁護士業界に精通したキャリアアドバイザーに話を聞いてもらいたい人は、「NO-LIMIT」や「MS-Japan」に相談してみるといいでしょう。

4.事務所や企業の詳細な情報を教えてもらえる

弁護士に強い転職エージェントを利用すれば、検討している法律事務所や企業の詳細な情報を教えてもらえるメリットもあります。

キャリアアドバイザーは、取引している事務所や企業の人事とやり取りしており、求人票には記載されていない内部事情についても把握しているからですね。

具体的には、次のような情報を教えてもらえます。

  • 求める人物像
  • 募集背景
  • 事務所・企業の風土や社風
  • 職場で働く人の情報
  • 詳細な労働条件
  • 実際に働いている人の口コミなど

事前に内部事情など、詳細な情報を把握しておくことで、転職後のギャップを避けることもできるでしょう。

転職活動において応募先の情報収集は欠かせませんが、時間がかかったり真偽のわからない情報もあったりで負担も大きいです。

情報収集のために転職エージェントを活用するのもおすすめです。

法曹業界の転職市場の最新トレンドなども熟知しているので、転職活動の参考にしてください。

5.条件交渉を代行してもらえる

転職エージェントを利用すれば、条件や待遇などの交渉を代行してもらえるメリットがあります。

キャリアアドバイザーは条件交渉に慣れているため、タイミングやコツなど交渉ノウハウを持っており、交渉に成功する確率も高いです。

条件交渉は、求職者の満足度が高くなるだけでなく、転職エージェント側も受け取る成功報酬がアップするので、力を入れてくれます。

また、条件面以外にも面接日や入社日などの交渉にも対応しているため、応募先との煩わしいやり取りも不要です。

仕事では交渉上手でも、自分のこととなると苦手な弁護士の方は、ぜひ転職エージェントに条件交渉をお任せしてみてはいかがでしょうか。

年収交渉をお願いする場合は、譲れない最低条件と希望条件を伝えるようにしてください。

弁護士の転職に転職エージェントを利用するデメリット3つ

転職エージェントのデメリット

弁護士の転職に転職エージェントを利用するデメリットは以下の3つです。

  1. カウンセリングや担当者とのやり取りが面倒に感じる
  2. 担当者によっては転職活動がうまく進められないこともある
  3. 必ず転職サポートしてもらえるわけではない

