リクルートダイレクトスカウトの評判とメリット・デメリットから見えた活用のコツ
『リクルートダイレクトスカウト』を使って転職活動を検討している人の中には、サービス内容や評判が気になる人も多いと思います。
結論から言うと、リクルートダイレクトスカウトは、以下の方におすすめの『スカウト型転職サイト』です。
- 大手や有名企業のハイクラス求人を探している人
- 自分で優秀なヘッドハンターを選びたい人
- じっくり時間をかけて転職活動したい人
当記事では、実際にリクルートダイレクトスカウトを利用した人の評判やサービス内容の調査結果をもとに、上手く使うためのコツについても紹介しています。
リクルートダイレクトスカウトの「良い評判」と「悪い評判」を口コミ調査
リクルートダイレクトスカウトを利用したことがある34人に、「リクルートダイレクトスカウトを利用して良かった点と悪かった点」についてアンケート調査を実施し、口コミを集計しました。
- 調査対象:リクルートダイレクトスカウトを利用したことがある方
- 調査期間:2021年6月20日~7月5日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:34人
その結果をもとに、リクルートダイレクトスカウトの「良い評判」と「悪い評判」を紹介していきます。
リクルートダイレクトスカウトの良い評判
まずは、リクルートダイレクトスカウトの良い評判を紹介します。
- ヘッドハンターの対応・質がいい(10人)
- ハイクラスの求人に特化している(8人)
- 好条件・高待遇のヘッドハンティングを受けた(6人)
以下、実際の口コミとあわせて解説していきます。
ヘッドハンターの対応・質がいい(10人)
リクルートダイレクトスカウトの良い評判で1番多かったのは、34人中10人が回答した「ヘッドハンターの対応・質がいい」です。
ハイクラス層をターゲットにしているだけに、リクルートダイレクトスカウトに登録されているヘッドハンターは優秀で、知識や経験などのレベルも高いため当然の結果と言えます。
また、自分でヘッドハンターを検索して選べるため、悪いヘッドハンターに当たるリスクが低いのも良い評判に繋がった要因の1つでしょう。
親身に転職のサポートをしてくれるという口コミが目立ちましたよ。
- 「ヘッドハンターの対応やサポートが丁寧で良かった。」(50代 女性)
- 「ヘッドハンターさんが紹介してくれる求人は、いずれも私の希望に沿ったものだったのでストレスはありませんでした。無理に面接を受けさせようといった圧力もなく、スムーズに転職を進められました。」(30代 男性)
- 「求人紹介だけでなく、私のサポートや方向性などの相談に乗ってくれるのが良かったです。キャリアアップの相談にものってくれ、的確なアドバイスや情報を教えたのはありがたかったです。」(20代 男性)
ハイクラスの求人に特化している(8人)
リクルートダイレクトスカウトの良い評判で2番目に多かったのは、34人中8人が回答した「ハイクラスの求人に特化している」です。
リクルートダイレクトスカウトといえば、リクルートが運営するハイクラスをターゲットにした転職サイト。
そのため、高度なスキルを持った人向けの求人が多い点や、年収の高い求人が揃っている点を評価する口コミが目立ちました。
ハイクラス人材に該当する人や、高収入を目指したい人には効率的に転職活動ができる転職サイトだと言えますね。
- 「高収入条件が多かった。」(30代 男性)
- 「ハイキャリア向けということもあり、年収800万円以上の求人が多かったです。」(20代 女性)
- 「ハイクラスの求人がある。」(50代 男性)
好条件・高待遇のヘッドハンティングを受けた(6人)
リクルートダイレクトスカウトの良い評判で3番目に多かったのは、34人中6人が回答した「好条件・高待遇のヘッドハンティングを受けた」です。
「今の仕事より条件の良い会社に移りたい」「年収をもっとアップさせたい」という動機で転職を検討する人も多いと思います。
