おすすめの転職エージェント9選!選び方のコツや活用法も解説
転職活動を効率的に進めるには、転職エージェントを上手に活用するのがおすすめです。
しかし転職エージェント数はたくさんあるため、どこに登録すればいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
当記事では、おすすめの転職エージェント9社を厳選ピックアップ。
あわせて、転職エージェントの選び方のコツ・利用する際の流れ・上手な活用方法についても解説しています。
おすすめの転職エージェント9選
さっそくですが、おすすめの転職エージェントを9社紹介します。
上記それぞれの転職エージェントの特徴について詳しく紹介していきます。
まず登録しておきたいのはリクルートエージェント
まず登録しておきたい転職エージェントは、リクルートエージェントです。
なぜならリクルートエージェントは、公開求人は約20万件、非公開求人にいたっては約26万件以上(2022年6月12日時点)と求人数が多いからですね。
他の転職エージェントと比較してもダントツの多さですよ。
さまざまなジャンルの求人が集まっているので、異業種や異職種への転職を検討している人にも向いてます。
個人差はあるもののアドバイザーの質が高く、交渉力や提案力に長けているため、転職活動のフォローを任せやすいのもメリットです。
転職エージェントの利用を考えたら、まずリクルートエージェントには登録しておきましょう。
求人をたくさん提案してもらいたいならdodaエージェント
求人をたくさん提案してもらいたい方には、dodaエージェントをおすすめします。
なぜならdodaエージェントはリクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る転職エージェントだからです。
多数ある求人の中から条件に合う求人を紹介してもらいやすいので、「とにかくたくさんの案件を見たい」「情報収集したい」という方におすすめします。
一方で、首都圏に比べると地方求人はやや少ないのがデメリットです。
会員向けの「転職セミナー」や「転職イベント」をはじめ、「年収診断」「キャリアタイプ診断」など各種診断コンテンツも充実しているので、ぜひ登録してサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
丁寧な対応が魅力のマイナビエージェント
丁寧な対応を望むなら、マイナビエージェントへの登録をおすすめします。
なぜならマイナビエージェントのアドバイザーは「希望や転職の悩みに対して親身に話を聞いてくれる」と評判だからですね。
「グイグイたくさんの求人を押し付けてくるようなアドバイザー」が苦手な方にもおすすめできます。
求人数はリクルートエージェントなどに比べると見劣りしますが、「提案に無駄がない」「提案数が多すぎなくて比較しやすい」という見方もできます
20~30代から支持されている転職エージェントでもあるので、第二新卒や初めて転職する人はぜひ登録しておきましょう。
手厚いサポートが人気のパソナキャリア
手厚いサポートを求めるならパソナキャリアがおすすめです。
なぜならパソナキャリアは利用者に寄り添うカウンセリングに力を入れており、利用者からの満足度が高いからですね。
リクルートエージェントやdodaと比べると求人案件数はやや見劣りしますが、取引実績社数は28,000社以上と実績は十分あります。
総合人材企業として長年多くの企業と強いコネクションを築き上げてきたパソナキャリアには、「企業の内情に詳しい」「非公開求人や独占求人が多い」という特徴も。
女性の転職支援に特化したチームもあるので、「女性管理職として活躍したい」「家庭との両立を希望している」といった女性ならではの転職の悩みを抱えている方はぜひ登録しておきましょう。
ハイクラス転職ならJACリクルートメント
ハイクラス転職を目指すなら、JACリクルートメントがおすすめです。
なぜならJACリクルートメントは、外資系企業や大手国内企業の管理職級以上の求人を多く扱っているからですね。
