レンタルサーバー5選を徹底比較!おすすめの選び方や種類も解説
独自ドメイン(URL)のサイトを作りたい場合、データを保管するためのサーバーが必要となります。
自前でサーバーを構築・管理するのは労力・費用面ともに大変なので、管理を業者に任せられるレンタルサーバー(共用レンタルサーバー)の利用を検討する方が多いですね。
ただ「レンタルサーバーの数が多すぎて、どうやって選んだらいいかわからない」という声もよく聞きます。
結論から言いますと、おすすめのレンタルサーバーは以下の5社です。
上記5社には以下のような特徴があるからです。
- 利用者数が多い
- 価格が手頃
- WordPressに対応
この記事では「おすすめのレンタルサーバー」「レンタルサーバーを利用するメリット・デメリット」について解説します。
レンタルサーバー5選を徹底比較
おすすめのレンタルサーバーは以下の5社です。
- ConoHa WING
- エックスサーバー
- mixhost
- ロリポップ
- さくらのレンタルサーバ
それぞれのレンタルサーバーの特徴や「どんな人におすすめか」を紹介します。
【エックスサーバー】個人から法人までバランス良くて使いやすい
エックスサーバーは個人にも法人にも幅広くおすすめできる、いわばオールマイティなレンタルサーバーです。
国内シェア第1位のレンタルサーバーであり、機能・価格・サポートのバランスがいいからですね。
最新の商用サーバーを導入しており、レンタルサーバーでも安定的な運用が可能であることから人気があります。
「安定しているのでエックスサーバーを使い続けている」というユーザーも多いですね。
エックスサーバーの概要をまとめました。
初期費用 | 3,300円 |
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月額料金 |
・スタンダード:990円~ ・プレミアム:1,980円~ ・ビジネス:3,960円~ ※36ヶ月プランの場合 |
性能 |
・自社計測でサーバー速度が国内最速 ・世界最速クラスのWordPress実行環境 |
主な機能 |
・自動バックアップ ・WordPress簡単インストール ・無料SSL ・契約中は1独自ドメイン無料 |
サポート体制 |
・24時間365日のサポート体制 ・電話・チャット対応可能 |
老舗かつトップシェアのレンタルサーバーなので、「安心して利用したい」という場合には、エックスサーバーがおすすめです。
【ConoHa WING】初心者におすすめ
ConoHa WINGはとくに初心者におすすめのレンタルサーバーです。
ConoHa WINGには以下のような特徴があり、知識がなくてもラクにブログやサイトが作成できるからですね。
- わかりやすい管理画面
- WordPressをかんたんセットアップできる
実際にConoHa WINGを導入した企業の担当者やブロガー・アフィリエイターにも、「簡単」「使いやすい」と評価されています。
初期費用無料で月額料金が安く、独自ドメインも無料利用できるので、「性能・機能を妥協したくないが、できるだけ費用は抑えたい」という方にもおすすめできます。
ConoHa WINGの概要をまとめました。
初期費用 | 無料 |
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月額料金 |
・ベーシック:660円~ ・スタンダード1,925円~ ・プレミアム:3,850円~ ※36ヶ月プランの場合 |
性能 | 自社計測でサーバー処理速度が国内最速 |
主な機能 |
・自動バックアップ ・WordPress簡単インストール ・無料SSL ・契約中は2独自ドメイン無料 |
サポート体制 | 電話での問い合わせ可能 |
ConoHa WINGを運営しているのは大手企業であるGMOインターネットです。
比較的新しいレンタルサーバーですが安心して利用できますので、初心者でも使いやすいレンタルサーバーを探している方はぜひ利用を検討してみてください。
【mixhost】WordPressの表示スピードにこだわる人におすすめ
mixhostはWordPressの高速化にこだわりたい人におすすめのレンタルサーバーです。
高速化のための技術を積極的に導入し、第三者評価でワードプレス表示スピード第1位を獲得しているレンタルサーバーだからですね。
「WordPressクイックスタート」「WordPressかんたん引越し機能」など、WordPressのインストール・移転をスムーズに行うための機能も備えています。
またmixhostはいつでもプラン変更が可能で、アクセス数が増減した際「上位プラン」「下位プラン」に変更してフレキシブルに対応できます。
mixhostの概要をまとめました。
初期費用 | 無料 |
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月額料金 |
