JACリクルートメントの評判とメリット・デメリットから見た活用のコツ
『JACリクルートメント』を利用して転職活動を検討している人のなかには、サービス内容や評判が気になる人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、JACリクルートメントは、以下の人に便利な転職エージェントです。
- キャリアアップを目指すミドル層
- 外資系企業や海外で働きたい人
- 専門性の高いコンサルタントに相談しながら転職活動したい人
当記事では、実際にJACリクルートメントを利用した人の評判やメリット・デメリットなど徹底調査しています。
JACリクルートメントの「良い評判」と「悪い評判」の口コミ調査
JACリクルートメントを利用したことのある38人に、「JACリクルートメントを利用して良かった点と悪かった点」についてアンケート調査を実施し、口コミを集計しました。
その結果をもとに、JACリクルートメントの「良い評判」と「悪い評判」を紹介していきます。
JACリクルートメントの良い評判
まずは、JACリクルートメントの良い評判を紹介します。
- コンサルタントの対応が良い(16人)
- 求人の質が高い(12人)
- 希望に合った求人がある(5人)
以下、実際の口コミとあわせて解説していきます。
コンサルタントの対応が良い(16人)
JACリクルートメントの良い評判で1番多かったのは、38人中16人が回答した「コンサルタントの対応が良い」です。
常にサービス品質ナンバーワンを目指しているJACリクルートメントなので、対応の良さに評判が集まったのは納得の結果といえます。
対応の良さでとくに多く挙がったのが、以下の3つです。
- 丁寧かつ親身なヒアリング
- 応募書類や面接対策のサポート
- 的確なアドバイス
これまでの経歴や希望についてしっかり耳を傾け、転職活動に関する的確にアドバイスをしてくれるというわけですね。
また、転職活動に欠かせない、履歴書・職務経歴書の作成や面接対策のサポートなども万全のようです。
- コンサルタントの質が高く、面接対策など実用的なアドバイスがもらえたのが良かったです。(30代 男性)
- ここまでコンサルタントの質が高いエージェントは他にないでしょう。しっかりとした過去の質問例など、実用的なノウハウ持っていて、的確にアドバイスをしてくださいます。最後の最後まで親身になって相談に乗ってくれました。(30代 男性)
- こちらの近況をしっかり把握した上で、この時期くらいからなら転職を検討するとか、現職の会社の傾向を考え、案件提案してくれるところが良いです。(40代 女性)
求人の質が高い(12人)
JACリクルートメントの良い評判で2番目に多かったのは、38人中12人が回答した「求人の質が高い」です。
30代~50代のミドル層をターゲットとしたJACリクルートメントは、「課長・マネージャークラス」や「部長・役員クラス」といったハイキャリアの求人が中心となっています。
また、技術職や専門職の求人も多数扱っており、求人の検索条件は、最低でも年収500万円以上から。年収1,000万円以上の求人も2,500件前後ありますよ。
さらに、大手企業や外資系企業をはじめとした優良企業の求人も豊富に扱っており、求人の質が高いという評判が集中しました。
質の高い求人が揃っていることで、「給料のアップを目指せる」「憧れの企業の求人に遭遇した」という口コミもありましたよ。
- ハイレベルの求人に特化しており、転職を通してキャリアアップできるのがいい。(30代 男性)
- 一般的なエージェントに比べてハイクオリティな求人を紹介してくれる点が良かった。(20代 男性)
- ハイキャリア向けと謳っているだけあって、高年収の求人や大手企業が多かったです。(20代 女性)
希望に合った求人がある(5人)
JACリクルートメントの良い評判で3番目に多かったのは、38人中5人が回答した「希望に合った求人がある」です。
幅広い業種や職種の求人を扱っているJACリクルートメントでは、面談で丁寧にカウンセリングを行うため、希望に沿った求人を紹介してもらいやすいです。
そのため、自分で希望の求人を見つけられるだけでなく、希望の求人を紹介してもらえ、スムーズに転職活動がすすめられるわけですね。
口コミによると、JACリクルートメントのおすすめ求人の紹介は、転職エージェントにありがちな自動的に送られるものではなく、希望に合った紹介があるようです。