管理職級以上の求人情報は非公開求人になることが多いので、JACリクルートメントに登録することで希望条件に合う求人に多く触れられるでしょう。
各業界・職種に精通したアドバイザーが総勢約800名も在籍しているため、希望に応じた専門性の高いアドバイザーからのフォローが受けられるのも魅力です。
外資・海外・国内大手企業へのハイクラス転職なら、まずはJACリクルートメントへの登録を検討しましょう。
既卒・第二新卒へのおすすめはUZUZ
既卒・第二新卒の方におすすめなのは、UZUZ(ウズキャリ)です。
UZUZは職務経験が浅い若手向けの「ポテンシャル重視求人」を多く扱っているからですね。
またUZUZのアドバイザーは元既卒・第二新卒など自らも就職・転職に悩んだ経験をもつ人ばかりで、既卒・第二新卒の人たちに寄り添ったアドバイスとともに転職を支援してくれます。
UZUZのサポート受けて転職した人たちの、入社半年後の定着率は96.8%(2021年現在)と、マッチング力の高さも特徴です。
適職に就きたい人や、希望に合った転職を成功させたい人は、UZUZに登録してみてはいかがでしょうか。
スピーディーに転職したい若手は就職SHOP
「スピーディーに転職したい」と考えている若手・第二新卒の方には、就職SHOPもおすすめです。
就職SHOPで求人を紹介してもらうと、書類選考なしで面接に進めるからですね。
書類選考の待ち時間がないことに加え、アドバイザーが適性に合った仕事を紹介してくれるので、転職活動をスピーディーかつ効率的に進められます。
扱っている求人は「未経験歓迎」ばかりなので、職歴のないフリーターや、異業種・異職種に挑戦したい人にも向いています。
「書類選考が苦手な方」「早く転職したい方」は就職SHOPの利用を検討してみましょう。
IT・WEB業界に転職したいならレバテックキャリア
IT・WEB業界での転職なら、レバテックキャリアへの登録がおすすめです。
レバテックキャリアはIT業界特化型の転職エージェントで、プログラマーやシステムエンジニアの求人が豊富だからですね。
エンジニア特化で15年以上という実績があるため、アドバイザーの業界知識が豊富なのもメリットです。
また「高年収のITエンジニア求人」「未経験OKのIT求人」など保有している求人条件も幅広く、年収アップを目指したい人から、異職種からの転職希望者まで利用できます。
とくに首都圏・大都市圏にあるベンチャー企業の求人が多いので、該当エリアのIT企業への転職を考えてる方はぜひ登録してみましょう。
首都圏のIT系求人ならtype転職エージェント
首都圏のIT系求人を探すなら、type転職エージェントにも登録しておきましょう。
type転職エージェントはIT系求人以外も扱う総合型転職エージェントですが、とくに首都圏のIT求人に強みをもっているからですね。
ベンチャー企業の求人もありますが、上場企業や老舗・中小企業の求人も豊富です。
またIT業界に精通した経験豊富なアドバイザーが多数在籍しており、長期的なキャリアを見据えたアドバイスがしてもらえるなど、キャリアプランに不安や迷いを抱いている人にも心強いです。
「ベンチャーはレバテックキャリアで探し、大手・中小企業はtype転職エージェントで探す」という使い方もできるでしょう。
高年収の求人を探すなら「スカウト型の転職サイト」ビズリーチもあり
高収入の求人を探したいなら、「スカウト型の転職サイト」のビズリーチもおすすめです。
ビズリーチでは求人案件全体の3割以上が「年収1,000万円以上の求人」だからですね。
ビズリーチ自体は転職エージェントではありません。
しかしビズリーチに登録すると外部の転職エージェントからスカウトが届くため、転職支援を受けることも可能となります。
つまりビズリーチに登録しておけば、いくつもの転職エージェントとコンタクトがとれ、高収入求人に触れるチャンスが増えるわけです。
また、届いたスカウトを比較検討できるため、より条件のいい企業や転職エージェントを選べます。