順番に解説していくので参考にしてみてください。

1.カウンセリングや担当者とのやり取りが面倒に感じる

転職エージェントを利用すると、カウンセリングや担当者とのやり取りなど、手間がかかることや面倒なことがいくつかあります。

なぜなら、転職活動はすべてキャリアアドバイザーと二人三脚で行う必要があるからですね。

求人紹介も求人への応募もすべて担当のキャリアアドバイザーを通じて行われます。

そのため、応募フォームにプロフィールや経歴などを入力して登録を行い、後日キャリアアドバイザーとの面談を受けなくてはいけません。

また、紹介された求人にしか応募できなかったり、企業と直接やり取りできないことにストレスを感じる人も。

転職エージェントの仕組みが合わない人は、使いづらい可能性があるでしょう。

ワンポイントアドバイス

キャリアアドバイザーとのやり取りが面倒だと感じる人は、転職サイトを利用してみてはいかがでしょうか。

登録の手間は転職エージェント同様ありますが、自分で求人をチェックしたり応募が可能なので、マイペースに転職活動を進められます。

もし自分で求人を探すのが面倒な場合は、スカウトサービスを利用するのもおすすめです。

登録した経歴を見た事務所や企業から直接届くスカウトを比較検討すればいいので、検索の手間も省けるでしょう。

転職サイトやスカウトサービスを利用したい人は、「ひまわり求人求職ナビ」や「ビズリーチ」をチェックしてみてはいかがでしょうか。

2.担当者によっては転職活動がうまく進められないこともある

担当者によっては、転職活動をうまく進められないことがあるのも、転職エージェントを利用するデメリットと言えます。

経験が浅く業界の知識に乏しい担当者も在籍していますし、性格や転職活動の進め方などが合わないことも。

とくに難しいのがキャリアアドバイザーとの相性です。

熱心に求人紹介やアドバイスをくれるキャリアアドバイザーに満足する人もいれば、プレッシャーに感じてしまう人など、どうしても「合う・合わない」が出てきます。

ほかにも、弁護士業界の分野によって得意・不得意があったり、稀に利益重視の求人紹介を行う担当者もおり、希望無視の求人紹介や猛プッシュが行われることもあります。

手厚い転職支援を期待していたのに、「転職活動がうまく進められない」とならないよう、担当者に流されない転職の軸をもつようにしておきましょう。

ワンポイントアドバイス

担当者がイマイチだったり、相性が合わない場合は、変更をお願いしてみてください。

大半の転職エージェントは、担当者の変更に対応してくれます。

問い合わせ窓口などから変更を依頼できるので、相談してみてください。

また、公式サイト上に掲載されているキャリアアドバイザーのプロフィールや、転職支援実績などを確認して、転職エージェントの質が高いかを判断するのもいいでしょう。

近年、弁護士のキャリアパスは多様化しています。

しかし、キャリアプランが思い描けず転職の軸が定まっていない状態で転職エージェントを利用すると、流されてしまうことも。

転職エージェントを利用する前に、キャリアコーチングで自己分析のお手伝いをしてもらい、転職の軸を明確にしておくのもおすすめです。

キャリアコーチングについては、「キャリアコーチングおすすめ10選!選び方のコツや活用法も解説」の記事も参考にしてみてください。

3.必ず転職サポートしてもらえるわけではない

弁護士に強い転職エージェントに登録しても、必ず転職サポートしてもらえるわけではありません。

経歴や希望条件によっては、求人の紹介が難しい場合もあるからです。

たとえば、近年増加傾向にあるインハウスローヤーは、企業法務経験者が優遇されますし、地方など希望エリアによっては求人がないことも。

とくに中途採用は、事務所や企業から即戦力を期待されます。

高望みしすぎの条件や、弁護士歴の割に経験やスキルが乏しい場合などはサポートしてもらえない可能性もあるので注意してください。

ワンポイントアドバイス

経歴やスキルに不安がある弁護士の方は、転職エージェントの転職成功事例などをチェックしてみてください。

事例をみれば、どのような経歴・スキルの転職支援に強いか特徴がわかり、自分に合った転職エージェントか見極められるからですね。

また、面談時のアドバイスに耳を傾け、柔軟に条件変更を行うと求人紹介を受けられる可能性もあります。

サポートしてもらえない場合は、気持ちを切り替えて他の転職エージェントを当たってみるといいでしょう。

弁護士におすすめの転職サイト&エージェントの選び方と活用方法

転職サイト&転職エージェントの活用方法

続いて、弁護士におすすめの転職サイト&エージェントを選ぶ際のポイントや活用方法を紹介します。

転職サイト&エージェントを利用する際は、以下の選び方や活用方法を押さえておきましょう。

  • 弁護士に特化した転職エージェントを押さえる
  • 希望する条件の求人数が多い転職サイト&エージェントを選ぶ
  • 複数の転職サイト&エージェントに登録して活用する
  • 転職エージェントとは定期的に連絡を取る
  • 自分の市場価値や弁護士の転職市場を確認するために使うのもアリ