- 自分の求めている種類の仕事がたくさん存在した。(20代 男性)
- 他社のように、ランダムな求人を送り付けてくるのではなく、希望に沿った仕事を紹介してくれた点が良かった。(20代 女性)
- 希望条件にマッチした求人が多く見つかり、充実した転職活動が行えて良かったです。(40代 男性)
JACリクルートメントの悪い評判
次にJACリクルートメントの悪い評判を紹介します。
- スキルや経験が必要でハードルも高い(9人)
- 求人数が少ない(8人)
- 希望以外の求人紹介が行われる(5人)
実際の回答とあわせて理由について紹介します。
スキルや経験が必要でハードルも高い(9人)
JACリクルートメントの悪い評判で1番多かったのが、38人中9人が回答した「スキルや経験が必要でハードルも高い」です。
JACリクルートメントは管理職・専門職・技術職などに特化した、ハイキャリア向けの転職エージェント。
そのため、求められるレベルも高く、スキルや経験などがなければ紹介は難しいわけですね。
実際に利用した人の口コミでも、「条件が合わずに応募すらできなかった」「スキルを満たしておらず紹介してもらえなかった」という内容が複数ありました。
スキルや経験に自信のない人は、応募や紹介に進むまでにも時間がかかり、転職活動がスムーズにすすめられない可能性もあります。
- 「ハイキャリア向けの求人が多く、登録当初はなかなか応募ができませんでした。(30代 女性)」
- 「求人によっては高いレベルを求められることも多いので、紹介してもらえない場合がある。(30代 男性)」
- 「それなりのキャリアがないと案件をなかなか紹介してくれません。よってこちら側でかなり自己研鑽をしないといけません。逆に言うとそれぐらい質の高い案件が多いと言えます。生半可な状態では利用できないですね。(30代 男性)」
求人数が少ない(8人)
JACリクルートメントの悪い評判で2番目に多かったのが、38人中8人が回答した「求人数が少ない」です。
デメリットでも紹介したとおり、JACリクルートメントは他の大手転職エージェントに比べると求人数は少なめ。
理由は、ターゲットをハイクラスに絞っているからですね。
また、求人数の少なさだけでなく、取り扱っている業種や職種についても物足りなさを感じている人も一定数いました。
- 求人数が少しものたりなかった。(40代 男性)
- IT業界に就職したい方には向いていないと思いました。IT向けの求人はありますが数はそれほど多くないです。なのでIT業界への転職がしたいなら他のサイトで探すことをお勧めします。(30代 男性)
- 他のエージェントに比べると求人数が少なく、業種や職種の幅も物足りなく感じました。(20代 女性)
希望以外の求人紹介が行われる(5人)
JACリクルートメントの悪い評判で3番目に多かったのが、38人中5人が回答した「希望以外の求人紹介が行われる」です。
「希望に合った求人がある」という良い評判がある一方で、希望以外の求人紹介が行われるという悪い評判も同数集まる結果に。
希望の求人紹介だけでなく、企業の採用ニーズの動向や、中長期的なキャリア形成も視野に入れた求人紹介を行っているJACリクルートメント。
そのため、必ずしも希望条件の求人紹介が行われるわけではないようです。
また、押しつけのような紹介や、希望に合わない求人ばかり紹介されたという、転職に結びつかない求人紹介に不満を抱く口コミもありました。
- 必ずしも本人の希望に合った求人を出してきてくれる訳ではなく、自分の担当企業の求人をゴリ押ししてきているだけの印象を受けたことがある。(30代 男性)
- 自身に合ってない会社ばかりを紹介された。(30代 男性)
- 希望職種はあまり聞き入れてくれなかったのが残念でした。(20代 男性)

JACリクルートメントがおすすめなのは、頼れるコンサルタントから、質の高い求人を紹介してもらいたい人です。
口コミでも、「実用的なアドバイスがもらえる」「親身に相談にのってくれる」といった、コンサルタントを評価する声が多くを占めました。
また、ハイクラス向けの高年収求人が多いのも、ミドル人材やマネジメント層から支持されている理由です。
管理職経験や専門性のない人にはハードルの高い転職エージェントですが、スキルや経験に自信があり、質の高いコンサルタントと求人を希望する人には使う価値があるので、ぜひ活用してくださいね。
■JACリクルートメント公式サイト
https://www.jac-recruitment.jp/