リクルートダイレクトスカウトにはハイクラス向け高収入の求人が豊富にあるため、今よりも条件のいい転職先が見つかる可能性大です。
リクルートダイレクトスカウトで「年収アップを叶えられた」という口コミもいくつかあり、満足できる転職を望めそうですね。
- 「良かった点は、自分が考えていなかった分野からも、好待遇で働ける条件を明記した、スカウトを受けられたことです。」(20代 女性)
- 「好条件の求人が紹介してもらえただけでなく、今現在の自分の市場価値を知るすべになったので、それだけで利用価値があったと思います。」(40代 女性)
- 「好条件のヘッドハンティングを受ける事が出来ました。」(40代 男性)
リクルートダイレクトスカウトの悪い評判
次にリクルートダイレクトスカウトの悪い評判を紹介します。
- レベルが高すぎる(9人)
- メールや電話が多い(5人)
- 求人数は多いとは言えない(4人)
実際の回答とあわせて理由について紹介します。
レベルが高すぎる(9人)
リクルートダイレクトスカウトの悪い評判で1番多かったのは、34人中9人が回答した「レベルが高すぎる」です。
リクルートダイレクトスカウトはハイクラス求人に特化したサービスなので、高いスキルや経験を求める求人が中心。
特徴をよく理解していない人が利用すると、レベルが高すぎる求人ばかりという印象を抱いてしまうわけですね。
口コミを見ても、経歴に自信のある人や高収入を得ている人以外は、リクルートダイレクトスカウトでの転職活動は厳しいと言えます。
- 「会社の求めている人材のレベルがとても高く、自分の経歴では届かないと思った。」(20代 女性)
- 「ハイクラスの求人がメインなので、資格や経験が無い人にとっては厳しいかと思います。」(30代 男性)
- 「求職者に求められるレベルが高い。高収入なので当然だが、生半可なレベルでは無理。」(30代 男性)
メールや電話が多い(5人)
リクルートダイレクトスカウトの悪い評判で2番目に多かったのは、34人中5人が回答した「メールや電話が多い」です。
どの転職サイトや転職エージェントサービスにも言えることですが、リクルートダイレクトスカウトもメールや電話の多さを感じている人が一定数いました。
なかには、「日中に連絡が入る」といった口コミも。
在職中に転職活動を行っている人にとって、頻繁に届くメールの通知や電話連絡は、転職活動がバレるリスクもあり神経質になってしまいますよね。
- 「若干、連絡メールが多い。」(40代 男性)
- 「電話が多く来るようになりストレスを感じる。」(30代 男性)
求人数は多いとは言えない(4人)
リクルートダイレクトスカウトの悪い評判で3番目に多かったのは、34人中4人が回答した「求人数は多いとは言えない」です。
リクルートダイレクトスカウトはハイクラス求人に特化しており、厳選した求人のみを扱っています。
また、非公開求人も多く、ヘッドハンターを通して求人紹介があるケースもあるため、求人検索できる求人数は限られています。
そのため、求人が少ないと感じる人もいるようです。
量より質を求める人にはいいですが、どんな求人があるのかたくさんチェックしたい人には、物足りなさがあるようですね。
- 「高待遇な求人は多いが、全体的な求人数はあまり多くないのが少し気になりました。」(20代 男性)
- 「求人数が他のサイトに比べて少ないように感じた。」(30代 男性)

『リクルートダイレクトスカウト』は、質の高いヘッドハンターからヘッドハンティングを受け、ハイクラス転職を成功させたい人におすすめです。
今回の口コミで多かった回答は、ヘッドハンターと求人の質の高さ。
レベルの高いヘッドハンターが多数登録しており、「対応が丁寧」「希望に沿った求人紹介がある」「方向性について相談にのってくれた」など、好評価が集中しました。
ヘッドハンターを検索できる機能も使えるので、自分に合った条件で探せたり、納得した上で利用できます。
「レベルが高すぎる」というクチコミもあるほど、好条件・高待遇の求人が充実しています。
ハイクラス転職を目指す人は、ぜひ活用してください。