順に解説するので参考にしてください。

弁護士に特化した転職エージェントを押さえる

まずは弁護士に特化した転職エージェントを押さえておきましょう。

なぜなら、弁護士業界に精通したキャリアアドバイザーが転職活動を徹底サポートしてくれます。

メリットでも紹介したとおり、転職エージェントを使うことで選考通過率や内定率がアップするため、転職活動をスムーズに進められます。

弁護士の転職支援実績も豊富なので、転職先の内情を把握していたり、交渉力が高かったりと、キャリアアドバイザーの質にも期待できるでしょう。

相談だけの利用も可能なので、弁護士転職に詳しいプロから話を聞きたい人も、気軽に相談してみてください。

希望する条件の求人数が多い転職サイト&エージェントを選ぶ

希望する条件の求人数が多い転職サイト&エージェントを選ぶようにしましょう。

ただ弁護士の求人数が多いだけではなく、条件に合った質の高い求人の充実度が転職成功率アップへとつながります。

弁護士にはさまざまな活躍の場があり、勤務先や仕事内容も多岐に渡るため、希望条件によっては転職サイト&エージェントに求人が少ないケースもあります。

たとえば、法律事務所の求人を中心に扱っている転職サイト&エージェントでも、「大手事務所に強い」「小規模事務所に強い」といった違いが。

ほかにも「インハウスの求人が中心」「地方の求人は扱っていない」など、それぞれに特徴があるので、自分の希望を明確にし、取り扱っている求人をチェックしてから登録するといいでしょう。