年収や職務経歴が一定以上でないと登録できませんが、ハイクラス転職を目指している方はぜひ登録しておきましょう。
転職エージェントの選び方のコツ
転職エージェントの選び方のコツを4つ紹介します。
- 異なるタイプの転職エージェントに登録する
- アドバイザーとの相性を見極める
- 求人件数の多さをチェックする
- サポートの内容・手厚さをチェックする
上記理由について順に解説していきますね。
異なるタイプの転職エージェントに登録する
転職エージェントには、複数業界・全国エリアの求人を扱う総合型エージェントと、ある「業界」「職種」「年齢層」「エリア」に特化した求人を扱う特化型エージェントの2タイプがあります。
タイプ | 主なエージェント | 特徴 |
---|---|---|
総合型 |
・リクルートエージェント ・doda ・マイナビエージェント ・パソナキャリア ・エンエージェント |
・求人数が多い ・さまざまな業界の求人を紹介してもらえる ・希望業界の事情に精通しているとは限らない |
特化型 |
・JACリクルートメント(ハイクラス) ・ビズリーチ(ハイクラス) ・enミドルの転職(ハイクラス) ・UZUZ(20代・第二新卒) ・就職SHOP(20代・第二新卒) ・ハタラクティブ(20代・第二新卒) ・レバテックキャリア(IT) ・type転職エージェント(IT) ・ワークポート(IT) ・KOTORA(金融) ・クリーデンス(アパレル) ・ロバート・ウォルターズ(外資系企業) ・マイケル・ペイジ(外資系企業) |
・希望業界の求人を紹介してもらいやすい ・特化している業界・職種などの知識が豊富 ・求人数が少ない |
ひとつめのコツは、異なるタイプの転職エージェントに登録しておくことです。
タイプの違う転職エージェントに登録しておくと、それぞれのメリット・得意分野を生かしたサポートが受けられるからですね。
例えば『総合型エージェント』であれば幅広く求人を探せるので、「自分では思いつかなかったが、実は適性がある業界・職種」が見つかるかもしれません。
反対に『特化型エージェント』は、希望にピッタリの求人をピンポイントで探せます。
具体例をあげると、若手・第二新卒の支援に特化した転職エージェントの場合、「職務経験が浅くても応募できる求人」「未経験でもチャレンジできる求人」が豊富です。
若手向けの書類添削・面接指導などのサポートも充実していると期待できます。
さまざまな角度からサポートを受けるために、総合型と特化型のどちらにも登録しておきましょう。
アドバイザーとの相性を見極める
相性の良いアドバイザーを見極めるのも重要です。
評判のよい転職エージェントでも、担当アドバイザーの能力や相性によっては満足できる転職活動にならない可能性もあるからですね。
「どこの転職エージェントに登録するか」よりも、「どんなアドバイザーに担当してもらうか」のほうが重要だという意見もあるほどです。
複数の転職エージェントに登録してそれぞれのアドバイザーと面談すれば、自身に合ったアドバイザーを見つけやすくなります。
良いアドバイザーの見極め方は以下のとおりです。
- 親身に相談に乗ってくれる
- 中立的な立場でアドバイスをくれる
- 希望業界・職種についての知識が豊富
- 希望に合う求人を提案してくれる
反対に以下のようなアドバイザーは避けたほうがいいでしょう。
- 希望に合わない求人を強引に薦める
- 応募者側の都合を考えず連絡してくる
- 質問への回答が具体的ではない
転職活動の良きパートナーとなるアドバイザーを見つけるためには、複数の転職エージェントで面談を受けてみるのが近道。
具体的には総合型エージェントに最低でも2社以上、特化型エージェントに1社以上登録しておくのがおすすめです。
求人件数の多さをチェックする
登録する転職エージェントを選ぶ場合には、求人件数も重要なポイントとなります。
募集中の仕事の数が多いほど、希望条件に合う案件が見つかる可能性は高まります。
公開されている求人数のほか、それぞれのエージェントでしか扱っていない「独占求人」や、一般公開されていない「非公開求人」の数にも注目しましょう。