JACリクルートメントのサービス内容の調査から見えた6つのメリット
JACリクルートメントのサービス内容を調べていく中で見えてきたメリットは6つあります。
- 30代~50代で管理職・専門職の転職におすすめ
- 外資系企業や海外進出企業への転職もできる
- 各業界・職種に特化した専門性の高いコンサルを受けられる
- 転職に関する悩みや業界動向を相談しやすい環境が用意されている
- お問い合わせに対して原則24時間以内に返答してくれる
- Web面談と対面面談を選べる
上記それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
30代~50代で管理職・専門職の転職におすすめ
JACリクルートメントは、30代~50代の管理職・専門職で転職したい方におすすめです。
JACリクルートメントのユーザー層が30代~50代の「課長・マネージャークラス」「部長・役員クラス」「技術職・専門職」だからですね。
公式サイト上でも『30~50代で後悔しない転職を』と掲げており、2017年転職決定者の実績を見てみると、年齢は30代~50代が大半を占めています。
また、扱っている求人を見てみると、エンジニア・営業職・管理部門・業界スペシャリストの求人数が多いです。
JACリクルートメントの求人数が多い職種上位5つは以下のとおり。
順位 | 職種 | 求人数 | 比率 |
---|---|---|---|
1位 | 技術系 | 3,588件 | 31.3% |
2位 | IT | 2,169件 | 18.9% |
3位 | 営業 | 1,895件 | 16.5% |
4位 | 経営・事業企画 | 946件 | 8.2% |
5位 | メディカル・バイオ | 865件 | 7.5% |
(調査日: 2021年8月5日 ※公開求人数11,461件)
外資系企業や海外進出企業への転職もできる
JACリクルートメントは、外資系企業や海外進出企業への転職も可能となっています。
JACリクルートメントは、1975年英国で創業した世界各国に11拠点をもつ東証一部上場企業。
- シンガポール
- マレーシア
- インドネシア
- タイ
- 中国
- 香港特別行政区
- 韓国
- ベトナム
- インド
- 英国
- ドイツ
各国のJACリクルートメントで情報交換を蜜に行っているため、海外駐在員や現地企業への転職支援が可能なわけですね。
以下のように希望の働き方によって、担当する支社が異なります。
- 海外駐在
- 現地企業
日本企業へ入社し海外勤務。日本のJACリクルートメント本社が転職支援。
各国現地企業へ入社し、現地へ勤務。海外のJACリクルートメント支社が転職支援。
外資担当のコンサルタントも在籍しており、「英文履歴書」「英文レジュメ」の書き方アドバイスや、英語面接のコツなどのフォローも万全ですよ。
現地企業の求人はもちろんのこと、国内大手企業の海外支社の求人なども数多く扱ってて、資本区分から「外資系企業」を検索できたり、自身の語学力から求人検索も可能。
以下の国・エリアから、希望する勤務地にチェックを入れて求人検索もできますよ。
アジア全域において、日系人材紹介会社としては最大級の実績をあげています。
各業界・職種に特化した専門性の高いコンサルを受けられる
JACリクルートメントでは、各業界・職種別に専門性の高いコンサルを受けることが出来ます。
各業界・職種に特化した約1,200名(2018年8月末時点)のコンサルタントが所属しているからですね。
以下、コンサルタントが担当している業界や職種一覧となります。
- 管理部門(経理・人事・法務)
- 金融業界
- メーカー(電気・機械・化学)
- 自動車・自動車部品業界
- エネルギー・インフラ・プラント業界
- ファッション・アパレル・スポーツ業界
- メディカル(医療)業界
- IT(通信・ソフトウェア・SI・コンサルティング)
- Webサービス・ゲーム業界
- 消費財(コンシューマー)業界
- 流通・外食業界
- 食品・飲料業界
- 営業(セールス)
- サービス・物流・商社
- 不動産・建設業界
- コンサルティング
- 外資系
コンサルタントは、各業種・職種ごとの転職市場の動向を常にアップデートして、公式サイト上でレポートとして公開しています。
また、求人紹介を行うコンサルタントは、企業に直接訪問しているため、企業の風土・文化・事業戦略までも把握。