転職サイト&エージェントの公式サイトには求人検索機能があるので、希望条件にチェックを入れて求人検索してみてください。

とくにチェックしたいのは以下の条件です。

  • 勤務先(法律事務所、一般企業など)
  • 仕事内容(企業法務、一般民事など)
  • 勤務地
  • 年収や労働条件

検索機能がなければ、転職支援実績などを確認するのもおすすめです。

希望する条件の求人が多ければ、比較検討も可能ですし、自分に合った転職先も見つかりやすくなるでしょう。

企業内弁護士を希望する人は、一般企業の求人が豊富な「JACリクルートメント」「パソナキャリア」などの転職エージェントの活用もおすすめです。

複数の転職サイト&エージェントに登録して活用する

複数の転職サイト&エージェントに登録して活用するのもおすすめです。

各転職サイト&エージェントでしか取り扱いのない「独占求人」や「非公開求人」に多く触れられます。

「独占求人」や「非公開求人」は一般的に、好待遇や人気の高い事務所・企業の求人が多い傾向にあります。

そのため、自分ではなかなか見つけられないレア求人に応募できるチャンスも広がるでしょう。

また、以下のようなそれぞれのサービスを使い分けられるメリットもあります。

転職サイト&エージェント 提供サービス
弁護士ドットコム セミナー・イベントを実施
リーガルジョブボード 面接同行に対応
ビズリーチ スカウトを受け取れる

さらに転職エージェントを複数利用する場合、キャリアアドバイザーの質を比較できます。

1社だけの利用だと、たとえサポートがイマイチの担当者でも「キャリアアドバイザーはこのようなもの」と思い込んで利用し続けてしまいます。

しかし、比較対象があればサポート力の差も自然にわかりますし、相性の良い担当者に出会えることも。

転職サイトと転職エージェント、両方の利用も可能なので、ぜひ気になるサービスがあれば複数登録して併用してみてください。

複数登録する際は、他の転職サイト&エージェントを併用していることは伝え、スケジュール調整や二重応募にならないよう配慮してもらいましょう。

転職エージェントとは定期的に連絡を取る

転職エージェントを利用する場合、担当者とは定期的に連絡を取るようにしましょう。

なぜなら、転職したい強い意志をアピールすることで、優先的にサポートしてもらいやすくなります。

担当者も売上をあげる必要があるため、転職成功の可能性が高い人を優先します。

複数の求職者を一人で担当するため、優先順位をつけないと対応しきれないのも理由のひとつです。

優先順位が高いのは以下のような人たちです。

  • スキルや経験が豊富な弁護士業界での市場価値が高い人
  • 転職意欲の高い人
  • 転職希望時期が「すぐにでも」の人

求人を紹介してもらうためにも、登録時の経歴内容を充実させ、「なぜ転職したいのか」「いつ転職したいのか」など、転職の動機や時期を明確にしておくことも大切です。

担当者からの連絡を待つだけでなく、自分からも現状を報告したり、求人がないか確認の連絡を積極的に入れれば、担当者もあなたの意欲を認識してくれるでしょう。

自分の市場価値や弁護士の転職市場を確認するために使うのもアリ

自分の市場価値や弁護士の転職市場を確認するために、転職サイト&エージェントを活用するのもおすすめです。

市場価値がわかれば、狙える年収や転職するタイミングなどもつかめるでしょう。

たとえば、スカウトサービスを利用すればいろんなオファーが届きます。

  • 待遇
  • 声をかけてくれる事務所や企業の規模
  • 業務内容やポジション

などをチェックすれば、自身の評価や価値が見えてきます。

また、転職エージェントの面談を受ければ、何を評価されているのかわかりますし、弁護士業界の転職トレンドや動向なども詳しく教えてもらえます。

今すぐ転職は考えていない人も、情報収集を行って、今後の転職活動に活かしてみてください。

NO-LIMIT(ノーリミット)」では、弁護士転職の実情や年収診断などが無料で受けられる個別転職相談会も実施しています。情報収集したい人は参加してみてはいかがでしょうか。