■リクルートダイレクトスカウト公式サイト
https://directscout.recruit.co.jp/
リクルートダイレクトスカウトのサービス内容の調査から見えた5つのメリット
リクルートダイレクトスカウトのサービス内容を調べていく中で見えてきたメリットは5つあります。
- 『リクルート』運営のサービスで使いやすい
- 大手・有名企業を中心に年収800万円以上の高収入な求人案件から選べる
- ヘッドハンターを自力で探して選べる
- 登録審査がなくて誰でも無料利用できる
- ヘッドハンターとあわせて求人も探せる
上記それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
『リクルート』運営のサービスで使いやすい
リクルートダイレクトスカウトは、大手人材会社『リクルート』の運営するサービスで使いやすいです。
人材サービスの経験や実績が豊富で、下記サービスの運営を長きに渡り行っています。
- 国内最大級の転職サイト『リクナビNEXT』
- 人材紹介サービス『リクルートエージェント』
- 就活生が利用する『リクナビ』
- 人材派遣『リクルートスタッフィング』
たとえば、リクナビNEXTと連携して使えたりと使い勝手が良いです。
大手・有名企業を中心に年収800万円以上の高収入な求人案件から選べる
リクルートダイレクトスカウトは、「大手・有名企業を中心に年収800万円以上の高収入な求人案件から応募先を選べます。
たとえば『NTTデータ』『トヨタ』『丸紅』をはじめとした、大手や有名企業との取引が豊富にあります。(調査日:2021年6月28日)
リクルートダイレクトスカウトの年収別求人数を見てみると、1番求人数が多いのは年収800万円~1,000万円の求人であることがわかります。
以下、リクルートダイレクトスカウトの年収別求人数です。(※年収応相談の求人は含みません)
年収 | 求人数(件) |
---|---|
600万円~800万円 | 35,211 |
800万円~1,000万円 | 38,978 |
1,000万円~1,500万円 | 27,992 |
1,500万円~2,000万円 | 9,947 |
2,000万円~3,000万円 | 3,802 |
3,000万円~4,000万円 | 1,003 |
4,000万円~5,000万円 | 771 |
(調査日:2021年6月28日)
1,000万円以上の求人も豊富で、なかには年収4,000万円~5,000万円の求人も見受けられます。
リクルートダイレクトスカウトのヘッドハンターを自力で探して選べる
スカウト型の転職サイトは、「ヘッドハンターからのスカウトを待たなくてはいけない」と思っている人もいるでしょう。
リクルートダイレクトスカウトは、ヘッドハンターを自力で探して選ぶことが可能です。
ヘッドハンターは、「業種」「担当職種」「業界経験年数」「勤務地」「フリーワード」から詳細検索できます。
希望するヘッドハンターに『お仕事紹介の依頼』や『担当求人についての質問』に加え、転職に関する相談もできますよ。
登録審査がなくて誰でも無料利用できる
リクルートダイレクトスカウトは登録審査がなくて、誰でも無料で利用できます。
現在の収入やスキルは関係なく、年齢や居住地の制限などもありません。
ヘッドハンターとあわせて求人も探せる
リクルートダイレクトスカウトは『スカウト型転職サービス』ですが、求人検索も可能です。
リクルートダイレクトスカウトは、ヘッドハンター探しをするのと同時に希望の求人も探せます。
具体的な方法としては、『求人情報検索』から業種・職種・勤務地・年収・フリーワードを入力して検索していきましょう。
たとえば業種で「IT・インターネット」を選択すると、「インターネットサービス」「ソフトウェア」といったように、詳細な条件を絞り込めます。
求人情報には、仕事内容・必要な経験・能力などが詳しく掲載されているのに加え、担当ヘッドハンターのプロフィール情報も掲載。
リクルートダイレクトスカウトのサービス内容の調査から見えた3つのデメリット