リアルかつタイムリーな情報を得ながら、転職活動が行えるのは心強いですね。
専門分野が多岐にわたる仕事を希望する場合、各職種に強みを持った複数のコンサルタントが面談を行ってくれます。
転職に関する悩みや業界動向を相談しやすい環境が用意されている
JACリクルートメントは、転職に関する悩みや業界動向などの不明点なども相談しやすい環境ができています。
会員登録後のキャリア面談にくわえ、相談会やセミナーを定期的に実施しているからですね。
それぞれのサービス詳細は以下のとおり。
個別で相談できる「キャリア面談」
所要時間は60分~90分、個室にて個別で相談できます。
- 転職活動の進め方
- 転職活動状況の共有
- キャリアの棚卸し
- 転職市場の状況説明
- 求人紹介など
『キャリア棚卸しシート』を使用して、転職目的の明確化や強みの発見、キャリアプランの構築などを行います。
「これから先どうしたいのか?」が明確でない方は受けておきたいサービスと言えるでしょう。
キャリアプランに関する相談ができる「キャリアプラン相談」
キャリアプランに関する不安や悩みが出ても、登録後いつでもコンサルタントに相談できます。
業界の動向、心境の変化などによるキャリアプランの見直しが必要になった場合などに利用可能ですが、JACリクルートメントの転職サポート登録者対象のサービスとなります。
豊富なサポート経験をもとに適切なアドバイスを提供してもらえますよ。
全国各地で実施している「相談会・セミナー」
東京を中心に全国各地で実施。
「経理・財務」「技術者」など職種に特化した相談会から、「保険業界」「金融業界」など特定の業界の相談会、「年代」「エリア」などターゲットを絞った相談会・セミナーが実施されています。
「転職を検討している」「転職に迷いがある」といった人も対象なので、気軽に相談できますよ。
『レジュメ添削』『求人紹介』『模擬面接』などの実践的なサポートから、キャリアプランの相談、業界トレンドや保有資格・スキルの市場価値といった情報提供まで充実の内容です。
相談会・セミナーの詳細については、公式サイトの「相談会・セミナー情報」から確認してくださいね。
お問い合わせに対して原則24時間以内に返答してくれる
JACリクルートメントは、原則24時間以内に返答してくれるため「なかなか連絡が来なくて不安」といったこともありません。
「Speed, Sincerity and Attitude」というサービスポリシーを掲げており、常にスピードをもって誠意ある真摯な姿勢を重視した、サービス提供を行っています。
Web面談と対面面談を選べる
リモートによるWeb面談も多い中、対面による面談を選ぶこともできます。
対面による面談を重視している理由は以下の3つ。
- 相互理解
- 信頼を深められる
- 可能性を少しでも多く引き出せる
JACリクルートメントのサービス内容の調査から見えた3つのデメリット
JACリクルートメントのサービス内容を調べていく中で見えてきたデメリットは3つあります。
- 大手転職エージェントに比べて求人数が限られる
- スキルや経験のない人は求人紹介してもらえない場合もある
- 求人が都市部に集中しているため地方の転職には向かない
上記それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
大手転職エージェントに比べて求人数が限られる
JACリクルートメントはミドル層の管理職や専門職に特化した転職エージェントです。
どうしても『総合型転職エージェント』より求人数は限られてしまいます。
以下、大手転職エージェントの求人数を比較してみたところ、一番求人数が多いリクルートエージェントの1割弱と、最も少ない結果となりました。
転職エージェント | 求人数(件) |
---|---|
リクルートエージェント | 公開求人:124,279 非公開求人:189,948 |
dodaのエージェントサービス | 公開求人:94,589 |
パソナキャリア | 公開求人:36,064 |
JACリクルートメント | 公開求人:11,489 |
(調査日:2021年8月5日)
スキルや経験のない人は求人紹介してもらえない場合もある
JACリクルートメントは年齢制限なく誰でも登録可能ですが、スキルや実務経験を要しない場合、求人紹介してもらえないケースも出てきます。
JACリクルートメントのユーザー層が「課長・マネージャークラス」「部長・役員クラス」「技術職・専門職」なこともあって、紹介できる求人案件がない場合もあるからです。