・スタンダード:990円~ ・プレミアム:1,980円~ ・ビジネス:3,960円~ ※36ヶ月プランの場合 |
性能 |
・自社計測で国内最速 ・WordPress表示スピード満足度No.1(日本マーケティングリサーチ機構の調査) |
主な機能 |
・自動バックアップ ・WordPressクイックスタート ・無料SSL ・対象ドメイン無料(プレミアムプラン以上で長期契約の場合) |
サポート体制 |
・スタンダードはメールサポートのみ ・プレミアムプラン以上はZoomでのサポートなどあり |
スタンダードプランだとサポートがメールのみになってしまいますが、「ヘルプが充実しているので、メールサポートだけでも問題ない」というクチコミもあります。
30日間返金保証制度があるので、まずは「不安なく使えるか試してみる」のもいいかもしれません。
【ロリポップ!】小規模サイトからスタートしたい方におすすめ
ロリポップ!は小規模サイトを運営したい方におすすめのレンタルサーバーといえるでしょう。
ロリポップ!では「ディスク容量」「サポート体制」「性能・機能」などを絞ることで、月額220円~という低価格を実現しているからです。
たとえば、「固定費用を抑えたい」「ページ数やアクセス数が多くない」といった場合です。
「ディスク容量が増える」「ワードプレス高速化に対応」といったメリットを備えたハイスピードプランでも、月額550円から使えます。
また2001年から稼働している老舗レンタルサーバーなので、安心感もあります。
ロリポップ!の概要をまとめました。
初期費用 |
・ライト:1,650円 ・スタンダード:1,650円 ・ハイスピード:無料 ・エンタープライズ:無料 |
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月額料金 |
・ライト:220円~ ・スタンダード:440円~ ・ハイスピード:550円~ ・エンタープライズ:2,200円~ ※36ヶ月プランの場合 |
性能 | ・自社調べで同価格帯のレンタルサーバーよりも高速 |
主な機能 |
・自動バックアップ(ハイスピードプラン以上) ・7世代バックアップ(有料) ・WordPressを簡単インストール ・無料SSL ・1独自ドメイン無料(ハイスピードプラン以上で12ヶ月以上契約の場合) |
サポート体制 |
・メール・チャットサポートあり ・スタンダード以上は電話サポートあり |
10日間無料体験もありますので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
【さくらのレンタルサーバ】費用を安く抑えたい方におすすめ
さくらのレンタルサーバは「とにかく費用を抑えて、安くサイト・ブログ運営を開始したい」という人におすすめのレンタルサーバーです。
さくらのレンタルサーバには「月額料金が安い」「初期費用が不要」「2週間の無料お試し期間がある」という特徴があるからですね。
ただし独自ドメインは有料で取得する必要があるので、別途費用がかかります。
「管理画面が初心者にはわかりにくい」という意見もありますが、老舗のレンタルサーバーだけあってネットや書籍で情報を調べやすくはなっています。
さくらのレンタルサーバの概要をまとめました。
初期費用 |
・無料 ※マネージドサーバは初期費用あり |
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月額料金 |
・スタンダード:425円~ ・プレミアム:900円~ ・ビジネス:2,122円~ ・ビジネスプロ:3,819円~ ・マネージド:11,880円~ ※36ヶ月プランの場合 |
性能 | 問題なく利用できる程度には高速だが「遅く感じる」というクチコミも |
主な機能 |
・自動バックアップ ・WordPressクイックインストール ・無料SSL |
サポート体制 | ・電話、メール、チャットでのサポート可能 |
なおWordPress(データベース)が不要なら、「月額換算128円~」のライトプランも利用できます。
たださくらのレンタルサーバではプラン変更ができないので、プランを変更したい場合には一旦解約して移行する手間が発生する点には注意してください。
レンタルサーバーのおすすめな選び方
レンタルサーバーの選び方のポイントは、主に以下のとおりです。
- 料金
- 性能
- 機能
- サポート体制
順に解説していきますね。
適正な料金で利用できるサーバーを選ぶ
まずは適正価格で利用できるサーバーを選ぶことが大切です。
つまり「欲しい機能」と「予算」のバランスがとれているサーバーを選ぶということですね。
レンタルサーバーの利用料金は会社・プランによりさまざまなので、「安いけれどスペックが足りなかった」「スペックが高すぎて無駄な料金が発生している」といった失敗も多いからです。
例えばWordPressを使ったサイトは重くなりがちなので、ある程度スペックの高いレンタルサーバーが必要となります。