リクルートダイレクトスカウトのサービス内容を調べていく中で見えてきたデメリットは3つあります。
- エグゼクティブ向け転職サービスはスキルや経験のない人が使うのは難しい
- ヘッドハンターからスカウトが来ないと転職活動が進めにくい
- ヘッドハンターに関連する機能やサービスが物足りない
上記それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
エグゼクティブ向け転職サービスはスキルや経験のない人が使うのは難しい
リクルートダイレクトスカウトはエグゼクティブ向け転職サービスなこともあって、スキルや経験を持たない人が使うのは難しいでしょう。
必要な経験・能力の記載欄には、「経験者のみ」「実務経験」というワードが並んでおり、仕事内容も専門性の高いものばかりです。
誰でも簡単に登録できるし審査もありませんが、あなたに適した求人がないと、ヘッドハンターからのスカウトもほぼ届きません。
ヘッドハンターからスカウトが来ないと転職活動が進めにくい
リクルートダイレクトスカウトは、ヘッドハンターからのスカウトが来ないと転職活動を進めにくいです。
自分からヘッドハンターや求人も探せますが、『スカウト型の転職サイト』なことから基本的にはスカウト待ちとなるからですね。
そのため、「来月にでも新しい会社で働きたい」というような、転職を急いでいる人には向かないと言えます。
また、同じハイクラス層をターゲットとしたスカウト型の転職サービスを提供する『ビズリーチ』に比べると、ヘッドハンター数は少なめ。
以下、『リクルートダイレクトスカウト』と『ビズリーチ』のヘッドハンター数比較表です。
リクルートダイレクトスカウト | 約300社・2,500名以上(2020年10月時点) |
ビズリーチ | 約4,600名 |
ヘッドハンターに関連する機能やサービスが物足りない
リクルートダイレクトスカウトは、ヘッドハンターに関連する機能やサービスが物足りないです。
まず挙げられるのが、以下の設定や機能がない点ですね。
- 特定のヘッドハンターに対してレジュメの公開範囲を設定できない
- 特定のヘッドハンターをブロックする機能がない
これらの機能がないため、不特定多数の人間にレジュメを見られることで身バレの不安を抱いたり、ヘッドハンターからしつこく連絡が来るのを防げなかったりします。
また、LINEにスカウト通知が届く機能はあるものの、専用のアプリがないので、公式サイトのマイページで管理しなくてはいけません。
リクルートダイレクトスカウトを上手く使う5つのコツ
リクルートダイレクトスカウトを活用して転職を成功させるコツは5つ。
- ヘッドハンターや企業がスカウトを送りたくなるレジュメの作成をする
- 複数のヘッドハンターの中から自分に合った人を選ぼう
- 足りない部分は他の転職エージェントや転職サイトで補う
- リクルートが運営する3つの転職サービスの違いを知って使い分ける
- リクルートダイレクトスカウトの強い業種・職種を理解して利用する
上記理由について詳しく解説していきます。
1.ヘッドハンターや企業がスカウトを送りたくなるレジュメの作成をする
ヘッドハンターや企業がスカウトを送りたくなる内容のレジュメを作成しましょう。
ヘッドハンティング型のサービスを提供するリクルートダイレクトスカウトは、スカウトが届かないと転職活動を進められません。
業務に活かせるキャリアやアピールポイントを詳細に書くと、より目に留まりやすくスカウトも届きやすくなりますよ。
レジュメの作成に自信がない人は、リクルートダイレクトスカウトの公式サイトに掲載されている『職務経歴サンプル一覧』を参考にしながらレジュメを作成してみてください。
職種別にくわえ、職務経歴が少ない人のサンプルも掲載されています。
2.複数のヘッドハンターの中から自分に合った人を選ぼう
リクルートダイレクトスカウトでは、あなた自らがヘッドハンターを検索、アプローチしていけます。
複数のヘッドハンターにアプローチしてみて、その中から自分に合った人を選んでいきましょう。