サポートの内容・手厚さをチェックする
転職エージェントが提供しているサービスの内容も重要な比較ポイントです。
各サービスそれぞれで注力しているサポート内容に違いがあるからですね。
例えば「若年層向けの応募書類添削・面接対策」に力を入れているエージェントもあれば、「管理職向けのキャリアコンサルティング」に強いエージェントもあります。
あなたが希望しているサービスの充実しているエージェントを選びましょう。
転職エージェントを利用する際の一連の流れ
転職エージェントを利用する場合の流れを紹介します。
- 転職エージェントに登録
- アドバイザーとの面談
- アドバイザーからの求人提案
- 求人に応募
- 選考
- 入社日の調整
上記内容について順に解説していきますね。
1.転職エージェントに登録する
まずは転職エージェントに登録する必要があります。
転職エージェントは登録制で、利用前に「プロフィール」「職歴」「転職の希望条件」などをエージェントに知らせる必要があるからですね。
各転職エージェントの公式サイトから、オンラインで登録可能です。
複数の転職エージェントに登録する場合でも「職務経歴」の内容は変わりませんので、テキスト等で保存しておくことをおすすめします。
登録時の入力内容をもとにアドバイザーとの面談が行われます。
情報量が多いほどアドバイザーが応募者の個性を掴みやすくなり、転職への熱意も伝わりますので、漏れのないように正確に入力しましょう。
2.アドバイザーと面談を行う
登録後には担当してくれるアドバイザーとの面談が行われます。
申し込み時に入力した内容を深掘りし、「キャリア・強みの棚卸し」「転職目的や希望条件の明確化」を行うためです。
また転職エージェントが提供しているサービスについての説明も行われます。
最近ではオンライン面談を実施しているエージェントも多いですね。
オンラインでも対面でも、アドバイザーと相談してアドバイスを受けながら考えることで、転職活動の方向性が固まってくるでしょう。
また「転職を希望する業種・職種」「転職市場の動向」についての情報提供も行われます。
所要時間の目安は1時間~1時間半ほどです。
面談ではアドバイザーがヒアリングを行うかたちになりますが、疑問点・申し込み情報に書ききれなかった希望などがあればしっかりと伝えておきましょう。
面談を受ける前に疑問点や伝えておきたい内容をメモにまとめておくと、効率的に面談が進みます。
3.アドバイザーから求人の提案を受ける
面談後、アドバイザーから求人が提案されます。
提案数は希望内容や利用しているエージェントにより異なりますが、希望条件のハードルがそれほど高くなければ30社程度紹介してもらえることも珍しくありません。
一方で希望条件とエージェントが保有している求人にミスマッチがあれば、提案数が極端に少なかったり、利用自体を断られたりする可能性もあります。
提案された求人すべてに応募する必要はありませんが、提案された求人に対しては、「応募する」「しない」について1週間程度をめどに返答していきましょう。
4.転職エージェントを通じて求人に応募する
提案された求人の中に魅力的な案件が見つかった場合、転職エージェントを通じて応募手続きをします。
転職エージェントを通じて応募する場合には、応募者自身が作成した応募書類にアドバイザーからの推薦状が添付されます。
エージェントからの推薦状があると、書類選考通過の可能性がアップするので可能な場合はもらっておきましょう。
また企業への応募の前に、履歴書や職務経歴書の添削ができる転職エージェントも。
「職歴があまりない」「異業種・異職種への転職」など、応募書類の書き方に不安な点がある場合は、ぜひ添削を受けましょう。
なお複数エージェントを通じて同じ企業に応募するのはNGなので注意してください。
5.転職エージェントを介して選考が進む
応募後は転職エージェントを介して選考が進みます。
「選考結果の連絡」「面接日程の調整」などが転職エージェントを通じて行われるためです。