この場合、必要な性能を備えているレンタルサーバーの月額料金目安は500~1,000円程度です。
一方で更新頻度が低いシンプルなサイトを考えているのであれば、月額500円以下のレンタルサーバーでも問題なく利用できるでしょう。
なお無料のレンタルサーバーも存在しますが、以下のようなデメリットがあるため、あまりおすすめしません。
- 自動で広告表示されることが多い
- 使用できる容量が少ない
- サポート体制が手薄
- サービスが突然終了するかもしれない
また費用に関しては以下の点もチェックしておいてください。
- SSL化(通信の暗号化)が無料でできるか
- 独自ドメイン登録や更新が無料でできるか
- 料金プランの変更が可能か
- データ復元が有料か無料か
独自ドメイン登録・更新については「契約期間中はずっと無料」が理想です。
例えばConoHa WINGやエックスサーバーは契約期間中無料で、mixhostやロリポップ!も条件つきで契約期間中無料となります。
一方でさくらのレンタルサーバだと、独自ドメイン取得・維持費が別途かかります。
利用するレンタルサーバーによっては、サーバー利用料金以外の費用が発生する可能性もあるので注意しましょう。
スムーズにサイト運用できるだけの性能がある
レンタルサーバーを選ぶ上で大切なポイントとしては「快適にサイト運用できる性能があるか」もあります。
必要な性能を備えていないサーバーだと、サイトの表示に時間がかかり、ユーザーにストレスを与えてしまう可能性があるからです。
すると「せっかくアクセスしてきたユーザーがすぐ離脱してしまい、収益につながらない」という事態になりかねず、サイト運用の目的を達成できません。
具体的には以下のような点に注目しましょう。
- サイトの表示速度はどんなサイトでも重要
- ディスク容量・転送量は画像が多いサイトでとくに重要
表示速度をチェックする場合は、夜間などアクセスが増える時間帯の速度を必ずチェックしましょう。
ブラウザキャッシュを有効にできるレンタルサーバーも表示速度アップが期待できます。
なおサーバーが快適に利用できるかどうかは、サーバーのスペックだけではなく「サーバーを何人のユーザーが共有しているか」によっても変わります。
つまり「CPU」「メモリ」などサーバーの公式サイトに表示されているスペックだけで判断するのではなく、実際の速度を調べる必要があるのですね。
この記事で紹介している5社は、どれも表示速度は速くて安心して利用できます。
また複数サーバーで実測した速度を公開しているサイトなどもありますので、参考にしてみましょう
使いたい機能が備わっているか
レンタルサーバーに「使いたい機能」があるかもチェックしましょう。
レンタルサーバーやプランにより、利用できる機能がかなり違うからです。
まず調べておきたいのは「自動バックアップ機能」の有無です。
「作業中の操作ミスで、自分のサイトが消えてしまった」などの場合、レンタルサーバーにバックアップがあれば元の状態に戻せるからですね。
WordPressのプラグインでもバックアップはとれますが、プラグインだとデータ保存先のパソコンが故障したときには復元できません。
そのためレンタルサーバーにバックアップ機能があると安心です。
またWordPressを使ってサイトやブログを作りたい場合には、以下のような機能があると、初心者でも迷わず操作できて便利です。
- WordPressを簡単にインストールできる機能
- WordPressで使うデータベースを自動接続できる機能
サイトやブログを複数運営したい場合は、1つのサーバー契約で利用できるマルチドメインやデータベースの数もチェックしておきましょう。
ただ初心者の場合、便利な機能が備わっていても、操作しにくいと「使い勝手が悪い」と感じてしまう可能性も。
そのため「管理画面が使いやすいか」もチェックしておくのがおすすめです。
管理画面の使いやすさで定評があるのは、エックスサーバーやConoHa WINGですので、気になる方はチェックしてみてください。
リアルタイムのサポート体制がある
とくに初心者の場合、リアルタイムのサポート体制があるかどうかも重要なポイントとなります。
「サーバーにトラブルが起きた場合」や「操作方法がわからない場合」にメールでしか問い合わせできないと、返信があるまでひたすら待つしかないからです。
待っている間に商機を逃してしまうことも考えられますね。
一方で「チャット」「電話」を使ったリアルタイムのサポート体制があるレンタルサーバーなら、疑問をスピーディーに解決できる可能性が高まります。
また利用者数が多いレンタルサーバーであれば、利用者同士のQ&Aを参照することで、操作方法についての疑問が解決できることも。
「リアルタイムのサポート体制がある」または「利用者数が多く、ネット上で質問しやすい」レンタルサーバーがおすすめです。
レンタルサーバーの種類とそれぞれの特徴
通常「レンタルサーバー」というと「共有レンタルサーバー」を指します。