具体的には、気になるヘッドハンターに相談してみて「合わないな」と思ったら、新たに別のヘッドハンターを探して相談するカタチです。
ちなみに、ムリにひとりに絞り込む必要もなく、複数のヘッドハンターへの同時相談も可能です。
何人かのヘッドハンターに仕事探しを依頼することに比例して、提案を受ける数もアップする可能性も高くなるし、それぞれの良し悪しも見えてきます。
3.足りない部分は他の転職エージェントや転職サイトで補う
リクルートダイレクトスカウトを利用する中で足りない部分は、ほかの転職エージェントや、転職サイトを併用して補いましょう。
リクルートダイレクトスカウトはあくまでも転職サイトであって、転職活動のアドバイスやフォローの部分に物足りなさを感じやすいです。
キャリアカウンセリングや転職活動のフォローなどは、ヘッドハンターが見つかれば対応してくれるケースもありますが、『応募書類の添削』や『面接対策』は実施していません。
応募書類の添削や面接対策を希望する人は、ほかの転職エージェントを併用するといいでしょう。
とくに併用するのにおすすめなのがJACリクルートメント。
JACリクルートメントはキャリアコンサルティング・求人紹介・アドバイスなど、求職者へのフォローが充実しています。
4.リクルートが運営する3つの転職サービスの違いを知って使い分ける
リクルートダイレクトスカウトを運営するリクルートは、さまざまな転職サービスを提供しています。
なかでも以下の2サービスには、「リクルートダイレクトスカウトとどう違うの?」「どのサービスを利用したらいいのかわからない」といった声が挙がることも少なくありません。
『リクルートエージェント』『リクルートエグゼクティブエージェント』と、リクルートダイレクトスカウトとの違いについて紹介するので、特徴を理解した上で自分に合ったサービスを使い分けていきましょう。
『リクルートエージェント』は20代~30代向け転職エージェント
『リクルートエージェント』は、20代~30代向けの転職エージェントです。
リクルートダイレクトスカウトとの違いは、ターゲットがハイクラスか、職歴のある20代~30代かです。
リクルートエージェントにも年収1,000万円以上のハイクラス求人はありますが、求人の中心は1,000万円未満。
また、リクルートダイレクトスカウトが『スカウト型転職サイト』なのに対し、リクルートエージェントは、キャリアアドバイザーによる一貫サポートが受けられる『転職エージェントサービス』です。
『リクルートエグゼクティブエージェント』は経営層向け転職エージェント
リクルートエグゼクティブエージェントは、経営層向け転職エージェントです。
ターゲットはリクルートダイレクトスカウトと同じハイクラス層ですが、「現職取締役」「執行役員」「部門責任者」として活躍中の経営幹部に特化している点に違いがあります。
また、リクルートエグゼクティブエージェントでは、コンサルタントに相談しながらの転職活動が可能です。
5.リクルートダイレクトスカウトの強い業種・職種を理解して利用する
リクルートダイレクトスカウトの強い業種・職種を理解して利用しましょう。
年収800万円以上のハイクラス転職を目指す人に使えるリクルートダイレクトスカウトですが、業種・職種によっては求人数が大きく違います。
リクルートダイレクトスカウトの公式サイトに掲載されている求人数から、強い業種と職種を調査したところ、以下の業種・職種であることがわかりました。
(※求人調査日:2022年8月25日)
- ●業種
- ・IT/インターネット
・メーカー
・建設 - ●職種
- ・IT技術職
・建設/施工管理
・営業
業種と職種、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
リクルートダイレクトスカウトの強い業種は、次の3つです。
- IT/インターネット
- メーカー
- 建設
以下はリクルートダイレクトスカウトの公式サイトに掲載されている、業種ごとの求人の内訳をまとめたグラフです。