上記内容に比例して、JACリクルートメントは、同職種や同業界での経験を必要とする求人も多くなっています。
求人が都市部に集中しているため地方の転職には向かない
JACリクルートメントは、求人が都市部に集中しているため地方の転職に向いてません。
JACリクルートメントの求人の半数以上が東京で、次いで大阪・神奈川・愛知などの都市部の求人が多くなっています。
一方、地方の求人は非常に少なく、例えば青森は68件、鳥取は57件など全求人の1%にも満たない数です。(2021年8月6日時点)
地方はもともと求人が少なく、管理職や専門職となるとさらに求人数が限られてきます。
ただ、JACリクルートメントの拠点がある地域は、約300件~500件の求人案件が出ているので、希望条件を満たした転職先が見つかる可能性も見込めます。
以下、国内拠点があるエリアの求人数です。
拠点 | 求人数 |
---|---|
東京本社 | 6,656件 |
北関東支店(さいたま) | 453件 |
横浜支店 | 1,329件 |
名古屋支店 | 934件 |
静岡支店 | 435件 |
大阪支店 | 1,607件 |
京都支店 | 284件 |
神戸支店 | 507件 |
中国支店(広島) | 336件 |
(調査日:2021年8月6日)
上記に入っていない地域を希望する場合は、他の転職エージェントを選んだほうが効率良いと言えます。
JACリクルートメントを活用して転職成功するためのコツ3つ
JACリクルートメントを活用して転職を成功させるコツは3つ。
- 他の転職エージェントや転職サイトを併用してJACにリクルートメントの弱みをカバーする
- JACリクルートメントの基準に合っているか確認した上で登録する
- コンサルタントを信頼して積極的に転職活動へ取り組む
上記それぞれの理由について詳しく解説していきます。
1.他の転職エージェントや転職サイトを併用してJACにリクルートメントの弱みをカバーする
大手の転職エージェントに比べると求人数が多いとは言えないJACリクルートメント。
JACリクルートメント1本に絞らず、他の転職エージェントや転職サイトも併用することで、弱みを補っていきましょう。
ここでポイントなのが、他の転職エージェントを利用する際は、コンサルタントと情報共有をすることです。
他の転職エージェントや転職サイトで応募している案件や、転職活動の状況にあわせて、コンサルタントが効率的な選考スケジュールを組んでくれるからですね。
2.JACリクルートメントの基準に合っているか確認した上で登録する
JACリクルートメントの基準に合っているか確認した上で登録しましょう。
登録だけしても面談に進めなければ、コンサルタントの転職支援を受けられず、時間の無駄になってしまうからですね。
JACリクルートメントで取り扱っている求人内容と、自身のスキルや経験がマッチしているか確認してみてください。
自分の能力に合う求人がない場合、スキルや経験を積んでから登録しても遅くありません。
3.コンサルタントを信頼して積極的に転職活動へ取り組む
無事に転職支援サービスを受けられるようになったら、コンサルタントを信頼して、積極的に転職活動へ取り組んでいきましょう。
コンサルタント1人で多数の優秀な転職希望者を担当しているため、「優先度が高い人材」と認識してもらうことが大切だからです。
基本的にはコンサルタントにもノルマがあるため、以下の転職希望者がいれば『今すぐ転職したい』という人を優先しがちです。
- 「転職時期は半年後ぐらい」
- 「いい企業が見つかれば今すぐにでも転職したい」
しかし上記の条件を満たしていても、アドバイスを受け入れない人や、紹介した求人を断り続ける人は、求人紹介が後回しになったりストップしてしまうことになりかねません。
コンサルタントのアドバイスを素直に聞くことは当然として、不快にさせる態度や行動は避けるように気をつける必要があります。
JACリクルートメントの強い業種・職種を理解して利用する
JACリクルートメントの強い業種・職種を理解して利用しましょう。
管理職や専門職の転職支援に強い転職エージェントであるJACリクルートメントですが、業種・職種によって求人数が大きく違います。
JACリクルートメントの公式サイトに掲載されている求人数から、強い業種と職種を調査したところ、以下の業界・職種であることがわかりました。
(※求人調査日:2022年8月18日)
- ●業種