弁護士におすすめの転職エージェントを利用する際の流れ

転職エージェントを利用する際の流れ

この章では、弁護士におすすめの転職エージェントを利用する際の流れについて解説していきます。

転職サポートを希望する人は、登録から入社までの流れを把握しておきましょう。

※転職サイトを利用する際の流れについては、各転職サイトの利用方法などを確認してください。

1.公式サイトから登録を行う

まずは公式サイトから登録を行いましょう。

「保有資格」「希望条件」「職歴」など項目に沿って入力していきます。

入力する内容は簡単ですが、間違いがないように注意してください。

電話での登録に対応している転職エージェントもあるので、自分に合った方法を選んで登録しましょう。

申し込み後、数日以内にメールまたは電話で面談の案内連絡が入るので、面談日を決めましょう。

登録時に、職務経歴書や希望条件をまとめておくと入力がスムーズにすすめられます。
2.個別面談を受ける

予約した日時に、キャリアアドバイザーと面談を行います。

面談では、キャリアアドバイザーが、これまでの経歴や希望などを丁寧にヒアリングしてくれます。

面談時に求人紹介をしてくれるエージェントもあるので、すぐに転職をしたい人は応募書類を持参するようにしましょう。

法曹業界に精通したキャリアアドバイザーから、弁護士の求人動向などの情報も教えてもらえます。

あらかじめ聞きたいことや相談したいことを考えておくといいですよ。

転職エージェントはプライバシーを厳守してくれるので安心して相談してください。

対面だけでなくオンラインや電話でのカウンセリングに対応している場合もあるので、面談方法についても確認しておきましょう。
3.求人を紹介してもらう

面談内容をもとに、能力や希望に合った求人を紹介してくれます。

紹介された求人が希望条件に合うか確認しましょう。

求人の詳細な情報はもちろん、職場の雰囲気など応募先についても教えてもらえるので、気になる点があれば質問してください。

求人紹介では、条件が合致すれば非公開求人が紹介されることもあります。

もし希望に合わない求人が紹介されたときは、具体的に何が合わなかったのか担当者に伝えておくと、次回以降の求人紹介に反映してもらえます。
4.求人に応募する

希望に合う求人が紹介されたときは、担当キャリアアドバイザーを通じて応募しましょう。

転職エージェントでは、応募書類の提出や面接日時の調整などすべて代行してくれます。

応募時には求職者の強みをアピールした「推薦状」を添えてもらえることもあります。

履歴書や職務経歴書の書き方や応募書類の添削もしてくれるので、率先してサポートを活用しましょう。

複数の求人に応募することも可能です。自分のペースや求人状況に合わせて応募してください。
5.事務所・企業の面接を受ける

書類選考に通過したら事務所・企業との面接に進みます。

面接日などの調整は、転職エージェントが行ってくれます。

多くの転職エージェントが面接対策を実施しているので、サポートしてもらうのがおすすめです。

担当キャリアアドバイザーから面接のコツを伝授してもらえたり、面接後のフィードバックも受けられます。

オンラインで面接を実施している求人先も増えています。オンライン面接を受ける際は通信環境に気をつけるようにしましょう。
6.内定&入社の調整を行う

内定が出たら入社準備を行います。

入社日の調整をはじめ、条件交渉などもサポートしてもらえます。

また、円満に退職するためのアドバイスなども行ってくれるので、困ったことがあればいつでも相談してください。

転職エージェントによっては、弁護士会の手続きなどについても、進め方のアドバイスやサポートを行っています。

必要な手続きや流れなども確認しておくといいでしょう。

入社後も定期的にサポートしてくれる転職エージェントもあります。事前に聞いていた条件と違うようなことがあれば、すみやかに相談してください。

弁護士におすすめの転職サイト&エージェントに関するQ&A

よくある質問

弁護士におすすめの転職サイト&エージェントを利用する際のよくある質問について紹介します。

わからないことや気になる点があれば、ぜひ参考にしてみてください。

弁護士資格を活かせる転職先は法律事務所やインハウスローヤー以外にもありますか?
求人数は決して多くありませんが、「官公庁」「自治体」「特許事務所」などの求人もあります。

弁護士の資格を取得すれば「弁理士」としても働けるため、特許事務所で働くことも可能です。

また、事業会社だけでなく「医療法人」や「学校法人」などの募集があることも。

詳しくは、各転職サイト&エージェントの求人をチェックしてみてください。

登録するのに年齢制限はありますか?
とくに年齢制限を設けている転職サイト&エージェントはありません。

転職市場には「35歳限界説」などもありますが、弁護士の転職は年齢の影響を受けにくいです。

司法試験に合格する年齢が早くても20代後半で、司法修習やキャリアを積んでの転職となると、30代~40代のタイミングになります。

また、専門分野がある人は年齢関係なく市場価値が高く、50代以降で転職を成功させている人もいます。

年齢が高いことで顧客から信頼を得やすかったり、社会人経験が評価されたりすることも。

ただし、大手法律事務所や未経験分野への転職は、若手を積極採用する傾向にあるので、どのような人材を必要としているか確認した上で応募してください。

転職活動が職場に知られることはありませんか?
転職サイト&エージェントに登録した個人情報は、許可なく第三者には開示されません。

「個人情報保護法」に基づいて、登録した個人情報は徹底管理されています。

転職エージェントでは「仕事中に連絡を入れない」などの配慮もしてくれますし、スカウト機能を使う際は匿名や公開範囲の設定も可能です。

注意したいのは、職場のパソコンで求人検索や履歴書作成を行ったり、うっかり転職活動の話を漏らしてしまうことです。

細心の注意を払って転職活動を進めましょう。

利用するのに料金はかかりますか?
転職サイト&エージェントを利用するのに料金はかかりません。

事務所や企業から「広告料」「紹介手数料」を受け取って運営しているため、求職者は登録料やサポート料金を支払わなくても利用できます。

例外として、今回10選で紹介している「ひまわり求人求職ナビ」は、事務所や企業側の掲載料も無料としています。

また「ビズリーチ」には有料プランもあるので、利用時は注意してください。

インハウスから法律事務所への転職は可能ですか?
難易度は高いものの可能性はゼロではありません。

業務内容は異なりますが、インハウスでの経験を評価してくれる法律事務所もあります。

ただし、インハウスと法律事務所とでは仕事のスタンスが異なります。

法律事務所の仕事内容や求人状況について、まずは転職エージェントに相談して理解を深めてみてはいかがでしょうか。

法律事務所からインハウスに転職すると年収は下がりますか?
年収が下がる可能性はあります。

求人情報などを見てもわかるとおり、法律事務所に比べるとインハウスの年収は高いとは言えません。

年収は下がるかもしれませんが、以下のようなメリットもあります。

  • 会社員として定年まで働ける
  • 弁護士会費を負担してくれる企業もある
  • 福利厚生が整っている
  • ライフワークバランスの充実
  • ビジネススキルが身につく