一番多いのは、全体の約4分の1を占める「IT/インターネット」です。
うち約半分がインターネットサービス業となっており、管理職やマネージャーといったポジションの求人や、IT技術職といった専門職の求人が多い傾向にあります。
次に、「メーカー」「建設」と続いており、ものづくりに携わる業種にも強いことがわかります。
メーカーは「機械」「電気・電子」「自動車・自動車部品」を扱う企業の求人が充実していました。
リクルートダイレクトスカウトの強い職種は、次の3つです。
- IT技術職
- 建設/施工管理
- 営業
以下はリクルートダイレクトスカウトの公式サイトに掲載されている、職種ごとの求人の内訳をまとめたグラフです。
一番多いのは全体の17.8%を占めた「IT技術職」です。
業種の求人数で最も多かったのが「IT/インターネット」だったことからも、納得の結果だと言えるのではないでしょうか。
とくに求人が充実していたのは、「プロジェクトマネージャー(WEB・オープン系)」「インフラエンジニア」「情報システム・社内SE」でした。
続いて「建設・施工管理」「営業」となりましたが、いずれの求人数に大差はなく、さらに「機械(7.5%)」「管理(6.8%)」「コンサルタント(5.2%)」の職種も一定数ありました。
「管理」「コンサルタント」の求人数が上位に入るのは、ハイクラス向け転職サイトならではですね。
リクルートダイレクトスカウトとの併用におすすめの転職エージェント・転職サイト4選
転職成功するためのコツ4つにくわえ、リクルートダイレクトスカウト以外の転職エージェント・転職サイトの併用も押さえておきたいポイントです。
複数のサービスを掛け合わせることで、求人の選択肢が増えたりリクルートダイレクトスカウトが持っていない強みを活かせたりします。
以下、リクルートダイレクトスカウトとの併用におすすめの転職エージェント・転職サイト4つを厳選ピックアップ。
- JACリクルートメント
- ビズリーチ
- ミドルの転職
- クライス&カンパニー
それぞれのおすすめな理由について解説するので、サービスを併用する際の参考にしてみてください。
サポートを受けながら転職活動するならJACリクルートメント
最適なヘッドハンターが見つかるか不安な人は、JACリクルートメントを押さえておくといいでしょう。
JACリクルートメントは、経歴や希望に合ったコンサルタントが担当として、マンツーマンで転職のサポートを行ってくれる転職エージェントだからです。
万が一リクルートダイレクトスカウトで自分に合うヘッドハンターが見つからなくても、JACリクルートメントリクルートメントを併用しておけば、転職活動は進められます。
JACリクルートメントは、オリコン満足度調査において「ハイクラス・ミドルクラス転職」で1位を4年連続(2019年〜2022年)獲得している転職エージェントです。
専門性の高いコンサルタントが多数在席しているので、転職サポートをお任せしてみるのもいいのではないでしょうか。
■JACリクルートメント公式サイト
https://jac-recruitment.jp
質の高いスカウトサービスを利用したい人はビズリーチ
質の高い求人やヘッドハンターに出会いたいという人はビズリーチも活用しましょう。
なぜなら、ビズリーチには独自の審査があり、厳選した求人やレベルの高いヘッドハンターと出会えるからですね。
もちろん求職者側にも審査があり、一部有料サービスがあるなど、すべてにおいて一定の水準をクリアしていることにこだわっているため、質の高い転職が目指せます。
また、リクルートダイレクトスカウトよりヘッドハンター数が上回っているため、より多くのスカウトを受けられる可能性も。
自身の転職市場における価値を知るために、ビズリーチを併用するのもいいのではないでしょうか。
■ビズリーチ公式サイト
https://www.bizreach.jp/
ハイクラス転職に挑戦したい30・40代にはミドルの転職
スキルや経験に不安がありつつも、ハイクラス転職に挑戦してみたい30〜40代の人は、ミドルの転職もぜひチェックしてみてください。