落選してしまった場合などは、追加で求人提案が受けられます。
なお書類選考通過後に面接の練習をしてくれるアドバイザーもいます。
「面接が苦手」「うまく話せるか不安」「どんなことを聞かれるのだろう」と不安な方は、転職エージェントが実施する模擬面接のサービスを利用してみましょう。
6.入社日の調整を行う
選考の結果内定が出たら、転職エージェントを通じて入社日の調整をしていきます。
働きながらの転職活動だと退職日の調整が難しいケースも多いため、アドバイザーが入社日を調整してくれるのはありがたいといえるでしょう。
現在働いている職場から慰留された場合に、退職についての交渉方法をアドバイスしてくれる転職エージェントもあります。
内定を得たあとも入社に向けたサポートを受けられるので、転職初日に向けて不安のある方は、転職エージェントにアドバイスをお願いしてみてはいかがでしょうか。
転職エージェントの上手な活用法
「転職エージェントに登録して求人を紹介してもらえば絶対に成功する」というわけではありません。
効率的に転職するために、活用方法のコツを掴んでおきましょう。
転職エージェントの上手な活用法は以下のとおりです。
- 経歴や希望は正直に伝える
- アドバイザーとこまめにやりとりする
- アドバイザーの言いなりにならない
- 企業に直接聞きにくいことをエージェントに質問する
- 積極的に書類添削・面接練習を受ける
- 日程調整を任せる
上記理由について順番に解説していきます。
経歴や希望を正直に伝える
「経歴や希望を正直に伝える」のは転職エージェント利用時の鉄則です。
実際とは違う職務経歴や希望条件を伝えてしまうと、以下のようなデメリットがあるからですね。
- アドバイザーとの信頼関係を損ねる
- ニーズに合った求人提案を受けられない
- 入社後トラブルになる可能性がある
たとえば職務経歴やスキルに関してウソをつくと、入社後のトラブルへとつながったり転職先で同僚についていけずに肩身の狭い思いをしかねません。
また「すぐに転職したいのか」「急いでおらず、いい求人があれば転職したいのか」など、転職についてのスタンスについても正直に伝えておきましょう。
「今すぐ転職したいといったほうが、優先的にサポートしてもらえるのではないか」と考える人もいるかもしれませんが、トラブルに発展しかねないのでおすすめできません。
確かに売上だけを考えているアドバイザーであれば、直近で企業からの報酬につながる「今すぐ転職したい人」を優先するかもしれません。
しかし優秀なアドバイザーであれば、「今すぐ転職するつもりがない人」にもきちんと対応してくれます。
それに転職するつもりはないのに急募の求人ばかり紹介されても、応募できませんよね。
実際に転職エージェントに登録する人の中には、「今すぐ転職するつもりはなく、まずは自分の市場価値(適正年収)を知りたい」という人も多くいます。
必要なサポートを受けるためには、ウソをついたり自分をよく見せようと話を大げさにしたりしないようにしましょう。
アドバイザーとこまめにやりとりする
アドバイザーとこまめにやりとりするのもポイントです。
「面接後の報告」や「求人提案に対するレスポンス」が早いと、アドバイザーに「転職に対する意欲が高い」という印象を与えられるからです。
「転職への意欲が高い人」「前向きな人」については、アドバイザーも求人提案や企業への売り込みがしやすくなります。
つまり熱意が高く採用確率の高い人は、優先的にサポートしてもらえる可能性があるのです。
一方でレスポンスが遅いと、他の候補者に遅れをとってしまう可能性があります。
アドバイザーからの連絡に対しては、丁寧な態度で速いレスポンスを心がけましょう。
アドバイザーの言いなりにならない
アドバイザーに言われるがままに応募していると、転職活動の軸がずれてしまう可能性も出てきます。
親身で優秀なアドバイザーであっても、「アドバイザーが提案する求人のすべてが希望にピッタリ」というケースは少ないでしょう。
自分の希望と違う求人を薦められた場合は、「応募しない理由」をきちんと説明したうえで断ってください。