ただレンタルできるサーバーには、他にも以下のような種類があります。
種類 | 特徴 |
---|---|
共用レンタルサーバー | 1台のレンタルサーバーを複数ユーザーが一緒に使う |
専用レンタルサーバー | サーバーを1台まるごとレンタルする |
仮想専用(VPS)レンタルサーバー | 1台のサーバーに複数の仮想サーバー領域を設定し、複数ユーザーで一緒に使う |
それぞれの特徴について詳しく解説します。
共用レンタルサーバーはリーズナブルで使いやすい
共用レンタルサーバーは、1台の物理サーバーを複数ユーザーで一緒に使うタイプのレンタルサーバーです。
「各人の個室はあるが、バスルームや洗面所は共有するシェアハウス」に例えられることが多いですね。
共用レンタルサーバーの特徴は、利用料金がリーズナブルなことです。
サーバーの管理にかかる費用を複数ユーザーで分担して負担しているため、ランニングコストが下がるからですね。
専門知識がなくても利用開始できるので、初心者が使いやすいのもメリットです。
共用レンタルサーバーのメリットとデメリットをまとめました。
メリット |
・利用料金が安い ・業者が運用・管理するのでラク ・専門知識がなくても使えて初心者向け ・運用開始までの時間が比較的短い |
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デメリット |
・他ユーザーの影響を受ける ・カスタマイズの自由度が低い |
「自由度が低い」などのデメリットはありますが、「小規模なアフィリエイトサイトやブログを運営する」という場合は、共用レンタルサーバーで十分です。
専用レンタルサーバーは大規模サイトでも安定運用可能
サーバーを1台丸ごとレンタルするのが「専用レンタルサーバー」です。
共用レンタルサーバーと違って「一戸建て」に例えられます。
専用レンタルサーバーには、大規模サイトでも安定した運用が可能というメリットがあります。
他ユーザーの影響を受けにくく、大量のアクセスや負荷の高いシステムにも対応できるからですね。
そのためビジネス用サーバーとして導入する企業が多くなっています。
専用レンタルサーバーのメリットとデメリットをまとめました。
メリット |
・安定した運用が可能 ・カスタマイズの自由度が高い |
---|---|
デメリット |
・利用料金が高い ・専門知識が必要で初心者向きではない ・運用開始までに時間がかかる |
「大規模なECサイトや社内システムを運営する」「アプリ開発を行う」なら、専用レンタルサーバーの導入を検討してください。
仮想専用(VPS)レンタルサーバーは共有サーバーと専用サーバーの良さをあわせもつ
仮想専用(VPS)レンタルサーバーは、1台の物理サーバー上に複数の「仮想サーバー領域」を設定して、複数ユーザーで共有するものです。
つまり「1ユーザーが仮想サーバー1台を契約できる」と言い換えられます。
住まいに例えると、各戸に水回りなどが完備されている「マンションの一室」のようなものです。
仮想専用(VPS)レンタルサーバーは、共有サーバーと専用サーバーの良さをあわせもっています。
複数ユーザーで共有するため費用は安くなる一方で、各仮想サーバー領域は区切られているため他ユーザーの影響を受けにくいからですね。
仮想専用レンタルサーバーの運用には専門知識が必要なものの、自由度が高いわりに安く利用できます。
仮想専用レンタルサーバーのメリットとデメリットをまとめました。
メリット |
・利用料金が比較的安い ・カスタマイズの自由度が高い ・他ユーザーの影響を受けにくい |
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デメリット |
・専門知識が必要で初心者向きではない ・運用開始までに時間がかかる |
プログラム開発やゲーム用のサーバーを探している場合には、仮想専用(VPS)レンタルサーバーを検討してみましょう。
なおVPSサーバーと似たものに「クラウドレンタルサーバー」があります。
クラウドレンタルサーバーでは1契約で複数台の仮想サーバーを利用でき、VPSよりさらに自由度が高くなります。
代表的なクラウドレンタルサーバーはAmazonが提供しているAWSなどです。
将来的なシステム・サイトの拡張を見込んでいる場合には、クラウドレンタルサーバーを検討するのがおすすめです。
レンタルサーバーを利用するメリット
「レンタルサーバーを利用すべきか、個人・自社でサーバー運用すべきか」を迷っている方もいらっしゃるかもしれません。
レンタルサーバーを利用すると、以下のようなメリットがあります。
- 専門知識がなくても導入できる
- 自社運用よりコストが安い
上記理由について順番に紹介します。
なおこの章では「共用レンタルサーバー」について解説しているので、専用サーバーには当てはまらない場合があるのでご注意ください。
専門知識がない初心者でも利用できる