年収1,000万円以上の求人割合が高いリクルートダイレクトスカウトでは、30〜40代なら相応のスキルや経験が求められるため、管理職経験が浅い場合などは転職が難しいケースも。
一方、エン転職は「リーダー候補」「副部長」といったポジションの求人もリクルートダイレクトスカウトに比べると見つかりやすいので、スキルや経験に自信がない人も利用しやすいでしょう。
ハイクラスのキャリアを手に入れたい30〜40代にもおすすめです。
■ミドルの転職公式サイト
https://mid-tenshoku.com/
じっくり転職先を決めたいならクライス&カンパニー
「条件面は絶対に妥協したくない」「キャリアデザインの相談にのって欲しい」など、ハイクラス転職は慎重になりますよね。
じっくり時間をかけて転職先や今後のキャリアプランを検討したい人は、クライス&カンパニーを併用するといいでしょう。
なぜなら、クライス&カンパニーは3年後や5年後を見据えた生涯価値のアップにコミットしているからですね。
そのため、納得できる転職を実現できるまで、中長期にわたる転職サポートを受けられます。
リクルートダイレクトスカウトで相性の合うヘッドハンターを探しながらスカウトを待ち、長期的に寄り添ってくれるクライス&カンパニーは相談をメインに使ってみてはいかがでしょうか。
■クライス&カンパニー公式サイト
https://www.kandc.com/
リクルートダイレクトスカウトの登録から転職活動までの流れ
続いて、リクルートダイレクトスカウトの登録から転職までの一連の流れについてご紹介します。
入力したメールアドレス宛にメールが届くので、記載されているURLをクリックして登録を進めましょう。
基本情報・希望内容・レジュメなどを入力します。
必要事項の入力が完了すれば、スカウトメールが届くようになります。

新規登録時に登録したメールアドレスへメールが確実に届くよう、受信制限をしている人は設定を確認しておきましょう。
メールが届かないと、レジュメなどの入力に進めないので注意してくださいね。
リクルートダイレクトスカウトとビズリーチを比較
リクルートダイレクトスカウトと同じ、ハイクラス求人に特化したスカウト型転職サービスとして挙がる『ビズリーチ』。
一体、両社にはどのような違いがあるのでしょうか。
結論から言うと、『リクルートダイレクトスカウト』と『ビズリーチ』の違いは「求人数」「審査の有無」「料金」の3つ。
以下は、『リクルートダイレクトスカウト』と『ビズリーチ』の比較表です。
リクルートダイレクトスカウト | ビズリーチ | |
---|---|---|
ターゲット層 | ハイクラス | ハイクラス |
求人数 | 公開求人:71,234 | 会員への公開求人:134,957 |
会員数 | 非公開 | 151万人(2019年3月時点) |
登録時の審査 | 無し | 有り |
利用料金 | 無料 | 有料プランあり |
ヘッドハンター数 | 3,131 | 4,879 |
(調査日:2021年7月1日)
まず、公開求人数が倍近く違います。(両社とも非公開求人数は不明)
次に違うのが「審査の有無」です。
審査なしで誰でも簡単に登録できるリクルートダイレクトスカウトに対し、ビズリーチには厳正な審査があり、条件を満たさなければサービスの利用はできません。
そして1番大きい違いが、ビズリーチには『無料プラン』だけでなく『有料プラン』があることです。
『有料プラン』でしか利用できないサービスもあるため、ビズリーチをフル活用するためにはお金がかかってしまうわけですね。
「転職活動にお金をかけたくない」「転職を検討中で、とりあえず登録だけしたい」という人にはリクルートダイレクトスカウトがおすすめです。
リクルートダイレクトスカウトのよくある質問と回答
最後にリクルートダイレクトスカウトを利用する中で出てくる疑問点に対してお答えしていきます。
上記内容を順番に紹介していきます。
Q.リクルートダイレクトスカウトの『退会』はどこからできる?