- ・EMC
・メディカル/バイオ
・IT/通信
・建設/不動産 - ●職種
- ・技術系
・IT
・営業
業種と職種、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
JACリクルートメントの強い業種は、次の4つです。
- EMC
- メディカル/バイオ
- IT/通信
- 建設/不動産
以下はJACリクルートメントの公式サイトに掲載されている業種ごとの求人の内訳をまとめたグラフです。
一番多いのは、「EMC」で全求人の半数近くを占めています。
EMCの中でもJACリクルートメントでは、「電気・電機」「機械・装置」「自動車・部品」「化学」といった業界の求人が多い傾向に。
次に大差はありますが、「メディカル・バイオ」「IT・通信」「建設・不動産」が続いており、専門職の転職に強いJACリクルートメントらしい業種の求人が目立ちました。
JACリクルートメントの強い職種は、次の3つです。
- 技術系
- IT
- 営業
以下はJACリクルートメントの公式サイトに掲載されている職種ごとの求人の内訳をまとめたグラフです。
一番多いのは全求人の約4分の1を占めている「技術系」の職種です。
業種とともに、専門性の高い仕事に強みがあるとわかります。
次に多かったのも専門性の高い「IT職」で、各種SEやエンジニアの求人が多数を占めていました。
また、プロジェクトマネージャーといった管理職ポジションの求人が多いのも、JACリクルートメントならではと言えそうです。
海外営業や金融、マネージャーポジションの「営業職」も充実しています。
JACリクルートメントとの併用におすすめの転職エージェント・転職サイト5選
転職成功するためのコツ3つにくわえ、JACリクルートメント以外の転職エージェント・転職サイトの併用も押さえておきたいポイントです。
複数のサービスを掛け合わせることで、求人の選択肢が増えたりJACリクルートメントが持っていない強みを活かせたりします。
以下、JACリクルートメントと併用するのにおすすめの転職エージェント・転職サイト5つを厳選ピックアップ。
- リクルートダイレクトスカウト
- パソナキャリア
- エンワールド
- ミドルの転職
- ランスタッド
それぞれのおすすめな理由について解説するので、サービスを併用する際の参考にしてみてください。
積極的に転職活動を行いたいならリクルートダイレクトスカウト
転職のサポートを受けながら、自分でもヘッドハンターや求人を積極的に探したいという人は、リクルートダイレクトスカウトを併用するといいでしょう。
リクルートダイレクトスカウトは、スカウト型転職サイトのため、JACリクルートメントとは違った転職活動が行えます。
レジュメを見たヘッドハンターからスカウトを受け取れるだけでなく、気になるヘッドハンターへ自らコンタクトが取れたり、求人検索機能を使って募集中の求人をチェックすることが可能です。
ハイクラス転職サイトではトップクラスの保有求人数を誇っているので、JACリクルートメントでは紹介してもらえない求人にも出会えるでしょう。
■リクルートダイレクトスカウト公式サイト
https://directscout.recruit.co.jp/
大手や有名企業へ転職したい人はパソナキャリア
大手や有名企業へのハイクラス転職を希望している人はパソナキャリアを押さえておくといいでしょう。
なぜなら、人材サービスの先駆者であるパソナキャリアには、豊富な実績と厚い信頼があるため、大手や有名企業の表に出ない非公開求人が多く集まります。
取引企業数が28,000社以上あるので、憧れの企業を紹介してもらえる可能性も高いですよ。
また、独占求人も一定数保有しており、JACリクルートメントでは見つからない求人にも出会えます。
さらに年収アップ率が67.1%と、年収交渉に強いのもパソナキャリアのおすすめポイントです。
転職先はもちろん条件面も重視したい人は、ぜひパソナキャリアをチェックしてみてください。
■パソナキャリアの公式サイト
https://www.pasonacareer.jp/
グローバル・外資系企業に挑戦したいならエンワールド
グローバル企業や外資系企業の管理職ポジションを目指したい人は、エンワールドも併せて活用しておくといいでしょう。
エンワールドでは、転職希望者の入社後の活躍と長期的なキャリア構築を重視しており、1年間の「入社後活躍サポート」を実施しています。