共用レンタルサーバーを利用するメリットとしては、まず「専門知識がない初心者でも利用できる」ことが挙げられます。
「サーバーの構築・管理」「サーバーダウンなどトラブルへの対応」などは、レンタルサーバー業者が行うからです。
セットアップを簡単に行える機能やドメイン取得サービスも用意されているので、運用開始までの時間も短くできます。
「経験・スキルがない」「運用開始を急いでいる」という場合には、共用レンタルサーバーが現実的な選択肢となるでしょう。
自社運用よりもコストが安く運用できる
「自社運用よりコストが安くなる」のもレンタルサーバーを利用するメリットのひとつです。
レンタルすれば、「サーバーの購入費用」「電気代」「運用を担当するエンジニアの人件費」などがかからないからです。
月々のレンタル料金と数千円程度の初期費用だけで済むので、自社運用よりも費用は安くなります。
初期費用がかからないレンタルサーバーも多いですね。
サーバーに大きな予算を割けない場合は、レンタルサーバーがおすすめです。
レンタルサーバーを利用するデメリット
レンタルサーバーにはデメリットもあります。
- 他ユーザーの影響を受ける
- カスタマイズの自由度が低い
上記理由について順番に紹介します。
なおこの章では「共用レンタルサーバー」のデメリットについて解説します。
他ユーザーから影響を受ける
共用レンタルサーバーの代表的なデメリットとしては「他ユーザーから影響を受けてしまう」ことが挙げられます。
1つのサーバーを複数ユーザーが一緒に利用しているためですね。
具体的には、他ユーザーがサーバーに大きな負荷をかけると、自分が運営するサイトの表示速度が遅くなるといった影響が出ます。
ただ個人ブログや小規模サイトの運用なら、共用レンタルサーバーで十分でしょう。
サイトのカスタムの自由度が低くてできないこともある
サイトのカスタマイズの自由度が低いのも、共有レンタルサーバーのデメリットといえます。
共用レンタルサーバーではユーザー間の公平性を保つため、利用できる容量などに制限が設けられているからですね。
専用レンタルサーバーを使えば自由度は高くなりますが、費用が高くなり専門知識も必要です。
個人で運営するブログサイトなど、複雑なカスタマイズが必要ないのであれば共有サーバーで十分でしょう。
【おわりに】一番おすすめのレンタルサーバーを聞いてみた
おすすめのレンタルサーバーを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に、レンタルサーバー利用歴17年以上となっているWeb業界の経営者の方に「一番おすすめのレンタルサーバーはどこなのか?」を聞いてみたので参考にしてみてください。

みなさまはじめまして。
株式会社ビズヒッツの代表をしている伊藤と申します。
カンタンな自己紹介をしておくと、2005年10月にはじめてホームページを作成し、売上が伸びたことで2009年に法人化、現在もWeb関連の仕事に携わっています。
その間もレンタルサーバーを使い続けていて、これまでにいくつもの種類のサーバーを利用してきました。
- エックスサーバー
- エックスサーバービジネス(旧:シックスコア)
- バリューサーバー
- エクセリア
- コアサーバー
- ロリポップ
- チカッパ
- クイッカ
- IQサーバー
- お名前.comレンタルサーバー
- さくらのレンタルサーバ
- ステップサーバー
- カゴヤ
- ヘテムル
・・・他にも利用したサーバーはあったはずですが、17年も経つと覚えていません。
色々と試した結果、一番利用頻度の高いレンタルサーバーは『エックスサーバー』です。
17年間利用してきた中、大きなトラブルがないのはもちろん、管理画面の使いやすさや費用面など、様々な面でバランスが良いからです。
ちなみに私はWebの仕事に携わっている友人も多いのですが、同じくエックスサーバー利用者が圧倒的に多くなっています。
利用者全員に共通しているのは、エックスサーバーに特別な思いを持っていたり、熱烈なファンといったわけではありません。
「とりあえずエックスサーバーを使っておけば間違いない」って感覚です。
いま振り返ってみると、それだけ当たり前にみんなが使い続けているぐらい使い勝手が良かったんでしょうね。
あくまで私個人や友人の体験談なので根拠としては物足りないかもしれませんが、皆様がレンタルサーバーを選ぶうえでの参考材料のひとつにでもなれば幸いです。
伊藤氏がおすすめするエックスサーバーの公式ページは以下となります。
【公式】https://www.xserver.ne.jp/
■監修者プロフィール
株式会社ビズヒッツ代表取締役 伊藤陽介
株式会社ビズヒッツの代表として、「ビズヒッツの仕事・転職・求人情報サイト」と、ビジネスの問題解決を考えるメディア「Biz Hits」の運営責任者。メディア運営の中で得た知見を元に業務効率化やリモートワークマネジメントのコンサルティングなども行っている。