A.リクルートダイレクトスカウトの退会方法は、公式サイトから簡単にできます。
公式サイトの『メニュー』を開き、『設定』を選択。
1番下にある『退会する』をクリックします。
パスワードを入力し、退会理由を入力して退会に同意すれば手続き完了です。
退会前に、『スカウトへの返信』『ヘッドハンターへの相談』『求人情報への応募依頼』などを行っている場合、退会後も連絡のくる可能性があります。
上記のアクションを行っている場合は、直接ヘッドハンターに退会した旨を連絡しましょう。
退会すると、登録済のレジュメやメッセージの履歴といった情報が破棄されます。
今後またリクルートダイレクトスカウトを利用する可能性のある人は、次に紹介する各サービスの停止手続きをおすすめします。
Q.『スカウト受信停止』の方法を知りたい
A.ヘッドハンターからのスカウトを受けたくない人は、以下のスカウト受信停止の手続きを行いましょう。
公式サイトの設定から、『ヘッドハンタースカウトサービス』『企業スカウトサービス』それぞれの利用設定で「利用しない」を選択すれば完了です。
選択後はスカウト検索の対象から外れます。
LINEのスカウト通知は、LINEトークから『トーク設定』で通知をOFFにしてください。
Q.特定のヘッドハンターからのスカウト停止はできますか?
A.特定のヘッドハンターからのスカウトを停止できるし、以下その方法となります。
WEBサイト内のヘルプから、『特定のヘッドハンターからのスカウトを停止』をクリックし、停止方法記載欄の「こちらから」のリンクより設定を行いましょう。
ただし、ヘッドハンターの所属する転職エージェントが変わった場合は、設定は引き継がれないので注意してください。
また、特定の企業に対するスカウト停止機能は、2021年7月現在ありません。
Q.『メール配信停止』の方法を知りたい
A.リクルートダイレクトスカウトからのメールを受け取りたくない人は、メール配信停止の設定を行ってください。
WEBサイト内の設定から、『メール配信設定』→『配信停止設定』を行うだけです。
停止後、お役立ち情報などの情報配信は停止されますが、会員登録完了などのメールについては停止できません。
Q.運営会社の詳細を知りたい
A.以下、リクルートダイレクトスカウトの運営会社情報となります。
会社名 | 株式会社リクルート |
---|---|
英文社名 | Recruit Co., Ltd. |
創業 |
2012年 10月1日 株式会社リクルートホールディングス設立時の分社化により設立 2018年 4月1日 株式会社リクルートに商号変更 |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
資本金 | 3億5千万円 |
代表取締役社長 | 北村吉弘 |
厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-010258 |
企業URL | https://www.recruit.co.jp/ |
【まとめ】すべての調査結果からみえたリクルートダイレクトスカウトがおすすめな方
リクルートダイレクトスカウトの評判やサービス内容、活用するためのコツなどについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
当記事の調査結果をもとに、監修者のビズヒッツ伊藤氏からリクルートダイレクトスカウトがおすすめな方のアドバイスいただいたので参考にしてみてください。

みなさまはじめまして。
株式会社ビズヒッツの代表をしている伊藤と申します。
『リクルートダイレクトスカウト』は、ヘッドハンターからのスカウトを受けながらハイクラス転職を目指したい人におすすめなサービスです。
大手や有名企業を中心に、年収800万円以上の好案件が豊富なのは、『リクルート』運営のサービスだから実現できること。
経験豊富で能力の高いハイクラス・エグゼクティブ層にピッタリのスカウトが届きますよ。
スキルや年齢などの制限なく利用は誰でも可能なので、まずは気軽に登録してみてはいかがでしょうか。
■リクルートダイレクトスカウト公式サイト
https://directscout.recruit.co.jp/
■監修者プロフィール
株式会社ビズヒッツ代表取締役 伊藤陽介
株式会社ビズヒッツの代表として、「ビズヒッツの仕事・転職・求人情報サイト」と、ビジネスの問題解決を考えるメディア「Biz Hits」の運営責任者。メディア運営の中で得た知見を元に業務効率化やリモートワークマネジメントのコンサルティングなども行っている。