そのため、外資系企業での勤務が初めてで不安な人にも心強く、思いきって転職に挑戦できるのではないでしょうか。
キャリアプランの相談や転職市場の情報収集はJACリクルートメントを活用し、求人への応募はエンワールドを使うといった、併用ならではの使い方もおすすめです。
■エンワールドの公式サイト
https://www.enworld.com/
ハイクラスのキャリアを目指しているならミドルの転職
これからハイクラスのキャリアを積みたいと考えている人は、ミドルの転職もチェックしてみてください。
経験重視のハイクラス転職に特化したJACリクルートメントには、レベルの高い求職者が集まるため、スキルや経験が浅い状態でキャリアアップ転職を目指すのは時間がかかる可能性も。
「将来の管理職候補」などの求人が比較的多いミドルの転職を併用しておけば、あなたのスキルと希望に合ったポジションへの転職時期が早まるでしょう。
「JACリクルートメントはレベルが高く、なかなか案件を紹介してもらえない」という人にもおすすめです。
■ミドルの転職公式サイト
https://mid-tenshoku.com/
外資系企業を希望する人はランスタッド
外資系企業へのハイクラス転職を目指したい人はランスタッドも併せて活用しましょう。
なぜなら、ランスタッド自体がオランダに本社を置く外資系の総合人材サービス企業で、世界に39の拠点をもっており、海外企業とのパイプが太いからですね。
年収800万円以上の求人が8割を占めるなど、求人の質が高いのも特徴で、30代〜50代と幅広い年代のハイクラス転職を得意としています。
JACリクルートメントも外資系企業に強いので、どちらも併用することで、希望条件に合った転職先が見つかりやすくなるでしょう。
また、日本全国に拠点があり、地方のハイクラス求人も取り扱っているので、地方在住者のハイクラス転職にもおすすめです。
■ランスタッド公式サイト
https://www.randstad.co.jp/tenshoku/
JACリクルートメントの登録から転職までの流れ
続いて、JACリクルートメントの登録から転職までの一連の流れについて紹介します。
JACリクルートメントの登録は、公式サイトの「新規登録」から無料で簡単にできます。
登録方法から転職の流れまでを詳しく紹介します。
登録完了後、数日以内に『マイぺージ』のパスワード設定依頼メールが届きます。
メール内のURLをクリックし、パスワードを設定すると『マイページ』にログインできるようになります。

JACリクルートメントへ登録する際、たくさんの情報を入力する必要があるため、新規登録は時間のある時がおすすめです。
必要事項を入力後、1週間ほど待っても担当者より連絡がこない場合、混雑しているか、紹介できる求人のない可能性が考えられます。
連絡が遅い場合は、公式サイトに記載されている問い合わせ先に連絡するといいでしょう。
もし求人紹介が難しいと言われた場合は、他の転職エージェントを検討してみてくださいね。
JACリクルートメント登録時の疑問と回答
JACリクルートメントに登録したいけど、上記のような疑問点があるという人のために、Q&A形式でお答えします。
ぜひ登録時の参考にしてくださいね。
Q.20代でもJACリクルートメントを利用できる?
A.JACリクルートメントは年齢制限を設けていないので、20代でも利用できます。
公式サイト上にも、「年齢に関わらず登録できる」旨の記載があります。
30代以上の転職決定者の数が圧倒的ではあるものの、「25歳未満」「25~29歳」の転職決定者も存在しています。
ただし、登録はできても、経験やスキルによっては求人紹介が難しい場合もあります。
くわえて、他の年代に比べると転職決定者が少ないことも理解しておきましょう。
Q.第二新卒の利用は厳しい?
A.残念ながらJACリクルートメントは、第二新卒の利用は厳しいです。
経験・スキルを重視しているJACリクルートメントのターゲットは、ミドル層やハイキャリア層のため、第二新卒は条件に満たないからですね。
もちろん、すでに重要なポジションを任されていてマネジメント経験のある人や、特定の技術や専門性を有しているスペシャリストであれば、可能性はゼロではありません。
実際に、JACリクルートメントの転職決定者のなかには「25歳未満」も存在しています。
ただ、これから経験を積もうとしている一般的な第二新卒では、JACリクルートメントでの転職活動は厳しいと言えるでしょう。
Q.英語力に自信がなくても大丈夫?