優秀なアドバイザーであれば、応募者からのフィードバックをもとに次回はより精度の高い求人を提案してくれるはずです。
理由を伝えて断ったのに同じような求人ばかり提案される場合は、「アドバイザーを変更する」「別の転職エージェントを利用する」ことも視野に入れていきましょう。
プロからのアドバイスを素直に受け止める態度は大切ですが、希望とはまるで違う求人に無理して応募する必要はありません。
また紹介された求人に応募する場合でも、アドバイザーからの情報だけをもとに準備するではなく、自分でも応募先企業について調べておきましょう。
転職支援のプロの意見であったとしても、最終的な判断を下すのは応募者本人だと心がけておく必要があります。
企業に直接聞きにくいことをエージェントに質問する
企業側に直接聞きにくいことをエージェントに質問してみるのも、転職エージェントの上手な活用法のひとつです。
転職エージェントからさり気なく聞きだしてもらうことで、応募者の印象は悪くなりにくいからですね。
たとえば、「残業の頻度や福利厚生」「年収交渉できる可能性」は直接企業に質問しにくい方も多いのではないでしょうか。
転職エージェントも応募者に転職を成功させてほしいと思っているので、できる範囲内であれば対応してもらえます。
自分で質問するのに抵抗感ある質問や相談内容ほど、むしろアドバイザーに頼っていきましょう。
積極的に書類添削・面接練習を受ける
転職エージェントに登録したら、書類添削や面接練習を積極的に受けてみましょう。
「紹介先企業の選考・面接の傾向」「面接官の人となり」などを把握しているため、応募書類や面接についての的確なアドバイスをくれるからです。
また多くの転職サポート実績があるので、「不採用になりやすい応募書類や受け答え」の傾向もわかっているはずです。
書類の添削や面接練習を受ければ、選考の通過率も高まるでしょう。
また採用面接を受けたあとの「企業側からのフィードバック」を教えてもらえれば、次の面接に活かせます。
せっかく転職エージェントに登録したのに、提供されているサービスを活用しないのはもったいないですよね。
「無料なのにガツガツ使っていいのかな」などと思わず、スムーズな転職活動のために利用できるサービスは積極的に利用していきましょう。
転職活動の日程調整を任せる
転職エージェント経験者の多くが「利用してよかった」と思えるポイントのひとつっとして、「日程調整してもらえること」が挙げられます。
複数企業に同時応募していると、自分では転職活動のスケジュールを管理しきれなくなるケースも少なくありません。
内定を得た後、入社の返事をするまでの期間を調整してくれる場合もあります。
ただし複数の転職エージェントを利用している場合、各エージェント間の調整は自分で行う必要があるので注意しましょう。
まとめ
「おすすめの転職エージェント」「転職エージェントを選ぶコツ」「おすすめの活用方法」についてお伝えしました。
まず転職エージェントには複数登録して、相性の良いアドバイザーを探しましょう。
どの転職エージェントに登録するかより、担当のアドバイザーが誰になるかのほうが重要だからです。
最低でも「求人数が多い総合型エージェント」に2~3社、「自分の属性や目指す業界に合った特化型エージェント」に1~3社は登録しておくことをおすすめします。
そして転職エージェントに登録したら、面談などを通してアドバイザーとの信頼関係を築きましょう。
正直に相談し、使えるサービスは使い、こまめに連絡しておけば、転職への熱意をアピールすることにもなります。
この記事が転職活動に悩む方にとって、良きパートナーを見つけ、転職活動を成功させるきっかけになれば幸いです。
当記事の監修者
株式会社ビズヒッツ代表取締役 伊藤陽介
株式会社ビズヒッツの代表として、「ビズヒッツの仕事・転職・求人情報サイト」と、ビジネスの問題解決を考えるメディア「Biz Hits」の運営責任者。メディア運営の中で得た知見を元に業務効率化やリモートワークマネジメントのコンサルティングなども行っている。プロフィールの詳細はこちら