ただ、法律事務所からインハウスへ転職し、再び法律事務所に戻りたいと希望する人もいます。

年収も含め、しっかりキャリアプランを設計したうえで検討してください。

他にもわからないことがある場合は、各公式サイトのQ&Aページや利用ガイドをチェックするか、お問い合わせフォームから質問して解決しましょう。

【まとめ】弁護士の転職には弁護士特化の転職エージェントの利用がおすすめ

弁護士の転職活動には、弁護士特化型の転職エージェントの利用がおすすめです。

弁護士業界に精通したキャリアアドバイザーが、転職成功のために転職活動を徹底サポートしてくれます。

また、表には出てこない非公開求人の紹介や、条件交渉を代行してくれるなど、好条件での転職も期待できるでしょう。

以下に該当する弁護士の方は、ぜひ転職エージェントを活用して転職活動を進めてみてください。

  • 転職が初めてで転職活動の方法がわからない
  • 現職が忙しくて転職活動の時間が取れない
  • 違う分野への転職を検討している
  • 今後の弁護士としてのキャリアについて悩んでいる
  • 自分では見つけられない大手や好待遇の求人を紹介してもらいたい
  • なかなか内定がもらえず焦っている
  • 年収アップを希望している
  • ブラックだと感じる事務所には転職したくない

実績と情報量の豊富なキャリアアドバイザーが、悩みや不安などをうまく解消しながら、弁護士の転職を成功へと導いてくれるでしょう。

もし、転職エージェントだけだと物足りない人や、自分でも求人を探したい人は、転職サイトへの登録もおすすめです。

併用も可能なので、自分に合うサービスを選んでみてください。

弁護士の方が転職サイト&エージェント選びに迷ったら、当記事で紹介しているおすすめ10選の中から、まずは2~3社に登録することをおすすめします。

最後に当記事の監修者、弁護士の谷直樹氏からコメントをいただいたので参考にしてみてください。

谷直樹氏
当記事の監修者、谷直樹氏からのアドバイス

私は2011年に司法試験に合格して就職活動を行いましたが当時は弁護士の合格者数が増員された就職氷河期でした。

そのため私の周りにも就職活動に苦労したり早期に転職活動を開始した友人も多くいました。私自身も複数の転職エージェントに登録して転職活動をした時期がありました。

転職活動は職場の同僚には相談できず孤独な戦いという側面があります。特に弁護士の場合、通常の職種のように転職のノウハウや情報が広く出回っているということもなく手探りでの活動となることが多いでしょう。

法曹有資格者の転職事情や業界の動向に精通した転職エージェントの支援を受けることで情報面・精神面ともに有利に転職活動を進めることができるはずです。

専門性の強い弁護士のキャリアパスを親身になって一緒に考えてくれる転職エージェントとの出会いは一期一会と呼べるものです。

まずはこの記事を参考に転職サイトやエージェントに登録してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

皆様の就職活動の成功をお祈りしています。

■監修者プロフィール
弁護士 谷直樹氏
東京で大手出版社やメーカーなどを顧問先とする企業法務の事務所で3年間弁護士として経験を積み、その後外務省の推薦を受けて国連機関でも2年間勤務し、現在の長崎国際法律事務所へ。

企業の法律問題を得意としており、特に知的財産法に関しては特許である『知的財産アナリスト』の認定も受け、知財総合支援窓口・よろず支援拠点にも在籍。法律の専門家として企業から多数の相談を受けている。

当記事の編集者

株式会社ビズヒッツ伊藤陽介

株式会社ビズヒッツ代表取締役 伊藤陽介
株式会社ビズヒッツの代表として、「ビズヒッツの仕事・転職・求人情報サイト」と、ビジネスの問題解決を考えるメディア「Biz Hits」の運営責任者。メディア運営の中で得た知見を元に業務効率化やリモートワークマネジメントのコンサルティングなども行っている。プロフィールの詳細はこちら