A.JACリクルートメントには、英語力不問の求人が全体の約6割を占めているため問題ありません。
英語力が必須というわけではありませんが、英語力が求められる求人もあります。
たとえば、外資系企業では職種に関係なく英語力を求められますし、「営業職」「購買職」「経理職」といった海外企業と接点のある職種も必要となる場合があります。
求められる英語のレベルは、読み書きレベルからネイティブレベルまでさまざまです。
英語に不安がある人は、コンサルタントに相談するといいでしょう。
Q.JACリクルートメントの退会方法を知りたい
A.JACリクルートメントの退会方法は3つです。
1.担当コンサルタントに直接連絡する
担当コンサルタントに電話やメールで直接連絡をとり、退会したい旨を伝えてください。
2.お問い合わせフォームから連絡する
お問い合わせフォームから連絡する手順は以下のとおりです。
- 公式サイト内の「お問い合わせ」をクリック。
- 「お問い合わせはこちら」をクリック。
- 退会したい旨を記載し送信する。
ただし『Outlook』『Outlook Express』以外のメーラー利用時は、下記アドレス宛へメール を送信してください。
※ (at) は @ に置き換えて下さい。
※土日祝のメールは、翌営業日対応となります。
3.お問い合わせ番号への連絡
お問い合わせの連絡先となる下記番号に電話して、退会したい旨を伝えましょう。
Q.JACリクルートメントのサービスの停止方法を知りたい
A.JACリクルートメントのサービス停止方法は2つあります。
1.担当コンサルタントに直接連絡する
担当コンサルタントに直接連絡をとって、サービス停止を依頼しましょう。
依頼する際、理由を伝えておくと、転職活動を再開するときスムーズですよ。
2.指定メールアドレス宛にメール送信
「担当コンサルタントに直接伝えづらい」「日中連絡できない」という人は、メールで連絡する方法もあります。
以下のメールアドレスに下記内容を記載した、メールを送信してください。
本文:1氏名 2生年月日 3ご登録時の電話番号 4理由(転職先の決定など)
※ (at) は @ に置き換えて下さい。
※対応完了には2-3日程度かかります。
Q.運営企業の情報を知りたい
A.以下、JACリクルートメントの会社情報となります。
会社名 | 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント |
---|---|
本社所在地 | 東京都千代田区神田神保町1-105番地 神保町三井ビルディング14階 |
設立 | 1988年3月7日 |
資本金 | 6億7,226万円 |
事業内容 |
人材紹介事業 厚生労働大臣許可番号 (人材紹介事業) 13-ユ-010227 |
加盟団体 |
一般社団法人 日本経済団体連合会 一般社団法人 日本人材紹介事業協会 ほか |
子会社 |
株式会社 JAC International 株式会社シー・シー・コンサルティング JAC Recruitment International Ltd 株式会社バンテージポイント |
企業URL | https://corp.jac-recruitment.jp/ |

Q&Aを確認してもわからない部分や、その他の質問がある場合は、公式サイトから問い合わせ窓口に確認しましょう。
問い合わせたものの、解決しなかったり不安を感じた場合は、ほかの転職エージェントの利用も視野に含めてみてはいかがでしょうか。
【まとめ】すべての調査結果からみえたJACリクルートメントがおすすめな方
JACリクルートメントの評判やサービス内容、活用するためのコツなどについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
当記事の調査結果をもとに、監修者であるビズヒッツの伊藤氏からJACリクルートメントがおすすめな方のアドバイスいただいたので参考にしてみてください。

みなさまはじめまして。
株式会社ビズヒッツの代表をしている伊藤と申します。
このたび監修者として、当記事の口コミやサービス内容をチェックさせていただきました。
調査結果から言えることとしては、JACリクルートメントはシンプルにハイクラス転職に強く、コネクションを多く持つ会社なので、ポジションと待遇が良い仕事を求めている方におすすめです。
「25歳で執行役員という立場でベンチャーに勤めていた方に対して、100人~300人規模の会社の事業部長などをポンと提案してもらえました」といった口コミからも、キャリアアップに向いている転職エージェントといえるでしょう。
他にも「コンサル自身がハイクラスな職業を経験したことにより親密性が高く、現場に精通している人が多くて頼りになる」といった意見からも、ハイクラス転職を考えるうえで押さえておきたい一社といえます。
JACリクルートメント利用時の注意点としては、現職のポジションや待遇が微妙な状態の場合、キャリアアップ系のお仕事は一切ありません。
そのため自身の強みがある程度明確化された状態でエージェント登録することをおすすめします。
もし現在までキャリアや実績に自信を持てない場合は、純粋に求人数が多い『マイナビエージェント』や『doda』といった総合型の転職エージェントを選んでいきましょう。
■監修者プロフィール
株式会社ビズヒッツ代表取締役 伊藤陽介
株式会社ビズヒッツの代表として、「ビズヒッツの仕事・転職・求人情報サイト」と、ビジネスの問題解決を考えるメディア「Biz Hits」の運営責任者。メディア運営の中で得た知見を元に業務効率化やリモートワークマネジメントのコンサルティングなども行っている。